戒名に使える文字
菩提寺はなく、祖母の教え子のお坊さんに個人的に祖父母は戒名をつけていただいていましたが、そのお坊さんがすでに亡くなってしまい、
そのお寺さんとも縁がなくなったため、
先日亡くなった父の戒名を考えています。
釣りが趣味だったので、「釣」という文字を入れたいのですが
殺生を連想させるかもしれないからよくないのでは?
という意見もありましたが、避けたほうがよろしいでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お戒名をお授けすることは
拝読させて頂きました。
お父様がお亡くなりになられたことお悔やみ申し上げます。そしてお父様が心安らかになります様に心よりお祈り申し上げます。至心合掌
あなたがお父様のお戒名として釣りが好きだったので「釣」という文字を入れたいと思っておられるのですね。
お父様のお戒名としてその文字がふさわしいのかと迷っておられるのですね。
私個人的にはその文字は良いとは思います。釣り上げるということで殺生をイメージさせるとお考えなのかもしれませんが、釣り上げるのは魚ばかりではありません、様々なものごとや或いは幸運を釣り上げるという意味もあるでしょうからね。
後ほど念のため詳細なことを確認させて頂きますね。
それとは別に一つ気になることがあります。おそらくどのお坊さんもおっしゃることですが、戒名とは仏弟子となることを意味します。ですからお父様にお戒名をお授けするのは基本的に師僧からです、当然ながら名前と戒をお授けするのはお坊さんからです。
お父様の師となるお坊さんに戒名を授けて頂くのです。お父様にふさわしいと思う文字であなたがお考えなさることはできますけれども、そのお戒名はあなたが授けるのではなく、お坊さんに授けて頂くのです。
もしかするとあなたはそう聞いて嫌な思いをなさるかもしれませんけれども、お戒名とは仏弟子として師から与えられるものだということをどうかご理解なさって下さいね。
お知り合いのお坊さんがお亡くなりになられてお付けなさって下さるお坊さんがいらっしゃらないかもしれませんが、これからお世話になろうとしておられるお寺さんや霊園さんにご縁のあるお坊さんにお授けなさって頂くことが望ましいと思います。
またそのお坊さんにあなたがお考えなさったお父様にふさわしい文字をご提案なさってみることが良いかと思います。もしかしたらそのお坊さんにとってはその文字が使えないとご判断なさるかもしれませんからね。
いずれにせよご検討なさりお父様が師僧からしっかりと授戒されお戒名を頂いて下さいね。
あなたがこれからもお父様やご先祖様を心を込めてご供養なさり、お父様やご先祖様から見守られ穏やかに毎日を生きることできます様に心からお父様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
再度確認したところ「釣」の文字は戒名として使われてもいいです、ですから大丈夫です。