「孤独感」の抜け出し方
いつもこの場所で、何度も救われています。
ありがとうございます。
タイトルにある通り、度々、虚しくなったり絶望感を感じ、強い孤独感を感じます。
最初は疲れているんだと思い、休日は少し遠出して違う景色を見て、ゆったりしようと、何度か一人でリフレッシュに行き、最初は楽しかったんですが、帰り道はやはり気持ちが晴れず、悲しくなってしまい、ただ疲れて終わるだけになり、却って行く前よりも落ち込んでしまいました。
次に試みたのは、友達に会ったり、職場で仲の良い人とご飯に行く事でした。どちらも会っている時は楽しいんですが、会った後、やはり行く前よりも落ち込んでしまうのです。家族や友達に、「最近何をしても孤独感を感じるの」と相談してはいるのですが、「考えすぎだよ。寝るしかないよ」と、余り理解されなく、それも余計に孤独感を増してしまうのです。
やはりこういう時は、何か別な事に目を向けることで、徐々に孤独感は薄れるのでしょうか。よろしくお願いします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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肉体的な問題の可能性も
まず、肉体の不調(脳・神経の体調不良)の可能性もあるので、ご家族の「考えすぎ・寝るしかない」は肉体を休めるという観点で、アドバイスとしては正しい可能性もあります。
でも、他人からアドバイスされることを「今の自分を否定された、ありのままの私を受け入れてもらえなかった、気持ちに寄り添ってくれなかった」と感じる場合もあります。
たとえば、医者には行きたくはないが心配はして欲しい高齢者と、心配したくないからさっさと医者に行って欲しい家族との会話みたいに。
とはいえ、心の問題に見えても実は肉体の不調であることはあり、物理的な肉体には物理的な変化(脳や身体の使い方を変えたり、不足している栄養を補う等)が有益な場合がありますね。
上記はハード(機械・肉体)面の話。
ハード面が問題ない場合は、次はソフト面(思考パターン)のチェックです。
孤独を感じるというのは、自己肯定感が低いとか、他人からの共感や理解が欲しいとか、充実感(刺激)が欲しいとかでしょうか?
あなたの今までの人生で、孤独感を感じていなかった時期があったとしたら、その時と今との違いは何でしょうか。
過去を参考にしても良い。
とはいえ人生のステージは年齢に応じて変わっていくので、同じ状況を再現不能な場合もあります。
その場合は、今までと違う充実感を手に入れる方法もあります。
仏教では、様々な修行(注:苦行ではない)を楽しむことで、独りでも充実感を得ることができます。
たとえば、なむあみだぶなむあみだぶと念仏している瞬間に、「あ、仏様はありのままの私を受け入れてくださる」と今すぐに充実感を得られるので、仮に今ここで死んでも悔いは無いぜ!という気分になれたりします。
人間関係や娯楽は移ろいやすいので、揺るぎない仏様の教えを基礎に置いた方が安定感はあるかもしれません。
人間は皆忙しいのであなたのために時間をかけてくれませんが、阿弥陀仏は常にあなたに寄り添ってくださるのです。
孤独感から
拝読させて頂きました。
あなたは孤独感を感じてとてもさみしい悲しい思いをなさっておられるのですね。詳細なあなたのことや状況はわからないですけれどもあなたが何をしてもむなしくさみしさを感じておられることを心よりお察しします。
あくまでも例えばの話しですけれども、あなたがどなたかとお付き合いなさり結婚なさってみるのも一つかと思います。結婚してパートナーと一緒に過ごす時間やお子さんができて毎日を賑やかに暮らすことも選択肢の一つだと思います。
結婚して毎日家族と一緒にあわただしく生きる中で、子どものつながりや地域とのつながりで毎日を賑やかに過ごしていると孤独感は感じないかもしれません。
ただ毎日とても忙しくなってしまったり、なかなか思い通りにいかないことばかりで精神的にアップアップしてしまうこともあります。或いはホント一人になりたいと思ってもなかなか一人でゆっくりする時間は無くなってしまうと思います。
人間はないものねだりのところがあります。こんなことなら結婚しなければよかったと思う方々もいらっしゃいますからね。
また私達は誰しもが一人です。家族と一緒に生きていてもふと一人になることもありますし、家族と居てもふと全く違うことをあれこれと考えていることもあるのです。そう思うと自分は一人なんだと思う瞬間もありますからね。
とはいえどそんな私達ですが仏様や神様やご先祖様にいつも優しく見守られているのです。ですから決して一人ではありません、孤独ではありません。孤独感を感じることはあったとしても決して孤独ではないのです。
どうかあなた自身の人生を心から豊かにおおらかに生きて下さいね。
あなたがご自身の人生を豊かに健やかに生き抜いていかれます様に、沢山のご縁に恵まれながら心おおらかに幸せを感じながら生き抜いていかれます様にと切に仏様や神様やご先祖様に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌m(__)m
質問者からのお礼
ありがとうございました!