実家を売却、残る後悔回答受付中
お世話になります。
丁度、1年前、空き家になっていた実家を売却しました。
母が亡くなってからは、遠からず、娘夫婦が戻る予定もあり、同じ市内でしたので実家に通って10年余り管理をしていました。
ところが、売却の前年に娘夫婦の事情で戻らない事が決定し、また、空き巣にも遭い、ご近所に迷惑が掛かっても大変と売却を急ぐ事になりました。たまたま、友人がリフォームも手掛ける不動産会社を立ち上げる事になり、全て任せて2ヶ月で売却が決まりました。
それからは書類作成の打ち合わせ、室内の片付けや測量立ち会い等々、心身共に疲れる日々の連続でした。
持ち帰りたい物、破棄するもの等、短い時間に決めなくてはならなくて葛藤の日々でした。
お仏壇も実家のものと交換する約束をしていたのに、主人は手続きや処分を面倒がって約束を破棄し、結局、実家のお仏壇を処分しました。
猛暑の中、ほぼ1人で片付けをしていて、心身共に疲弊していた所に、約束破棄で気持ちが折れました。(不動産会社の友人は何度か手伝ってくれました)
短期間で売却が決まったので、落ち着いて持ち出す物の選別もできず、1年経った今でも、後悔があります。両親や祖母が大切にしていた色々なものをゴミとして処理する事にかなり抵抗があり、そうするしかない事は頭では理解してましたが、気持ちが追いつきませんでした。
庭の手入れの煩わしさや保険、税金等の金銭的な負担も無くなりましたからホッとしていますし、家屋はフルリノベーションして、新しいご夫婦が入居されています。取り壊さずに、次の方にバトンタッチできた事は良かったとは思ってます。
未だ、残る罪悪感と後悔と主人に対する不信感を克服するにはどうしたらいいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
引き継いだ志を大事に生きていく。あなたが思うものを信じて。
あなたのご実家への愛着、ご両親との想い出、見慣れた景色、ここまで管理してきた苦労 等、嫁いできた者にしかわからない喪失感がありますよね。そのようなことは、夫さんには想像もつかないでしょう。
いつまでも留めておくことはできない。それはわかっていても、全てを手放す覚悟を、夫さんがせめて一緒に分かち合ってくだされば、気持ちに区切りもつけられますのにね。
面倒がったり、処分を勧める約束破棄は、あなたやあなた側の一族を裏切るような、それほどの仕打ちのようにさえ思えますよね。
やっぱり…… 他人なのだなと思い知らされますね。
私も嫁いだ身。いつも実家のことや両親のことが気にかかります。ですが、留めることにこだわるのではなく、私自身が親や先祖から引き継いだ志を何より大事に生きていこうと決めています。育ててもらった縁、与えられた恩、それは物には変えられない尊いものであり、私の中で消えることはないのですから。夫には、わかるはずもない。私が、そのことを失わずにいればいいのです。
前回の質問からも、夫さんはあなたを大事に想い考えてのことなのかと、疑問です。
夫さんへ過度な期待はやめて、自分のこれからの生き方を大事に考えていきましょうね。あなたが大事と思うものを、信じて。
ご自身を責めず、今はその悲しみや葛藤を優しく受け止めてあげて
ご実家のご売却とお片付け、本当にお疲れ様でした。猛暑の中、心身ともに限界に近い状態でお一人で奔走されたこと、深く敬意を表します。
ご事情を拝見する限り、ご実家を手放されたのは理にかなった最善のご決断でした。家屋もフルリノベーションされ、新しいご家族に引き継がれたことは、お家にとっても次につながる喜ばしいご縁だったと思います。
思い出の品々を急いで手放さざるを得なかったお辛さはいかばかりでしょう。「もっと時間をかけて吟味したかった」と後悔されるのは当然のことです。仏教では、形あるものは永遠にとどめておくことはできず、いつかは手放す時が来ると教えます。しかし、頭で理解できても、心がすぐに追いつかないのが私たち人間の自然な姿です。ご自身を責めず、今はその悲しみや葛藤を優しく受け止めてあげてください。
また、ご主人様がお仏壇の約束を破棄されたことへの不信感も無理からぬことです。ご夫婦といえども別の人間であり、価値観や事の重大さへの認識は異なります。悪気はなかったのかもしれませんが、あなたがどれほど深く傷ついたかというお気持ちは、しっかりとご主人に伝えて良いと思います。
お仏壇に関して「十分なお見送りができなかった」という罪悪感があるのなら、これからでも遅くはありません。お寺にご相談し、改めてご供養をお願いしてみてはいかがでしょうか。形はなくなっても、ご両親やご先祖様を大切に想うあなたの温かいお心こそが、何よりの立派なご供養になります。どうかご自身の頑張りを労わり、心穏やかな日々を取り戻されますよう願っております。
拝
縁起寺 釋聴法



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