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知的障がいを持った兄弟の「意味」はなんでしょう。

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この度はお世話になります。

大きく年齢の離れた下の兄弟が知的障がい者(児)です。
いまは特別支援学校へ通っています。

兄弟が生まれて1年ほどは、絵に描いたような幸せな家族でした。
自分が中学生という多感な時期に、兄弟の障がいが発覚し
その頃の家族の様子はとても荒れていて
思い出すだけで気分が悪くなりますし、できることなら忘れたいです。

現在は、当人も家族も私自身も生活は落ち着いておりまして
高望みをしなければ不自由のない日常を送ることができています。

ただ、残念ながら 兄弟は
就労や自立した生活を送ることが難しいらしく
将来的には施設に入れるしかないのでは
というような話もしているほどです。

兄弟が社会に出るまでの時間が減れば減るほど
「このひとは何のために生まれてきたのだろうか」と
思うことも少なくはありません。

兄弟がそんな状況ですので、
「怠けられない」という良いプレッシャーにはなっています。

生きることに意味はないと思います。
生きていれば、どんな人でも どんな行動でも
きっと誰かの役に立っているのだと思います。

ですが、どうしても前向きな考え方ができません。
「偽善だ」と思ってしまいます。

障がいを持つ兄弟の「意味」、
その家族が感じるべき「意味」とはなんでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

意味は無い。創作はできる。

仏教では、法は無我であると言います。
法とは、頭で考えた概念すべてです。
無我とは、実体がないこと、執着に値しないないことを言います。

あなたが探し求めているような「意味」は、無我である法のひとつです。
意味に執着しないでください。

仏教は、悩み苦しみの原因を制御したり消したりして、悩み苦しみを制御したり消したりする教えです。
たとえば怒りの煩悩は悩み苦しみの原因だとされます。
「嫌だ」という感情が怒りの煩悩です。
障害を「嫌だ」と感じるとき、その感情が悩み苦しみを生む可能性があるのです。
ですから、意味は無いけど、嫌がらないようにしましょう、というのが私の回答になります。
嫌がらないために意味をみつけたいのだとしたら、意味という法を無理矢理にでも頭で創作する必要があります。
もともと無いものを創作するのだから、あなたが自由に意味を創ってはどうでしょうか?

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