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夢について

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私の母は私が19歳の時に難病で亡くなりました。母が亡くなる前日に病院へお見舞いに行くはずだったのですが、当時通っていた学校の授業と電車の延着の為にお見舞いへ行けませんでした。その次の日、母は転院の予定があり実家の近くの病院へ転院したのですが、容体が悪化し転院で着いた先の病院で直ぐに息をひきとりました。私はたまたま、早く病院【転院先の】へ着いた為母が亡くなる寸前に看護師さんと話をする母を見かけ、声を掛けようかと思ったのですが看護師さんも急いでいたのと、母もかなりしんどそうだったので、「どうせ落ち着いたらまた会える」と思い、その時声をかけませんでした。しかし、そのまま母は息をひきとってしまいとても後悔しました。

そして、葬儀が終わり家に帰り寝ていた時母の夢を見ました。母は最期食事もろくに摂れず点滴で過ごしていたためか「肉じゃがが食べたい」と夢で私に話しました。次の日、作ってお供えをしました。
それからほぼ毎月のように母の夢を見ます。【祖父や亡くなった親戚も一緒に出てくる事があります。】母は何かまだ気になる事があり成仏出来ていないのかととても気になっています。母は何が気になるのか、色々考えてはいるのですが思い当たる事がたくさんありどうしていいかわかりません。どうすれば母に心配を掛けないようにできるでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの後悔が夢となっている

ひなこうさん、こんにちは。緇川(くろかわ)と申します。お母様のこと、とても後悔なさっておられるのですね。
私ども浄土真宗では、「人は死後、阿弥陀仏の作った、まったく苦しみのない世界(=極楽浄土)に往き生まれる」という、「往生浄土」の考え方をしております。
浄土に生まれた命は、すぐさま仏の位に到達し、姿かたちを変えて、遺してきた有縁の方を仏縁に出遭わせてくださいます。
ひなこうさんの夢は、もしかしたらお母様がそうやってお出ましくださったものなのかもしれませんね。

けれども、大切なのはその受け止め方です。
ひなこうさんは、その夢をお母様が苦しんで伝えてきた・・・という解釈をなさっておられますが、果たしてどうでしょう。仏となった命は苦しみを感じません。むしろ苦しんでいるのは私たちの方なのです。

阿弥陀仏は、私たちの世界があまりにも苦しみに満ちているからこそ、極楽浄土をお造りになられたのです。
しかし残念ながら、極楽浄土の有無や仏となったかどうかの証明はできません。
けれども、遺された私たちが「きっと阿弥陀仏によって仏になっているだろう。」と思うのと、「きっとまだ苦しんでいるに違いない。私のせいだ。」と思うのとでは、お母様ならどちらを喜ばれますでしょうか?

ひなこうさんの夢は、ご自身が後悔なさっていることが現れているのです。お母様が後悔なさっておられることではありません。お母様は、あなたの後悔の気持ちを懸念しておられるのです。
お母様にご心配をおかけしないようにするためには、ひなこうさんがしっかりと現実を受け止めて、お母様の死を乗り越えて、人生を・命を目一杯に生き抜くことなのではないでしょうか?
いつまでも後悔と悲しみに暮れるのを、お母様は望んではおられませんよ。南無阿弥陀仏

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有り難し
おきもち

みなさまこんにちは。 浄土真宗本願寺派の緇川(くろかわ)と申します。 ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。今まで誰にも言えずかなり苦しくて、今回ご相談させて頂き、緇川様に返答を頂いてどことなく気持ちが少し軽くなった気がします。
母は生前お地蔵様を見ては宗派に関係なく拝んでいたような人でした。だから必ず極楽浄土で楽しく幸せに暮らして居ると信じ、これからは母の分まで頑張って生きようと思います。

本当にありがとうございました。

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