亡くなった父に生前戒名が2つもあった
父が亡くなり、49日の法要と納骨まで済ませました。宗派は曹洞宗です。
その後遺品整理をした際に生前に付けていただいたと思われる戒名を二つも発見しました。
これらは別の曹洞宗のお寺に無料で授けて頂いたようです。
その事は全く知らず、亡くなった際に葬儀、納骨式をお願いしたお寺で戒名も付けていただき、位牌もあります。
つまり父一人に戒名が三つもある状態ですが、
後から知った二つの戒名はどのようにしたら良いのでしょうか?(そのままで良いのか、お焚き上げ等の供養をして頂くなど)
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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こんばんは。お悔やみを申し上げます。
多分10cm四方ほどの包み紙にお戒名が書かれたものが見つかったという事だと思います。この包み紙は「お血脈(けちみゃく)」といって、お釈迦さまから今に伝わる僧侶の師弟関係が家系図のように書かれた紙が中に入っています。封印がしてあり、特殊な畳み方で包まれており中を見ることはできません。これがお釈迦さまの弟子になったという証になります。
この「お血脈」は、本山や地方の寺院で行われる「授戒会(じゅかいえ)」という行持(儀式)に参加することで受けることができます。ざっくり言いますとお釈迦さまのお弟子さまとなるためのお誓いの式で、一週間くらい修行僧と一緒に修行をします。そして仏弟子としての名前(お戒名)を頂くのです。
一方でお寺の墓地に入るためには、そのお寺のご住職を通して仏弟子になる(そのお寺でお葬式をする)必要がありますので、このたびお寺さまから頂いたお戒名が正式版という認識で良いと思います。
見つかったお戒名については、お骨を納めたお墓のあるお寺さん(菩提のお寺さん)に聞いてみましょう。とっておいても良いですし、おたきあげしてもらっても良いでしょう。
質問者からのお礼
おっしゃる通り「血脈」と書いてありました。知識もなく勉強不足でお恥ずかしい限りです。わかりやすくご説明頂きありがとうございました。