転職と生き物の命について回答受付中
初めての質問となります。
初めまして、りょうと申します。
私は最近お仕事を退職し、現在転職活動を行っている身でございます。
元々、映像制作に興味を持ち、映像関係の学校を卒業しているのですが、友達や映像関係の仲間達と予定を合わせる為、土日休みのお仕事を希望しており、映像系とは関係のないお仕事を続けておりましたがどれも長くは続きません。そこでたまたま映像制作のお仕事でありながら今住んでいる家から近く、土日休みの求人を発見しました。
その会社は釣り具であるルアーを作り販売している会社でどちらかといえば漁というよりも趣味や娯楽であるスポーツフィッシングを流行らせたいという会社でした。求人の仕事内容なのですが、釣り(スポーツフィッシング)をして楽しんでいる様子を撮影、編集し、SNSやネットにアップロードするという内容でした。
確かに仕事内容では私の能力や知識を存分に活かせそうな業務内容なのですが、私は昆虫や他の生き物を傷つけるたりお命を奪ってしまうことに凄く抵抗と罪悪感を持っております。人間でも他の生き物でも同じ命であり尊いものではないかと考えており、人間は社会で生きていく中で、身体のサイズや社会に沿って生きる中どうしても無意識とはいえ他の命を奪いながら生きていく動物だと考えております。(矛盾かもしれませんがそこはまだわかります)
しかし今回の求人内容は人間が娯楽でお魚様を傷つけその様子を撮影しネットへ公開すると捉えられる内容でしたので、自分の知識と能力を活かして面接を受けに行くか、それともお魚様のお命を傷つけることに加担したくない(罪悪感を感じる、罰が下るのが怖い)から面接を避けるべきか悩んでおります。
私は転職回数が多く、自分の能力が活かせるような求人が珍しく私が住む場所から遠くないところに現れた為、面接を受けてみるかどうか頭の中で葛藤しております。また、内定したとしても上記の私の考え方から罪悪感に苛まれ辞退をしてしまうかもしれません。
ただ、今度こそは長く続けられるような職場で働きたいと考えている為、自分の能力を活かせるこの仕事の面接を受け、内定したらこの会社に就職するか、尊い命を冒涜することに加担するくらいなら自分に合いそうな会社でも辞退するか悩んでおります。
お忙しいところ恐縮ではございますが、お坊様からのご回答をお待ちしております。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
生き物や自然との共生を大切にしながら勤めていかれるのも。
仕事の希望条件は合っていても、会社の事業内容自体に抵抗があるなら、どんな業務も嫌になってしまいますね。
ただ、娯楽で命を弄ぶだけと決めつけてしまうのも早いと思います。私の知り合いにも釣りが好きな人がいますが、釣ってもちゃんと海に帰したり、きちんと捌いて食したり、釣りが好きな人は魚や生き物、海や川を大切にする人も多いです。
撮影、編集、発信も、今のあなたには命を傷つけているようにしか映っていないかもしれませんが、もっと深い意味やメッセージが込められているかもしれませんよ。
あなたが勤められるのなら、生き物や自然との共生を大切にしながら楽しめるような、そんな素晴らしいメッセージも込めた仕上がりを目指していくのも良いのではないでしょうか。
せっかくの就職チャンスを、どのように捉えていくのか。
じっくり考えて、お決めになってくださいね。
質問者からのお礼
中田 三恵様
ご回答ありがとうございました。
今回の求人のお仕事に入社するかどうかまだわかりませんが、こちらの会社で働くようになりましたらお魚様達のおかげで仕事が出来ている感謝の気持ちと謝罪の気持ちを忘れずに励んでまいりたいと思います。そして今後も生き物全ての命の尊さを忘れないよう日々、生活してまいりたいと思います。
改めまして、ご丁寧で切実なご回答ありがとうございました。