お釈迦様みたいに悟りを開きたい回答受付中
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有り難し 7お坊さんになって修行をしてお釈迦様みたいに悟りを開きたいですが、仏教関係の仕事につくなら縁をきるとお父さんに言われてしまいました。私はお釈迦様みたいに悟りを開きたいですが五逆罪、謗法罪、十悪を犯しているので悟り開けないですか？
お坊さんからの回答 2件
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悟るために
仏教関係の仕事につく必要はありません。
お釈迦さまの時代には、ご飯を食べるのも自分で材料から作らなければならず、材料を手に入れるために自分も働かなければならず、、、で、在家生活では忙しすぎるので、そういう在家の生き方・生産活動を放棄して、乞食で食べて、修行だけして悟るために出家していただけです。
今は在家生活でも時間に余裕があります。
学ぶにも、仏教なんて特殊なものは、学校に行く必要はありません。本を借りたり、youtubeで楽に学べます。ポイントだけ押さえれば誰でも悟れます。
ポイントは二つだけ。仏教のゴール・悟りとは何かということと、それに達する方法は何かということだけです。
仏教の教えというかゴールの悟りとは、無常・苦・無我だと自分で分かることです。他の難しい教えは、それを丁寧に解説しているだけです。
悟るための修行方法は、観（ヴィパッサナー）だけです。無常・苦・無我だと、ありありと自分で気づくために、最初は座ったりして体を止めて落ち着いたほうがいいのですが、慣れれば、日常の生活すべてを、ただ一瞬ごとに確認し続けていればいいのです。
普段はだらだらと、何も確認せず、毎日を過ごしています。ちょっと集中して、体の動きとはどういうものか（じつは心が先に命令して動かしている）、体が感じる五種類の感覚（見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる）とはどういうものか（触れるたびに感じるが同時だとどれか一つしか感じていない）、それらを感じて動く心とはどういうものか、そういうものを、本当の正体は何だ、と、ただ集中して確認すると、すべての現象が無常で苦で無我で、一瞬ごとの生滅の連続にすぎないと分かって、悟ります。
完全な悟りは少々大変でも、無常・苦・無我だと頭で納得するだけでも心がとても安らぎます。執着が減ります。周りの生命と仲良くなりやすくなります。
職業として仏教（寺の住職？）などと大胆に考えなくても、今、仕事や勉強をしながら、まず趣味で仏教を軽く学んでみてください。
各宗派独自の教えよりも、宗派に分かれる前のお釈迦さまの教えをそのまま伝えている、スリランカのスマナサーラ長老が日本語で語るものがお勧めです。本とかyoutubeとかたくさん出ていますので、ご覧ください。
今生で悟れなくても来世で
悟るためには、戒・定・慧の三学を実践する修行が大切です。
その他にも、布施（見返りを求めない奉仕）等の道徳的な行い、慈・悲・喜・捨の四無量心を大切にする等によって、功徳（善い行いをして心に善い癖がつく）を積み悟り易い性質になっていく（煩悩を弱めていく）ことも大切です。
三学や道徳的生活で功徳を積むと、仮にこの世で悟れなかったとしても、来世以降で悟る可能性が上がると考えられます。
お坊さんの役割は仏教を人々に伝えることであり、自分自身の修行（功徳）だけなら必ずしもお坊さんになる必要はありません。
また、お坊さんの仕事だけでは食べていけない人が大半だと思います。
ですから、仏教関係の職業に就けなくても、仏法僧の三宝を尊敬し、三学、布施、慈悲喜捨を大切にしましょう。
なお、浄土宗等では、悟りやすい世界（極楽浄土）に往生できるように願って「南無阿弥陀仏」と念仏を称（とな）えたり、阿弥陀仏・観音菩薩・勢至菩薩等を拝んだりもします。
質問者からのお礼
ありがとうございます😊参になります
