こんばんは。いかがお過ごしですか。文章読ませていただきました。

「悩み相談を今までにしたことがないので相談のしかたがわからない。相談して解決するものではない。」と書かれておりました。解決を求める気持ち、これは誰にでもあります。私たちは誰もが大体何らかの問題を抱えていて、その解決を求めています。しかしながら、解決というのはなかなか難しいものであると思うのです。簡単であれば、悩みません。悩みの原因を説明するのが難しいから、相談の仕方がわからないのではないかなと思いました。また、泣きそうになるというのはそれだけ悩んでいるということでしょう。

表現というのは難しいですよね。相手によって受けとらえ方が違いますから。私は、自分の思いがそのまま自分の思っている通り他人に伝わることはないのではと思います。でも、伝えることにしています。なぜなら、全く伝えないよりも伝えること、表現をするほうがましだと思うからです。

自分の思いを伝えて、自分のやりたい道、行動範囲を広げていく。もし、自分の思いを伝えることがまとまらないのなら、メモなどに、思ったことを書き綴ってみて、そこから自分は何を思っているのかをまとめていくことも一つの方法かと思います。

仏教の開祖、お釈迦さまも、悩みに悩んだと伝記で伝わっています。悩み、苦しみ、修行をして、ついに悟りを開かれ、悟りを開かれても暫く悩みました。なぜなら、その悟りの内容は決して誰もわかってくれないと思い諦めていたのです。しかし、それでは駄目だと思い、ついに、人々に悟りの教えを弘める活動をされました。最初に教えを弘めたのは一緒に修行をした仲間でした。つまり親しいものから始めたのです。

少しずつでもいいと思います。親しい人から、あなたの意見を言ってみてください。

卓阿

随心院

相互礼拝　相互供養

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