新婚なのに辛い回答受付中
先月籍を入れたと同時に旦那と一緒に暮らし始めました。一緒に暮らしてみると合わない部分が多く、本当にこの人と結婚してよかったのかと悩むことが増え、眠れない日が続き、毎日泣いて過ごすようになってしまいました。
昨年まで別の人と婚約しており、その人と同棲をしておりましたが、その時は生活上のストレスはここまでではありませんでした。それゆえに、「旦那と私は合わないのではないか、焦って結婚してしまったのでは」と考えてしまいます。
具体的には、私が旦那のことを待つ時間がとにかく多いということがストレスです。私はやらなければならないことを片付けてからスマホを見たり、趣味の時間に入る性格。旦那は一旦今やりたいことをやる性格のため、見ていてイライラします。旦那の担当のゴミ捨ても洗い物も洗濯物も何も終わっていないのにずっとスマホを見ていて、寝るのが一時過ぎになることも多いです。
また、食事の時間もYouTubeを2人で見るのですが、話しかけても反応がないのもしんどいです。
スマホ、YouTubeなど私との生活以外のコンテンツに夢中になっており、私との生活を後回しにされているように感じるのです。ふたりでいるのに、ひとりでいるように感じて、とてもつらいです。
旦那にそれを話してみましたが、その時は謝って改善すると言ってくれたものの、彼の性格なのかなおる見込みがありません。
彼にも彼の大事な趣味の時間が必要なのはわかっています。ただ、一緒にいるのにまるで1人でいるように振る舞われることにストレスの限界を感じています。
仕事のストレスもかさなり、毎日、何のために生きているのかわからなくなりそうで怖いです。
私はどうすれば良いのでしょうか。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ご相談くださり、ありがとうございます。
あなたの言葉から、日々の生活の中で感じられる孤独や苦しみが、まるで重たい雨雲のように心を覆っていることが伝わってきました。
まずお伝えしたいのは、あなたが感じているつらさは、決して弱さではないということ。むしろ、そこには「よりよく生きたい」「本当の意味でふたりでいたい」という、願いが込められています。
どうか、「こんな自分じゃダメだ」と責めるのではなく、「今の自分だからこそ、気づけたことがある」と、少しでも肯定してあげてください。
あなたの心の中には「ふたりで共に生きていきたい」という願いがあります。けれど、ご主人がスマホや動画に夢中になっている姿を見ると、「わたしより、そちらの方が大切なんだろうか」と感じてしまう。その寂しさは、想像以上に心をすり減らすものです。
現代の生活は、スマホによって豊かさを得る一方で、大切な人との“今ここ”のつながりを断ち切ってしまうこともあります。
そんなあなたに2つ程提案があります。
1つ目は、スマホを使わない“ふたりだけの時間”を設けてみてください。たとえば、夜の30分だけ、スマホを置いて一緒にお茶を飲む食事中はスマホやYouTubeをオフにして、会話を味わう週に1回でも「スマホ断ちデート」を試してみる。こうした「意図してつながる時間」は、少しずつ関係の空気を変えてくれます。ご主人にとっても、あなたの優しさや本音に気づく時間になるかもしれません。
2つ目は、自分を満たす時間を作る事です。仏教では「自灯明(じとうみょう)」といって、自分の心に灯火をともす大切さが説かれます。相手を変えることができないとき、自分の心の整え方を見つけることが、再び歩き出す力になります。
朝の散歩で空を見上げる、自分の感情をノートに書き出す、信頼できる人と話す、
カウンセリングを受ける、等あなたに合う方法を試してみてください。
最後に、あなたに仏教の言葉を届けさせてください。
「暗きに迷えば、明かりを求むるがごとし(暗闇の中を迷っているときこそ、人は光を探そうとする)」
あなたがこの苦しみを見つめ、問い、こうして言葉にしてくださったこと自体が、すでに“光を探し始めている”証です。どうか、今日という日を、なんとか乗り越えてください。そして、「いまここ」にいる自分自身を、見失わないでください。
家庭が居心地の良い空間になるように。2人のルール決めていこう
それは寂しいですよね。まだ新婚なのにね。
夫さんも、いつもの暮らしが抜けないんじゃないかしら。互いに、暮らしてきたリズムやルーティンがありますから、ついつい今までの癖も出てしまうと思います。
例えば、食事中のYouTube。YouTubeだけでなく、テレビを見ながらの食事なども、食べるより見ることに意識が向けられますから、その中で一緒に会話をすることは、当然減ってしまいますよね。食事中こそ、YouTubeは控えて、2人の時間を大切にしていただきたいわ。
また、やらなきゃいけないことより、今やりたいことを優先してしまうのも、夫さんの性格かしらね。夫さんから見れば、後でやるんだから今急かさなくてもいいでしょ、という具合なのでしょう。
確かに、あなたのペースから見ると、イライラしちゃいますし、夫とは合わない!と思ってしまいますが。それぞれのペースがありますから、押し付けずに、頼んだことは任せてみましょう。
家庭が居心地の良い空間になるように。食事の時だけは、2人の時間を持ちましょう。寝る前には、2人で話をしましょう。挨拶や返事は相手の顔を見てしましょう。こんなふうに、2人のルールも、無理なくゆっくり決めていきませんか。
結婚生活で孤独を感じるときに
ご結婚と同時の同居で、生活のすれ違いや孤独感に押しつぶされそうになっているとのこと。深い不安と涙の日々、本当につらいお気持ちが伝わってきました。
・すれ違いの正体
旦那様が「やりたいことを優先し、生活のことを後回しにする」のは性格の傾向です。あなたは「やるべきことを済ませてから安心して楽しむ」タイプ。両者が真逆だからこそ、衝突しやすいのです。ここに「誰が正しいか」ではなく、「違いがある」という事実をまず見つめてみてください。
・孤独感の根っこ
食事のときにYouTubeに夢中で会話がかみ合わない。家事も任せたのに放置される。――これは「大切にされていない」と感じてしまう大きな原因です。実は「彼が趣味を持つこと」よりも「自分との時間を軽んじられている」と感じることが苦しいのです。この孤独感を「私はあなたともっと心を通わせたい」という願いとして言葉にできると、ただの不満ではなく、思いが伝わりやすくなります。
・話し合いの工夫
「やってくれないからつらい」ではなく
「一緒にご飯を食べる時間は、私にとって大切なひとときだから、スマホを置いて向き合ってくれると安心する」
と、自分の気持ちを主語にして伝えることが大切です。これは心理学でも“アイ・メッセージ”と呼ばれる伝え方です。
・あなたの心を守るために
一人の時間を意識的に持つ:旦那様と合わない時間を「私の趣味・休養の時間」と捉え、主体的に過ごす。
共通の習慣を一つだけ作る:例えば「寝る前5分はスマホを置いて話す」など、小さな約束から始める。
信頼できる人に話す:孤独や涙を抱え込むと心がすり減ります。友人でも専門機関でも、気持ちを言葉にできる場を持つことが安心につながります。
・結びに
「本当に結婚してよかったのか」と思うのは、愛情がないからではなく「もっと大切にされたい」という願いが強いからです。今の苦しみを正直に見つめつつ、相手に“責める言葉”ではなく“自分の願い”として伝えること。そこから夫婦としての歩み寄りが始まります。
合掌