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お金目当てで結婚された私。結婚相手を間違えました。

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25歳で元主人と結婚し、二人の子どもをもうけました。
とても誠実で、真面目な元主人を尊敬していました。
ですが、その姿も私の見る目が無かったのか、結婚10年目に浮気されました。
二人の子供のためにも離婚したくない私が、浮気を許す事を見込んで、その私の思いの上にあぐらをかいて、嘘に嘘を重ねて何度も私を騙し、謝る振りをして浮気を繰り返しました。
私の実家に財産があることも元主人は見込んでいて、私との離婚は望んでいませんでした。
私との結婚生活で財産を得ながら、他の女性と不倫をしたかったのです。
ある日「私と結婚したのは財産があるからだったの?」と聞いたことがあります。答えは
「そうだったのかもしれない。」と。吐き気がしました。

その後耐え切れず離婚しました。
元主人は最後まで離婚したくないと。
それでもまだ、陰では不倫を続けながら。最悪でした。
 
今は子供と、両親にも助けられながら幸せに穏やかに過ごしています。
元主人は離婚を期に不倫相手にも捨てられ、職も失い、日々をどうやって過ごしているのか、養育費もなく音信不通です。

それでも子どもには彼の悪口を一言も言わずに育てているので、会いたがっていて辛いです。

結婚する前、若い医師の彼とおつきあいしていました。
研修医でとても忙しく、すれ違いも多く、私を大切にしてくれていたのに寂しさに負けて、元主人との出会いから別れてしまいました。

ふと一人になると、あの時、あの彼と一緒にいたならば私はこんな思いをすることはなかったのではと、人生の選択を悔やんでしまう自分がいます。

当時研修医の彼が立派になり、ご活躍されている便りを聞けば、職も失い音信不通になっている元主人との差に愕然とし、空しくなります。

だけど正直、子どもたちに会えた事が私の何よりの幸せであり、そう考えてしまう事が申し訳なく涙が出ます。

子どもたちがいい人生を歩めるように、私の人生は子どもたちのためにあると考えています。もう恋愛も、再婚もしません。

なのに、研修医の彼を選ばなかった事を後悔して涙してしまう自分が居て辛いのです。そんな事を考えてしまうなんて、子供たちに申し訳ないのです。

どこにも持っていき場のない、誰にも言えない思いをどのようにして生きていけば良いのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの本当の苦しみはあなたにしかわからない。

ふうかさん

おはようございます。
人生にはどうしようもないことがありますね。
あなたの本当の苦しみはあなたにしかわからない。

けれども、僧侶として一言声をかけさせていただくとすればこのようなことです。

元主人と離婚して、二人のお子様を育てていらっしゃる。これが現在の貴方様の日常です。
ここから目を離すわけにはいきません。

どうしても、人間は過去を振り返ってしまうことがあります。
「もし〜だったら。」お気持ちはわかります。

「覆水盆に返らず。」
という言葉ありますよね、こぼれてしまった、こぼしてしまった水は元に戻らない。

僕たちの人生は、失敗することの方が多い気がします。ただ、その失敗の次にどう、一歩踏み出すか、行動していくかで、その失敗を糧にして生きていくことができます。

予想もしなかった失敗だったかもしれません、けれども、失敗の後の学習次第では、自分の想定していた幸せとは違ったカタチの幸せが訪れるかもしれません。

母と子で(もちろん周りには一番理解してくれるご親族もいらっしゃると思いますが。)みんなで自分たちが善いと思う方向に向かっていって貰いたい、と思います。

世の中は、不公平で理不尽なことだらけです。
しかし、そんなことをいつまでも嘆いているうちに、人生は終わってしまいます。
一瞬一瞬の選択を、後悔のないものに生きていくこと。
それこそが、まだ誰も見ない未来を作っていくのではないでしょうか。

悶々とするお気持ちはわかります。
けれども、どこかで、ピシッと一線引いて、直ぐに目の前の現実と向き合うことを忘れないでください。

#脚下照顧 #莫妄想 #日々是好日

自分に与えられた、日々の命、子供の命と向き合って、最良の日々を過ごされますよう、hasunohaよりお祈り申し上げます。合掌

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質問者からのお礼

ご回答いただきまして、ありがとうございます。
いくら悔やんでも、望んでも過去に戻れないのはわかっているはずなのに、つい後ろを振り返ってしまう。
でも、今の自分、これからの自分を大切に、より良い方向へ向かって行きたいと思います。

教えていただいた禅語を、私なりに調べてみました。
大変ありがたいお言葉でした。
足元をしっかりと見て、子供たちの事を大切に、歩んで行こうと思います。
ありがとうございました。

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