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死亡事故の謝罪について

回答数回答 1
有り難し有り難し 22

友達のご主人が、飲酒ひき逃げ死亡事故を起こしました。今は服役中です。来年に釈放されると思います。
被害者は、20代の男性でした。お爺様、お祖母様、ご両親、妹さんと同居しておられた方でした。
出所したら、一番に謝罪に行かなければという事を友達に念押ししてもらいました。本人の返事は、弁護士に相談する。俺の顔は見たくないだろうから行かない方がいいと思ってるとの返事でした。事細かな事は書ききれませんが、自分達の今後の生活の事ばかりで、被害者に悪いと思っていないと感じる事ばかりです。
友達が月命日に御線香をあげさせてもらえるように、毎月、運転さしてもらい付き添いました。私自身は、お家にお邪魔させてもらい、ご仏壇に手を合わさせてもらったのは、一度だけです。友達は毎回、拝ませていただいております。
ご主人が出所する時まで月命日には、お伺いさせていただく覚悟であるから、もう付き添いはいらないとの事で、ここ一年は私は行っておりません。友達はお伺いしているようです。
ご遺族の方から、今、ご主人はどういう気持ちですか?と質問されたりするとの事です。
聞きたい事、言いたい事があるという事と私は感じました。
友達は主人が出所しても、行かないと言うのなら無理には言えないと言います。
私はその事で何度も友達とぶつかり合いを繰り返しました。
ご遺族は、後にも先にも上にも下にも行けず、その場で泣き崩れて居られる状態と感じるのです。許してもらえなくても、ひどい事を言われたとしても、謝罪に行く事で、少しでも、ご遺族は動けるようになられるのではないかという望みがあり、何が何でも謝罪は必要と切望しております。
友達が言うように、大人なんだから無理を押し付ける事に意味はないのでしょうか?
被害者のご実家はお寺です。なので、線香をあげさせてもらえるのだと思います。通常なら、許していただけなくても当たり前。
その事の有り難みもわかっていないと感じます。
御導きお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お優しいんですね…

 この度のご相談内容はお友達のご主人の問題とのこと、あなたには直接関係無いお方なんですね。それでも、被害者遺族を思ってそこまで心配なさっておられる…お優しい方と想像致します。
 そのことで、何度もお友達と「ぶつかり合い」をなさっておられるとのこと。お友達との友人関係もぎくしゃくしておられるのではないでしょうか。
 いっそ、この件からスッパリ手を引かれては如何ですか?
 このままですと、あなたの思いを受け止めようとしないお友達夫婦との関係で、あなた自身がとても辛い思いを重ねられることになると思います。
 被害者のご遺族が心配で…と、おっしゃるならば、あなたが不思議なご縁により関係の出来た一知人として、ご訪問を続けられては如何でしょう。友人夫婦とは無関係の身として…。
 「付くべき縁あれば伴い 離るべきあれば離るる」(親鸞聖人)ものです。被害者ご遺族に出来る限り寄り添っていく…それこそがあなたに出来る、あなたにしかできない尊い行動かと思います。
 もちろんそのことで、友人関係が壊れたり、被害者遺族にもあまり喜んで頂けないような辛い思いをされることもあるかも知れません。
 でも、「仏様はあなたをちゃんと見ておられる」のです…実は、それは即ち「自分自身の行為は、他の誰が見ておらなくても自分は見ている、知っている」ということなのです。
 どうかご自身の選んだ道を力強く歩まれますように…御仏はいつもご一緒です。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

私が、単身で伺わせてもらってもいいものかと悩んでおりました。
お言葉頂戴させていただき、一度訪ねてみようと決心できました。
不謹慎なのですが、私はこの事件に縁を感じておりました。
勝手な思い込みなのですが、私がこの事件から何かを学ぶ必要があり関わったのではないのかと、、
友達を支えるのは勿論、全力で出来ることはしたいと思えました。
勇気はいりますが、伺います。
頑張れます。

お言葉が無ければ、友達を憎んだかもしれません。憎しみの心を持つことはとても苦しい。

本当にありがとうございます。
伺ったら、報告させて下さい。

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