感情的な方との付き合い方について
こんにちは。
新しい職場になって1年が経ちました。
少人数で運営している小さな店舗です。
そこで最近10歳以上年上の女性の「お母さん役になって欲しい」と頼まれ困惑しています。
元々、大きな組織の中でも感情的なヒステリータイプの女性と組まされたり、面倒を見る(厄介ごとを押し付けられる?)役割に着かされることが多いのです。
私自身は全くそんな「お母さん的存在」とは程遠い人間なのですが、なぜか他の人からすると「我慢強く優しい」人に見えるそうです。私自身は今まで口喧嘩で負けたことがない口達者なのですが、とても不思議です。
しかし私としてはそんな「お母さん役」などストレス以外の何者でもありません。
できればご遠慮させていただきたいのですが、一体どうしたらそんな面倒な役回りが回ってこなくなるのか、参考にさせていただけたらと思います。
そしてそんな「年下がお母さん役ならねばならない」50を過ぎた女性に対して本当にお母さん役をしなければならないのか、そのご本人のためにも自分自身のためにも「仕事仲間は家族でも友達もない」ということを毅然とした態度で示した方が良いのかもご意見いただければ幸いです。
コロナ後に一度精神を病みましたが現在は回復しました。 登山と史跡・神社仏閣巡りが好きです。 残念ながら私生活で相談に乗ってくれる相手が皆無なため。 こちらに質問させていただけたらと思います。
煩悩はよく分かりませんが「全部自分が悪い」と思う癖は無くそうと思っています。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
優しさを手放さずに、境界線を引く智慧
あなたが感じている“疲れ”は、とても自然なことです。
他人の「依存」や「甘え」を引き受ける役を何度も担わされてきたのですから、
心がすり減ってしまうのも無理はありません。
それでもあなたは、決して冷たい人ではなく、
むしろ人の痛みに敏感で、放っておけない優しさを持っている。
だからこそ、周囲は無意識に“頼れる人”としてあなたを指名してしまうのです。
1. 「お母さん役」は、相手の課題を奪うことになる
仏教の教えでいう「縁起」とは、
すべての出来事は“因と縁”によって起こる、ということ。
つまり、あなたが“優しすぎる”という因と、
相手が“依存したい”という縁が出会って、今の関係が生まれています。
でも、そこであなたが相手の面倒をすべて引き受けてしまうと、
その人が“自分の課題に気づくチャンス”を奪ってしまうのです。
それは、実は相手の成長を妨げることにもなります。
ですから、「助けないことも、優しさの一つ」と心得てください。
2. 境界線を引く=相手を拒むことではない
職場の人間関係においては、
「仲良くする」ことと「一体化する」ことを混同しがちです。
けれども本来、仕事仲間とは“協働する関係”であって、
“感情的に支え合う家族”ではありません。
ですから、毅然とした態度でこう伝えると良いでしょう。
「私はお母さん役ではなく、一緒に働く仲間として接したいです。」
これは冷たい言葉ではなく、関係を健全に保つための合掌の言葉です。
3. “選ばれてしまう”構造を変えるために
あなたが何度も同じような役回りを引き受けてしまうのは、
もしかすると「我慢してしまう癖」や「空気を読む優しさ」が関係しているかもしれません。
その循環を断ち切るためには、
・できるだけ感情的な人との会話を短く切り上げる
・相手の愚痴には同調も否定もせず「そう感じるんですね」とだけ返す
・「私は今、ここまでしかできません」と線を引く
この3つを意識するだけで、
“巻き込まれにくい人”へと変わっていけます。
おわりに
お母さん役を断ることは、冷たいことではありません。
むしろ、それぞれが自分の人生を自分で背負うための“智慧の行い”です。
あなたの優しさはもう十分伝わっています。
これからは、優しさを「与える」から「守る」方向へ。
それが、あなたの穏やかな日々を取り戻す第一歩です。
合掌
人手不足の世の中なので
少子化で人手不足の昨今なので、人事担当側は能力の低い人や性格に問題がある人でもつなぎ止めておきたいのだと思います。
そして、能力の高い人が能力の低い人をフォローし続けなければ組織が保てない(代わりの人材がなかなかみつからない)時代になっている。
ですから、あなたが「毅然とした態度」をすることでその女性が辞めてしまったら、店舗にとっては痛手となるかもしれません。
人手不足の世の中ですから、誰もが能力以上の役割、背伸びした仕事を押し付けられる社会です。
なので、あなたがそれを避けるためには、自分の能力を隠しておく方が良いのかもしれませんね。
もしも「毅然とした態度」を出したいのであれば、上司に一言相談してからが良いでしょう。
いずれにせよ、「お母さん役」のために残業が発生していない(就業時間に変わりはない)のであれば、「これも仕事のうち」(同じお芝居の中で演じる役が変わっただけだ)と割り切って考える方が気持ちが楽かもしれません。
「なぜ私がこんな役を」「なぜあの人はあの役で許されるのか」と、自分や他人に関する妄想雑念を脳内で繰り返してしまう人は、目の前の作業が手につかないほど怒りに気を取られてしまったりして、心を病んでしまう場合もありますから、自分や他人に関する妄想雑念には要注意ですね。
結局は、あなたが周囲の人から見て「どう考えてもお母さん役に向いていない」と思われることに成功すれば、お母さん役が回って来なくなるかもしれません。
その場合には、「私にも本当はお母さん役を演じる能力があるのに」という、自分の能力をみつけてもらえないことに対する不満の妄想雑念を封じておく必要がありますね。
しっかりと説明を聞いてからですね
拝読させて頂きました。
なるほど、困った役を言われてあなたがとても困惑なさっておられること読ませて頂きました。詳細なあなたや職場の方々のことはわからないですけれども、あなたのそのお気持ちわかるように感じます。お気持ち心よりお察しします。
確かにどこの職場でも人手不足なのかもしれませんね…。とはいえどあなたがそのようにその方のお世話しなければならないのはどうなのだろうか?と思います。その点もう一度上司にしっかりと確認なさり、あなたのお考えをお伝えなさってもいいのではないかと思います。
仕事ですからスタッフが協力し合って仕事しなければならないかとは思いますが、だからといってあなたがムリにお世話したり負担なさるのは問題ですからね。それによってサービス残業させられたり責任を負わされたりすることはやはりおかしいと思います。
仕事としてしっかりと給与等や待遇改善されるのかも疑問だと思いますから、しっかりとご確認なさる必要があると思います。
あまり高圧的な態度で言うことではありませんけれども、業務に関わることですからしっかり説明を受けてあなたがご納得なさるべきですね。
いずれにせよしっかりと説明を受けて確認しましょう。
あなたや皆さんがしっかりとお互いのことを確認しながら協力し合い、安心なさってお仕事なさることできますように心よりお祈りさせて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
ご返信ありがとうございます。
>Kousyo Kuuyo Azuma様
人手不足が故に、多少問題がある方でもとどめておきたいというのはその通りだと思います。
少し回答を読ませていただき、私の中で「社会に出てまで無条件に甘えられる相手がいないと仕事ができないとは何事か」という想いが強くあることに気がつきました。
要は「50も過ぎて子供のような態度を取る相手を改善させなければ」という気持ちが強くあったのですね。
しかし私も凡夫なので許せるか許せないかは今後様子を見て、上司と相談の上考えていこうと思います。
どうもありがとうございました。
>願誉浄史様
私は「お母さん役」など演じたくもないので、できれば能力がないと思われたいのですが、仕事で手を抜くのは不誠実なことと考えています。
仕事で手を抜き「いい加減で、他人に配慮ができず、責任感がない」と思われれば確かに「お母さん役」などという面倒な役割は回ってこないでしょうが。
能力を隠すというのはいかがなものでしょうか。
しかし毎日立派にお勤めをなさっているお坊様も「能力を隠した方がいい」とおっしゃるのであれば、それはそれとして処世術として正しいのかもしれません。
仕事の出来、不出来よりも「人の和」を大切にする。
とても感銘を受けました。
有難いお言葉をありがとうございます。



職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。
ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。私は伴走させていただきます。
理学療法士でもありますので、これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。
町の診療所から在宅までキャリアを築く。2歳から108歳まで患者さん担当。
また、コンサルタントでもありますので
メンタルヘルスから新規事業、マネジメント、チームビルディングまで相談並びに研修対応可能。
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