一つの学問を究める覚悟が持てません
お忙しい中、私の質問を開いてくださりありがとうございます。
前回は重い内容の相談をさせていただきましたが、後になって私の悪い勘違いで必要もないのに自分を責めていたことがわかりました。ご心配をおかけして申し訳ございません。もちろんご回答はとても助けになりました。今は楽しく過ごせております。
(今回の相談は前回と関係ありませんが、改めて現在のことを書かせていただきました。前回の相談を見ていない方でもぜひご回答ください)
ここからが今回の相談です。
私は現在高校生です。将来は大学に進学して、研究者になりたいと考えています。しかし、自分が本当に研究者になって仕事を続けられるのか迷っています。
今現在一番興味があるのが数学で、数学者になれたらいいなとも思います。ただ、私が数学を本格的に学びたいと思ったのは高校からで、小さい頃から数学好きだった人や、四六時中数学にのめり込んでいるような人の話を聞くと、本当に私なんかが数学者になれるのかと思ってしまいます。
もともと気が変わりやすいタイプでもあり、研究者に向いていないのではないかとも思います。ただ、学問を突き詰めて新しいことを発見したいという気持ちはすごくあります。
また将来の生活という面でも、研究者は安定した仕事とは言えず、不安もあります。生活を学問に捧げるくらいの覚悟がないと偉大な成果は残せないのだろうと思いますが、なかなか決めきれません。
お坊さんになるというのも、志や覚悟があってこそだと思います。よろしければお坊さんになると決めた理由や、決断したときの気持ち、苦労したことやよかったこと、その道を究める心構えなどお聞かせください。また、この相談をお読みになってアドバイスなどあればぜひお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
総合数理?
拝読しました。
数学そのものを学ばれたいのか、数学を応用した○○学を為さりたいのか、数学をツールとして何か学びたいのか?
数学オリンピックに出るような仲間と学びたいか?
と問われたら何と答えますか?
自分でリミッターなんかつけてはもったいない。色々な学部からアプローチできますし、仮にどこかに入学しても、大学院から専門を絞るとか、学部途中で編入とか、留学も含めて道は多岐にありますから、色々な活かし方を調べてください。
学部学科だけでなく、研究室(ゼミ)単位で探してみてください。
ゼロ(無)って面白そう♪
楽しみですね。
最後に、美夢さんは何のために生まれてきたのでしょうか。これ!と思うことを大学で見つけてください。
合掌
なぜお坊さんか?
何かの力になるために生を預かったから。
もともと気が変わりやすいタイプ
というのが一番学問に向いている性格かもしれません。
学問を突き詰めて研究者になる人は二通りありそうで、1つは、皆様のイメージ通り、1つのことを突き詰めるタイプです。努力、がり勉、秀才、一心不乱。
しかしそのようなところから新たな成果が出るでしょうか。コツコツ積み上げたので、それまでの研究の先にさらに一歩踏み出せると思います。これはしかし、日本人には好まれると思いますけど、地道で素晴らしいと思いますけど、大発見とか大発明にはなりにくいと思います。もちろんこれもまた研究の正しい在り方だと思いますが。
その辺をクリアして、あるいはクリアできていなくても下手の横好きでその道にかじりつきながら、別のこともいろいろ関心をもって首を突っ込む中で、パッと何か閃いて、こちらのこのアイデアを自分がやっているこれにくっつけてみよう、などと、時々素晴らしい発明発見が世に出ることがありますね。その後できちんと論文にもまとめてその分野の言葉で説明できて追試もできるのですから、最低限以上のその分野のプロではありますが、その道だけでやっていたら、そのようなものは現れなかったでしょう。
大発明大発見はばくちみたいなものでできた人はもてはやされてできない人はあいつは不真面目だからダメなんだとレッテル貼られますが、少なくとも理系の優れた人は文学や芸術にも造詣が深い印象が私にはあります。
深く掘り下げるためには円筒型ではなく、どうしても円錐型になりますから、幅広い関心を持つほうが良いと思います。
数学科に入って、何となく卒業して、何となく就職して、また大学院に戻って、とか、寄り道する人生もありだと思います。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。まだまだ学びたてではありますが、幅広い視点で自分のやりたいことを探っていきたいと思います。お坊さんになった理由もお答えいただきありがとうございます。何かの力になるために生きるという考え方を私も持っていきたいです。これからも自分の学びたいことを精一杯頑張ります。
お礼が遅れて申し訳ありません。ご回答ありがとうございます。気が変わりやすい性格は研究者や学者に向いていないと思っていましたが、他の分野から刺激を受けることも大切だと気づけました。色々なことに興味を持ちながら、柔軟に進む道を選んでいきたいです。