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考えると苦しくてたまりません

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有り難し有り難し 16

このカテゴリーで合っているのかわからないのですが、質問させてください。

私はこの三月に、契約などの関係もありましたが、精神面の不安があり、前の仕事を退職しました。

仕事を辞めても辞めなくても、心療内科にかかっていて、変なタイミングで癇癪を起こしたりしていて、いつも両親には迷惑をかけているんだろうな、と思っています。

そんな私も、今日で26歳となって、まわりが結婚したり、出産をしたりというのをよく聞くようになり、すごく漠然と、いつかはそうなりたい、人並みの幸せをつかみたい、と思うようになりました。

でも、私が歳を重ねるということは、両親も歳を重ねるということであって、考えたくもないのですが、そう長くは一緒にいることはできないのかな、永遠はないのかな、と思うようにもなりました。

最近そう考えることが多くなり、ふとそう思った瞬間に、涙が止まらなくなるようになりました。
そして、私は今までなにをしてきたのだろう、こんなにたくさん迷惑かけて生きてきたのに、何も、ほんとになんにも恩返しできてないじゃん、と思いました。

毎日、ありがたさと申し訳なさを痛感しながら生きてはいるのですが、なんだかスッとしないんです。
私はこれからどうしたらよいのでしょうか…?

最近それが辛くてなりません。
うまくまとまっていない文章で申し訳ないのですが、ご回答などいただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

逃げてはいけません!戦ってはいけません!受け入れる覚悟です

今の貴女の心は「苦」です!仏教での苦は迷い、悩む事を意味します。

では何を迷い、悩んでいるのか自分でははっきりしない事がまた更なる苦しみへと成っています。
迷い、悩みの苦しみから解き放たれたら心も晴れ内に閉じこもった考えも無くなります。
今の貴女は、心が弱っています!
では強くするには何をすればいいのかが分かれば一歩踏み出せるのです!
 今までの貴女は苦しい度に苦しみを遠ざけてきたはずです。
それではまた同じ苦しみが襲いまた逃げる何時まで経っても自分の道、生き方が見えなくなり苦しくなってしまう。
全て自分の事から始まるのです。お父さんお母さんも貴女も私にも必ず訪れる「死」、それに毎日老いて行く我が身、常に病気になるかもしれない不安感、生きる時の苦しみは絶対に逃げられません!この世は逃げられない「四苦八苦」だらけで、この世は一切皆苦(いっさいかいく)全てのものが苦であるとの教えがお釈迦さまです。
だったら戦うのでなく受け入れる事覚悟しす事で段々楽になります。仏教では楽は幸せの心(悟り)です。
楽の先に苦があり苦の先にしか楽は見えません。
今をしっかり受け止め決して逃げる事無く真っすぐ前を向いて少しづつでも良い歩き出しでみてください。それが真実の生き方で仏の道である仏道です。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

山口秀徹さま
ありがとうございます。
心が弱っている…たしかにそうなんだと思います。
そして、考えまいとして遠ざけてばかりいたのですが、やはり受け止めることも大切なのだと、改めて感じることが出来ました。
時間はかかるのかもしれませんが、少しずつ、今を受け止めて逃げることなく真っ直ぐ前を向いて生きていけるようになりたいと思いました。
お言葉をいただけて、心がスッと軽くなったきがします。本当にありがとうございました。

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