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毒家族たちとの付き合い方

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有り難し有り難し 36

20年以上前ですが、両親が離婚しました。
両親は結婚当初からずっと、お互いを軽蔑しあっていたし、母は父との夫婦生活が耐えられないという理由で離婚しました。
私も兄も、その騒動に巻き込まれ、新婚だった私は、とても子供をつくるどころではなく、不眠症を患い、兄はその後、統合失調症を患いました。
私はほどなくして子供ができ、10歳になりました。両親は、孫ができたことを知っているのに、孫にお年玉、お小遣いをやるでもなく、おじいちゃんおばあちゃんらしいことをなにひとつしません。
子供たちである私や兄をこのような病気にしておいて(私も不眠症から統合失調症になりました)孫に小遣いもやらず、親らしいこともせず、私や兄の嫌がる塾へ無理矢理行かせ、私がいじめに遭って自殺を考えていたときも、助けてくれず、お前が悪いと決めつけ、泣いて嫌がる私を引きずって学校へ連れていき、私も兄も、本当にやりたいことはなにひとつやらせてもらえないまま学生時代を終えました。
やりたくないことをやらせ、やりたいことはやらせず、孫がいても知らん顔、子供たちが精神を患うほど傷ついても、その傷に目を向けず、ただ自分たちが生き延びることにだけは貪欲で、母は兄に縋って生き、父は独り暮らしです。
兄もひどかったです。いつも私から小遣いをまきあげ、同じ中学だったのに、私が殴られているのを目撃しても知らん顔、こういう家族を持ってしまった我が身をたまに呪い、病気の相乗効果もあって、落ちるときは日がな一日、床に伏せて、起き上がれず、食事もできない日もあります。
そんな私の唯一の楽しみであり生き甲斐、仕事は絵です。絵でお金をもらっています。母がいつか「あんた、まだ描いてたの?」と露骨に嫌な顔をしました。あの時の顔を一生忘れません。絵は私の誇り、生き甲斐であり、アイデンティティです。
私はその絵で、栄誉ある賞をもらったこともありますし、お金も稼いでいます。それを傷つけた母も許せず、行きたかった絵の専門学校にも行かせてもらえず、何より死を考えるいじめに遭ったときも助けてくれなかった家族を恨み憎んでいます。
こういう毒家族でも、介護してやり、葬式を出し、涙を流さなくてはならないでしょうか?
ご回答お待ちしております。

2024年6月13日 17:45

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

邪魔される必要はありません。不必要な存在は、手放しましょう。

親同士が軽蔑し合い、そんな姿を見せられ、甘えることも温もりを感じることもできず。そんな親を持った子どもは、不幸でしかないですよね。
あんな親じゃなかったらよかった。もっと別の家庭に生まれてきたかった。あなたがどれだけ耐えて踏ん張ってこられたのかと思うと、悔しくて憎くて堪らないですよね。

深く傷つけ、子や孫を愛することもできない。そんな人たちを、親だなんて思うことはないですよ。
親は自分の老後を、孤独に生きていかれたらいいのです。病気や死が近づけば、寂しく不安で、恐怖の中、迷われたらいいのです。親は親で後悔しつつ、自分たちで支えを見つけていかれたらいいのですから。  

もう親に縛られる必要はありません。お子さんにも、そんな悪影響な祖父母を会わせることはない。

あなたの誇り、生き甲斐は、あなたがしっかり手にされたもの。もう親に邪魔される必要はありません。不必要な存在は、手放しましょう。

2024年6月13日 23:06
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有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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親を憐れむ 親子思想を憐れむ

親というものは親というだけで子供に対して自分の方が優位だとか優れているとか勘違いして、自分の価値観を押し付けたり、その価値観が必ずしもわが子を確実に幸せにしているわけでもないのに、これが正しいとか誤解・勘違いしたままゴリ押しする悲しい習性をもっています。
これは人類でずっと繰り返してきた哀しい習性といいましょうか、親子というよりも本人のわがまま・エゴイズムの濃度の濃さからくるものといえます。こどもの為を思ってとか言う割に実は自分のためにやってる親は多いからです。人は親でも子でも自分のわがままちゃん、エゴ、わたくし意識が強い人はいくつになってもイタイ人です。
こどもにいい子になれと要求する大人は、じゃぁ、自分はどうなのか?といえば、とんでもない大人、子供に嫌な思いをさせている「イタイ親」になっていることにま・る・で・気づかないケースも多くあります。
60,70,80超えてもそれが消えないということは死ぬまで変わらないということ。ですから諦めて、距離をとって、教育のちがい、育ちのちがい、主義思想のちがいと存在のちがいと見定めて、そっとしておいてあげることも大事です。
わが子に哀しい思いをさせていることに気づけない可哀そうで残念な大人になってしまっていること自体哀しい。だからこそ、親とか子供という考えや家というものは思想の一種だと思いましょう。
そもそも親と子供という関係をよく考えてみましょう。
こどもや親の子ではあるものの、一族や先祖からのDNAなので、必ずしも父親そっくり、母親そっくりという訳でもない。仏教の天上天下唯我独尊という教えはアナタという存在は全宇宙にたった一人の存在、誰とも比較ができない、たとえ親子であっても親は親で単独でこどもはこどもで親とは違う完全に独立・分離した別々の自由な存在なのだ、という意味でもあるのです。
よって、あなたがあなたの親から独立する意識をしっかり持てばよいのです。
そして、お互い只の人間として親子という条件付けをもたずに尊重して接するだけ。隣に住んでるキャラの濃いおばちゃんという風に接すればいいのです。だって、変わらないのですから。嫌なことを言ってくるのも、あなたに対して言っているのではないのです。単に自分が思ったことをそのまま口にしているだけ。本人の独り言。人は単純な生き物です。親子とということばを離れて自由になりましょう。

2024年6月15日 9:13
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有り難し
おきもち

拝読させて頂きました。
あなたが今までご両親からもひどいことをされて大変辛い思いをなさっていらしたことを読ませて頂きました。あなたはご両親やお兄様を強くうらみ憎んでおられるのですね。詳細なあなたやご両親やお兄様のことはわからないですけれども、あなたのそのお気持ちを心より受け止めさせて頂きます。
読ませて頂きあなたがおっしゃる通りご両親は毒親かと思います。ご自分達の我欲を押し付け強制してきたことはあなたを深く傷つける罪悪ですからね。あなたが怒りうらみ憎しみの気持ちが消えないのももっともかと思います。あなたにとっては悪縁ですから速やかに悪縁を切ることです。
あなたには今本当に大切な方がいらっしゃるのですし、あなたにとって大切なことややりがいのあることがあるのです。その様な悪縁や罪悪を切り捨ててあなたの望む生きる道や生き方を選択なさって下さいね。
ですからご両親の介護やお葬式もなさらなくても宜しいのではないでしょうか。
あなたのご両親への怒りうらみ憎しみがあるならばしっかりと離れることが望ましいと思います。
もし少しでもご供養しようという気持ちが芽生えてきたら心から手を合わせて安らかになります様にご供養なされば宜しいかと思います。

あなたが悪縁や悪業を離れて大切な方と心から健やかに充実して毎日を生きることできます様に、皆さんとお互いを思いやり幸せに生きることできます様に切にお祈りさせて頂きます。至心合掌

2024年6月14日 13:20
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

お三方、コメントありがとうございました。
仰る通り、血の繋がった他人と割り切り、存在も無かったものと考えることにします。
娘も会わせず、わびしく悲しく惨めに亡くなってくれたら、思いきり笑ってやります。

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