許せない感情との向き合い方。
今まで生きてきたなかで人を恨む、嫉妬する、許せないなどの感情はあまりありませんでしたが、今はすごく許せない人がいます。
(私のプロフィールを見ていただいたら分かると思います)
その人は仕事も家庭も私生活も充実しており、
でも私の苦しみはその人が原因です。
許せない気持ちを抱いたまま生きていでもマイナスでしかないことは分かります。
でも私はその人が許せません。
同じように辛い目に合って欲しいです。
真面目に生きてきたつもりですが、世の中不公平だなと思います。
許せない感情はどうすればよいですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
最強の味方である自分自身を鍛えよ
前回、許してあげたらいいと書きましたが、許せない場合どうしたらいいか。
配偶者に対しては、生活があるので、表向き許すしかないと思います。でなければ物事が進んで行きません。しかし、心の奥底の許せない思いというのは中々消えないでしょう。
最強の味方を付けるしかありません。それはあなた自身です。あなたを理解しているのはあなた自身です。時に感情的になるのは仕方がないでしょう。それは被害を拡大しない程度にしてください。完璧な状態というのはありません。自燈明という言葉があるように、自分の心の中にある光を大事に輝かせて暗くなったあなたの心に光を灯すのがいいと思います。
今回のことは、人生には色々あるということを教えてくれた代表的な一事件です。これからもあるかもしれません。それらのことを溜めていくと自分が潰れてしまいます。最強の味方である自分を鍛えて乗り越えるしかありません。
それと、「まじめに生きてきた」ということで、自分にはそれに見合ったものが得られると思っていませんか。それは見返りを求める気持ちがあるんだと思いますよ。一寸先は闇です。災害は突然何の前触れも無しにやってくる。そんな理不尽なものです。要はその時どう対処して生きていくかだと思います。
相手に辛い目に合ってほしい気持ちに関しては、今はそう思うのは仕方ないでしょう。大事なことはその気持を薄めていくことです。自分の為にです。我慢(忍辱行)と、自分を鍛える(精進)です。「六波羅蜜行」の実践しかありません。出来る範囲から始めてみてください。
自力本願・他力本願という言葉がありますが、どちらも大事です。人は当然一人で生きていくことが出来ませんから。今回の心の問題は、中々他人に言えるものではないかもしれませんが、親しい人に相談するのもいいでしょう。冷静に、平和的且つ現実的な解決の方法を探って下さい。あなたに必要なこと、それは許せない感情を薄める、そして乗り越えていくことです。相手のことは考えないほうが楽です。あなたとあなたの家族が楽しく生活することを考えましょう。あなたの自燈明であなた自身とあなたの家族を照らして下さい。
たくさん書きすぎました。ちょっと欲深い内容になってしまったことをお許し下さい。
あなたの心に明るい灯明が輝きますように。
本当に大切なことはこれから
拝読させて頂きました。そのように裏切られて許すことができないお気持ちはわからない訳ではありません。恨んだり憎んりなさるお気持ちを持つのも当然かとは思いますし、世の中の理不尽さを感じも致します。ただそのような恨んだり憎んだりするお気持ちは結果的に自分にかえってきます。そしてあなたをおとしめていきます。そしてあなたの周りの方をも巻き込んでいきます。できうるならばその憎しみ等のお気持ちは断ち切って頂くべきかとは思います。あなたやあなたのご家族がどうかその様な恨み憎しみから離れてお幸せに過ぎして頂きたいからです。又できるのであれば心を少し落ち着けてあなたのお気持ちやこれからあなたがどのようにご家族と過ごしていきたいかをゆっくりとご主人様とお話になって頂きたいと思い、ます。その際にはできるだけお互い感情的にならずに素直なお気持ちでお互いのお気持ちを尊重しながらお話し頂きたいと思います。又許す許さないは二の次です。これから皆様がどのようにお過ごしになっていくかが大切です。どうぞお心を傷つけぬようお互いを想いながらじっくりとお話しなさってくださいね。あなたの心がやがて解放されて穏やかにご家族皆様と心豊かにお過ごし頂くことを切に祈っておりますね。
質問者からのお礼
ありがたいお言葉、どうもありがとうございました。
憎しみや、恨みは自分に返ってくる…恐ろしいですね。
私も今の気持ちから解放されたいです。
出来れば穏やかな気持ちで家族と過ごしたいです。
今は試練だと思って、辛くなったら頂いたご回答を読み返したいと思います。
ありがとうございました。
随心院 卓阿様
読ませて頂いて、感謝の気持ちでいっぱいです。このサイトを知ってhasunohaに心の救いを求めてしまい何度も質問してしまいました。
辛いときはかみしめながら頂いたご回答を読み返したいと思います。