世界の流れ:こうなることは決まっていた?回答受付中
こんにちは、久々に質問を投稿させていただきます。
最近、自然災害や戦争など、ショックなニュースを見るたびに、「こうなることは決まっていたのでは?」という思い・無力感が強くなり、お坊さんの皆様はどうお考えになるかお聞きしたく、質問させていただきました。
戦争や災害は大昔から人間を苦しめてきました。戦争は人間の叡智で避けられるものだと私たちは学んできたはずですが、やはり人間は同じ間違いを何度も犯しています。現在世界で起きている豪雨や森林火災なども、人間の活動が引き起こした温暖化が原因で、それについては何十年も前から警鐘を鳴らしている科学者がいたのに、その頃は誰も真面目にとり合おうとしてきませんでした。
今のような事態が起きているのは、確かに人間の責任だと思うのですが、同時に、人間(人類?)はもっと大きな流れに引っ張られているだけなのでは?と感じてしまうのです。「もっとラクをしたい」「他の人・国から遅れをとりたくない」「気に食わない相手は殺してしまえ」という人間の欲や悪意自体が、「持たされているもの」なのでは…と思ってしまいます。
だからと言ってもちろん、解決策を考えたり、今苦しんでいる人たちに手を差し伸べることまで放棄すべきだとは思っていません。いつもハスノハで、仏教の色々な叡智を学ばせてもらっており、個人レベルで見れば、余計な欲は手放せる、と確信しています。でも、世界のこの流れ・・・殺し合いを止められない、AIに思考や感情を支配される、自然界に対して敬意を払えない・・・などは、「人間の責任」というだけではなく、もっと大きな、運命の流れ?みたいな、そんな一部なのでは・・・?と感じることが増えています。
お坊さんはどう思いますか?今のような、個人の努力ではどうにもならないような事態が起き続けている世界で、私たちはどのように考え、行動していくべきだと思いますか?
ぜひ色々なご意見をお聞きできれば幸いです。よろしくお願いします
お坊さんからの回答 7件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏教は、まさにその「人間の愚かさ(煩悩)」を深く見つめるもの
そうですね。あなたのお話は、大事な問いですよね。
科学の進歩によって世の中が目まぐるしく変化してきたことで、生活が圧倒的に便利になった反面、ゆとりや心の幸せを見失いやすくなることもあるでしょう。
進歩してきた化学技術により、戦争や災害の「被害を最小限に抑える強力な盾」になる一方で、「その規模や脅威を甚大にする鋭い矛」にもなったように思います。
利益や経済成長を優先して、道具は進化しても、人間の本能(脳)は進化していない。「人間の愚かさ」は、思うようにいかない現状に、感情を暴走させ、周りや自分をも傷つけていくことにも気づきもしない。
人間は、己の醜さや、過去の凄惨な戦争や、災害の教訓を、時間が経つと忘れてしまう生き物です。
仏教は、まさにその「人間の愚かさ(煩悩)」を深く見つめ、科学が進歩しても変わらない人間の苦しみから抜け出すために、喚び続けてくださる仏様の御心を聞いていくものなのです。
世の中のニュースを、どのように受け取っていくのか。
そこに、「私」を抜きにして見ていくのではなく、いのちを問うてくださると考えていけたら、自分の生き方も変わってくるかもしれませんね。
ご質問ありがとうございます。
私もそのように思うことがあります。たとえば、オーストラリアでユーカリの山が勝手に燃えてコアラがたくさん焼死したニュースを見て、これってユーカリがコアラを養殖していただけなのでは?と思いました。
地球にはもともと酸素が無かったのに植物が酸素を作り始めるといろんな動物が生まれました。植物は動物を利用して繁殖範囲を広げました。動物は植物にいいように使われているだけなのではと思いました。
人間も結局は植物や自然に利用されているだけなのかもしれません。二酸化炭素が増えるのは植物にとっては好都合ですから。(とはいえ二酸化炭素も増えすぎると植物も光合成の効率が悪くなるようですが)
個人の力は小さなものです。しかしアメリカの一人の少女の手紙がアメリカとソ連の冷戦を止めたきっかけの一つになったように、小さなことでも決して無駄ではないと思います。
ハスノハで私が回答しているのも同じです。回答したからと言って世界が変わるわけではありません。
お釈迦様はすべてを見抜いてなお「悪いことはせずに良いことをしましょう」とお教えになったのだと思います。
私たちは私たちができることをやっていきましょうね。
今まで通り生きれば良い!
おじゃる丸さん、色々考えますね。天災や災難、戦争は本当にないに越したこと無いし、神様が課題を与えているのでは?と思ってしまいますね。ご自愛ください。
とりあえず生きてみたらどうですか?災害も災難も戦争も自分が経験しないと何も分かりません。平和がいいに決まっています。平和な分精神も悪い方に傾きます。生きるのは理由がありません。
私は朝ドラを楽しみにしてます。そのために生きています。次はどんな俳優さんが主演になるか?予想しながら観ています。 それが楽しみで楽しみで仕方ありません 。それが私の生きる糧になっています。世間からは馬鹿と言われるかも しれませんが 私の人生です。 それぐらい楽しんでもいいじゃないですか 。だから、とりあえず生きましょう。合掌
「運命」ではなく「共業」 あなたの一滴が新たな流れを作る
おじゃる丸さん、久々にハスノハへ大切な問いを届けてくださり、有り難うございます。ニュースを見るたびに強まる無力感を抱えながらも、解決策を考え、苦しむ人に手を差し伸べることを手放したくないと書いてくださったお心は、私自身強く共感します。とても、心強く思いました。
まずお伝えしたいのは、その「引っ張られている」という感覚は、的外れではないということです。仏教は、欲や怒り、愚かさ(貪瞋痴)を、個人の性格の問題としてではなく、人間すべてが抱えている根深く抜きがたい性質として見つめてきました。親鸞聖人は、ご自身を含めたすべての人間を「煩悩具足の凡夫」と言い切られました。おじゃる丸さんの「引っ張られている」という直感は、この人間観と、深いところで重なっていると受けとめました。
では、どうするか?「もう決まっている運命だから仕方ない」という話ではありません。仏教が2500年説いてきたのは運命論ではなく「縁起=因縁生起」です。今の世界の姿は、無数の人間の無数の選択が積み重なって出来た結果であり(一人ひとりの業に対し、こうして共に作り上げた業を仏教では「共業」と呼びます)、外から一方的に決められた脚本ではありません。積み重ねで出来たものだからこそ、今この瞬間の一つの選択もまた、これまでの流れに新しいものを加えることになるのです。「余計な欲は手放せる」という、おじゃる丸さんご自身の個人レベルでの確信は、小さく見えても、共業という大きな流れに確かに働きかけている一滴となり得るのです。
そして、この煩悩具足の私たちを、「決して見捨てることはない」と、智慧と慈悲の働きを届けているのが、阿弥陀如来です。世界の現状を、独りで一気に変えることはできません。しかし、その願いを持ちながら、煩悩具足の自分を見つめ、かつ、大切な方に関わっていく。これが、煩悩渦巻く娑婆を絶望せずに生きる、私の姿だと思っています。
あなたは独りではありません。阿弥陀如来も、hasunohaの僧侶一同も、あなたを応援しています。合掌
おっしゃる通り❝生き辛い❞世の中になっています。
近頃、学者(特に経済学者)のなかで❝気候崩壊❞という言葉が使われています。「気候変動」などという生半可なものではなく,まさに「非常事態」なのだそうです。
一部のグローバル巨大資本―マグニフィセントセブンと言われていますが―が、世界中のお金持ちから、資金を集め「独占的」に生成AIなどを駆使して、巨大化しています。それを(マネー)テクノ資本主義というらしいです。
その結果、データセンターなどで「膨大な」電気エネルギーを必要とし、益々、地球温暖化(or沸騰化)に拍車がかかっています。現在、世界の戦争・紛争も、その資源(石油やレアアースetc)の「取り合い・奪い合い」が背景にはあります・・・💦。
で、貴兄のおっしゃるように、やがて地球では住めなくなると予想する人もいます。ちなみに、イーロンマスクさんが「スペースⅩ社」を立ち上げた動機も、将来、月→火星へと「移住」するための研究開発だそうです・・・😅。
いずれにしろ、世界中が自分さえ良かったら他人はどうでもイイという「自己中(自国ファースト)」になっています😢。
要するに、世界中から「宗教」が滅んでいるのです。本来、宗教というものは、困ったり苦しんだりしている他者に❝思いやり❞をもって手を差し伸べることを説いております。それを、仏教では「利他行=慈悲」と説いています。キリスト教・イエス様もイスラム・ムハンマド様も、根本的には同じことを説いています(後の宗教指導者や政治家が「自分に都合がいい様に」解釈をチョット変えているのですが…)。
とにかく、今のままでは貴兄がおっしゃるように、人類は滅亡するだけでしょう・・・💦。
そこで、少しでも「破滅!?」を避けるためには、お釈迦様が説かれた❝少欲知足❞を考え、実行していく他にないと思っております(小生だけの思いかもしれませんが…)。
なお、斎藤幸平氏『人新世の「黙示録」』…示唆に富む本だと思います。一度お読み下さい。合掌 南旡阿弥陀仏
むさぼりを捨て争いをやめて慈しみの心で
拝読させて頂きました。
あなたがそう思うのももっともなことだと思います。あなたが危惧なさることお察しします。
今の世界は私達人間の愚かさや欲望により現在のような状況になっていると思います。
私達は過去の歴史を学んで真摯に受け止めて正しく生きることが必要です。
愚かなむさぼりを捨てて決して争わないであまたのものごとに敬意や感謝の気持ちを持って生きていく必要があります。
そうしていかなければ私達に明日はありません。
仏様神様ご先祖様は私達を慈しみの心でお見守りなさっていて下さいます。
あなたがこれからも善き考え言葉行いを日々心がけ、敬意や感謝の心を持ちお互いを尊重しあい心から健やかに豊かに生きることできますように切に仏様神様ご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌
その時代その時代ごとのエゴイズムの具現化
自然災害は人は関係ありませんが、戦争は人のやること。
今や気象兵器もあり核で地震も起こせます。中国はずいぶん前から自分の畑に我田引水のために降雨ミサイルで雨を降らせていましたが、知らん人には陰謀論と言われますので…やれやれまぁ良しとしましょう。(良しじゃねぇだろ)
人間がみんな自己中だからイカンのですよ。
人類の歴史は歴史上は最後、最新。最も真新しい時をすすんでいますが、人類が全体的に教育、知性、宗教精神、モラル、人間性が低いからエゴが優位に立つだけです。
エゴが優位に立てば当然エゴいことしかやらんのが人間。
金、利益、権力、武装、自分ファースト。
だから人類は真の宗教性を必要としている。必要としているのに本人たちに自覚がないのです。
あなたの言う通り、「戦争や災害は大昔から人間を苦しめて、戦争は人間の叡智で避けられるもの~、人間は同じ間違いを何度も犯しています。」
その通りです。
なぜか。
学びがない、反省がない、優劣や勝ち負けばかりで菩提心がないからです。
菩提心とは人類の最高の教育です。
宗教も宗派も主義思想も超えて、この上ない心をもとめて、愚かなことをせず、悪しきことをせず、自分だけではなく皆が幸せになれるように救いのアクションをおこすのが菩提心。
食品業界でエゴばかりで菩提心が無けりゃぁ、いい加減なものを売るようになる。コスパを下げて、悪魔に魂売って、体に悪いものを作るようになる。
菩提心があれば子供から高齢者まで安心して食べられるものを作れるようになる。
宗教者にも菩提心がないことが問題なのです。
世界にある宗教とは、ありゃ宗教ではなくて大半がエゴファーストな宗教の名をかたったナゾ施設です。
運営者やトップをご覧あれ。新興宗教とか、既成仏教団体だってトップの器は分かる人にはわかるでしょう。
そのお偉い座に就きたい人がなってたりするのがほとんど。
だから坊さんだからって騙されちゃいかんのです。テラノムスコが宗教心がきちんと皆そなわっているのか。否。
だから、真の宗教心とは各自の菩提心、道心、無上心なのです。
お寺とか神社とか教会とか建物じゃァない。
個人の中に本当の宗教精神があるかどうか。
エゴを放置してもどうにもならんことをよく弁えた人がどんどん真の教導精神をもって、導かなければならない。
それが今、不足をしているのです。ぜひご協力を。発菩提心。
質問者からのお礼
聖章さま
ご回答ありがとうございます😊お坊さんでも同じように感じている方がいるんですね、ホッとしました。また、人間こそが自然に生かされているという当たり前だけど忘れていた視点を思い出しました。なるようにしかならない、けれど人間として生きているなら、やはり目の前の人を大切にしていきたいと思いました。ありがとうございます😭
中田様
ご回答ありがとうございます😊
お坊さんたちに共感していただけて大変安心しております。
こんな事態が起こっているからこそ、仏教の教えが消えるどころか、ますます個人にとっては生きる基準になってくれるのかもしれませんね。寄付などを通じて被災者の支援に協力する際に、ぜひ思い出して、「私」は今何をするのかを考えていきたいです。ありがとうございます😊
★Kousyoさま
いつも温かいご回答をありがとうございます!自分自身の心の中が今どういう状態なのか、世間の流れにつられて悪意に染まっていないか・・・それはとても大切なことだと感じました。世界の流れは止められなくても、整った自分として世界と関わっていきたいです。ありがとうございます。
★げんさん
はじめまして、このたびは力づよいメッセージを誠にありがとうございます!!阿弥陀如来様は、このような世界で無力感を感じる人たちのことをこそ、優しく見守っていて下さるんですね…この世界がどうなっているのか、答えがわからなくてもやはり、今の自分の心を整え、目の前にいる人を大切にするところから始めたいと思いました。どうぞ、今後ともよろしくお願いします!
★大塚様
はじめまして!このたびはご回答をありがとうございます。私はカトリックの教育を受けてきたため、仏教も同じ「慈悲」を説いていることが素晴らしいと思っており、そのような目に見えない美しい心がけを踏みにじるような今のビジネスの世界はやはり、恐い場所だよな~と思っていました"(-""-)"けれど、こうやってハスノハで回答くださるお坊さんがいらしたり、それを見て何らかのことを考えたりできることは、やはり宗教が、形を変えても生き続けている証拠なのかな、と思いました。私の友達にカトリックの神父様になって海外で活動している人がいるのですが、そのような人たちは、やはり小さな教区でも深い慈悲を実践されていて、本当に素晴らしいと思います。私は欲だらけの器の小さい人間ですけど、これからもハスノハや、少数ですが大切な友達を味方につけながら、生き辛い世の中を何とか生きていきたいです。御本も紹介いただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いします
平野様
はじめまして!他のお坊さんとはちょっとテイストの違う(笑)ご回答、ありがとうございます😊はい、もちろん生きていきますし、自分だけの楽しみもあるので適度にラクしてるんですが、やっぱりこの世界どうなってるの、と思っちゃうんですよ〜😭ニュースの見過ぎかな?これからも堅い質問しちゃうかもしれませんが、どうぞ宜しくお願いします🙇朝ドラ楽しんで下さいね!
丹下様
ありがとうございます!いつも他の方々へのご回答をゲラゲラ笑いながら読んでいました🤣「一本足り〜ぬ」とか笑😆
今回は聖職者としての実感に満ちたご回答をありがとうございます!世界の動きにどこかでブレーキをかけるはずの宗教さえもお金崇拝になってしまったら、もう終わりですよね。私は大学で教員をしているので、まずは学生や同僚への菩提心を実践していきたいです。ありがとうございます😊



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )