前向きに過ごすにはどうすればいいですか?
私は現在、てんかんを患っています。
元彼と交際する以前に「てんかんを患っている」と伝えた上で元彼と交際をスタートさせたのですが、出産の際にもリスクが伴う病ということもあってか彼がてんかんについていろいろと不安になってきたようだったので「一緒に病院に行って先生から詳しく話を聞く?」と提案したら「俺、部外者やん」と言われ私は唖然としてしまいました。
それから別れ話に発展するのは遅くなく「結婚するなら健康で不安も不満もない人がいい」「世の中には沢山の女性がいるから沢山の女性と付き合ってみたい」と言われ、交際開始から五ヶ月で別れました。
自分の病気が原因で別れたこと、何よりこんな遊び人のような人を好きになってしまった自分に自信が持てませんし、男性と話す時も元彼のように健康で不安も不満もない人が理想なんだろうかと思い、恋人を作る気持ちにもなれません。
どうすれば前向きな気持ちになれますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
持病をフィルターにすると思って
黒鷹さん、こんにちは。とんでもない男性とお付き合いされてしまいましたね。
ですが、世の中の男性すべてが元彼さんのようではないです。あなたのことをありのままに受け止めてくれる男性だってきっとおられます。そんな男性を見つけるためにも、黒鷹さんは持病を自らの一部とし、それがありのままの私なんだと自覚することが大切だと思います。
浄土真宗で信仰している阿弥陀仏は「決して見捨てることのない仏」です。言い方を変えれば、どんなあなたであろうとそのすべてが尊い命である、と見てくださるのです。
私たちはそういった仏様のお姿を知ることで、自分自身の生き方についても反省し、前に進めるのです。自分自身を否定し、卑下してしまってはいけません。あなたの命はきちんと大切な意味のある命なのです。
病気で弱っている人を好きになる人はなかなかいません。
けれども、病気がありながらも明るく前向きに生きている人って、エネルギーがあるし、とても惹かれる存在だと思いませんか?黒鷹さんが目指すべきは、そんな人なのかもしれませんね。
初めから詳しく病気について、気になる異性に伝えていれば、それでもあなたのことを好きになる方かどうかだってわかるようになるかもしれません。
持病を恋愛のネックに考えるのではなくて、つまらない男性を弾いていくためのフィルターにしてしまえばよいと思います。
ただし、持病を弱みとして伝えてしまうと、そこに付け込んでくる不届き者が現れてくるかもしれません。ですから、やはり黒鷹さん自身が持病とうまく付き合って、ポジティブに捉えていくことが大切だと思います。あなたは元彼のことを責めるだけではなく、ご自身も責めてしまわれるくらい厳しい方です。ですが同時に、とてもお優しい方のようにも思いました。その優しい気持ちで、ご自身に対してもっと寛容になられてもよいと思います。「病気のおかげでつまらない男と別れることができた」くらいな気持ちで。