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人との接し方について

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

最近、座禅をはじめました。
本を読んでしているのですが本の中では座禅は自分と向き合う時間。ありのままの今の自分を見つめる作業とありました。
今まで他人のことばかり見ていた僕には良いきっかけになっています。
しかし、今度は自分のことばかり中心になって他の人に対して自分は関係ないからというような考えが出てきてしまっています。
自分自身とその他の関わり方が難しいのですがどのようにしたら良いのでしょうか?
周りの人が大変な事態になっても手助けできない状態です。心のバランスが上手にとれていない状態で自分でもどうして良いのかわからない状況なので何か良きアドバイスをよろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

他人がいるから自分がいます

はじめまして、質問を拝見しました。人間関係は一番難しいですが、うまく行けば最高の喜びにかわりますよね。自分だけだったら、喜びを分かちあう事もできませんよ。

自分と向き合うのはなんでしょう。我儘に生きるためでしょうか。他人に迷惑をかけないため?自分をみつめるとは、良いところを大きく、苦手なところは小さくする作業ではないでしょうか。
そうする事で自分も他人も良い関係性が築けるのだとおもいます。

周りの事はどうでもいいと思いはじめると、関係は悪くなりますよね、その関係が悪くなって一番辛いのは自分です。会社でも家族でも他人がいるから自分が存在するじゃありませんか。
会社があるから従業員となれるし、親がいるから子です。妻がいるから夫なんです。大袈裟に言えば他人がいるから名前があります。世の中に自分ひとりなら名前なんていらないですしね。

自分が大事なように、他人も自分が大事なのです。自分を大切にする=他人を大切にする事が大事だと思いました。

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有り難し
おきもち

一般家庭の長男として生まれ、会社員を約20年経て浄土真宗の僧侶となりました...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
他人があって自分の存在を感じることができる。今まで感じることがなかったので改めて自分のことを考えました。
他人との関係性を考えた時に自分のうつわの小ささや心の弱さを出さないように逃げていたのかもしれません。
向き合って受け入れられるよう成長したいと思います。

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