この瞬間回答受付中
過去を悔やみ、未来を不安になり今この瞬間を大切に出来ていません。
今を大切に生きるにはどうしたら良いのでしょうか?
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
予期不安。無理のないペースで、心身のセルフケアを。
過去の経験から、気づきや学びはありましたか?
悔やむほどのことですから、よほどの出来事があったのでしょうね。
過去の経験がトラウマのようになれば、今や未来に一歩踏み出せなくて、「また同じことが起きるかもしれない」と予期不安が起きてしまうことでしょう。
深呼吸やリラクセーション、十分な睡眠、無理のないペースで、心身のセルフケアをしましょう。
幽霊のたとえばなし
👻昔のアニメやドラマなどで描かれている「幽霊」のイラストを思い出してみて下さい。
およそ後ろ髪を引かれるが如くに髪を後ろにたらしているその姿は、過去に引きずられている姿をあらわしています。
手を垂らし遠くを求め、不安な表情をしているのは、先の事、未来におびえている姿です。
地面に足がついていない、足のない姿とは、立ち位置を見失った姿。現在と共にありながらも今を生きていない姿を現しているものです。
映画の貞子などもおぞましい姿で描かれていますが、それも人間の負の心を表すものです。あるいは、そういうものを観て、恐れをなす場所もどこかと言えば、みな内なる、こちら側の心でございましょう。
幽霊、お化け、負の心に憑りつかれた人とは、誰のことでしょうか。
それはまさしく、我々生きている人間の姿そのものを描いたものです。
心ここにあらざれば映れど見えず、響けど聞こえず、ことに触れても感じず、
心ここにあらざれば、視みれども見みえず、聴きけども聞きこえず、食らえどもその味を知しらず。此これをいわく、身をおさむるはその心こころを正すに在ありと。
幽霊とか言うものがどこかにふわりと飛んでいるということではなく、あらゆる人間がこの現世、この世界において「そのような生き方をされておられる」「人がみな自分の内なる思いを飼いならすことができずに迷い苦しむ姿」に警鐘を鳴らすものです。
つまり幽霊とは我々の迷いの心、衆生の心を象徴したものです。
幽霊の道歌にこんなものがあります。
過去を憂い
未来をここへ引き寄せて
今現在を常闇(とこやみ)にする
思い(念)が残って成仏が出来ぬというのは、まさしく今の人間のことを言うものです。人間は左脳の活動がバグると過ぎたことを相手にし、いまだ来たらぬ未来におびえ、今、この時、ここ、この場所にありながら地に足のつかない生き方をしてしまう。これは全人類共通の課題なのです。
この瞬間を生きるということは頭の中の思考を優先させないことです。
思考ファースト頭脳から、事実ファースト頭脳に切り替えるのです。
坐禅とは人が思考を離れて、今の事実に親しくなるためにどうしても必要なスタンスなのです。人は真の安らぎのためには何を置いてもその安らぎを求める力が沸くものです。自分の脳の向上のためにも是非とも坐禅を志してください。
当山のYOUTUBEもご覧ください。



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