親友の他界について
高校時代に入っていた陸上部に、親友とも言える友達がいました。人数が少なく、同じ学年だったのはその友達だけで2人でよく遊んでいました。
神戸の高校だったのですが、僕は北海道の大学に、友達は神戸の大学に進学しました。
夏と冬の休みには毎回神戸に帰って遊んでいました。しかし、去年の夏から急に連絡が取れなくなってしまい、何かあったのだろうがと考えながら過ごしていた。
連絡が取れなくなってから1年が経ったある日、その友達の知人から急にメールが送られてきて、内容を確認すると、去年の夏に自宅マンションから飛び降り自殺したと書かれていました。飛び降りた前日、彼女に振られたらしくそのショックで…という可能性が1番高いと言われました。
相談してくれれば良かったのに…という思いと、その話を聞いてから一人で家にいると友達が暗闇から出てきそうな気がして恐怖を感じるようになってしまいました。
本当に化けて出てくると思ってはいないのですが、自殺してしまったと言う事実が頭から離れません。
僕はその友達をどう考えながら生きて行けばいいのでしょうか?
人の成功を素直に喜べない時がある
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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友達は仏様に成られたと受け止められますか?
友達は既に仏様に成っておられます。
悩みや苦しみ、老いること、病むこと、死ぬことの一切から解き放たれた存在でいらっしゃいます。お悟りのいのちでいらっしゃる…あなたが全く心配されなくてよい存在となっておられます。
そのことを頂けたとき、あなたは心落ち着かれるのではないでしょうか。
もちろん死んだ後の世界は誰にも分かりません。だから、「そんな仏の世界なんて信じない」という受け止め方もありましょう。その御心を否定はしません。
ただそれならば、死後の世界は結局自らには分からぬまま、不安のまま死んでいかなくてはなりません。仏様は私達のそんな心を見抜いておられるから、仏のいのちをお説き下されたのです。
自ら命を絶たれると、成仏されないという受け止め方もあるようです。御念仏の教えからはそのようには申しませんが、どうであれ死後のことは自らでは何とも出来ませんので、唯々仏様にお任せしていきましょう。
友達は暗闇から出てくるお化けではなくて、明るい昼間の太陽の下でもいつもあなたと一緒の仏様です。それでもコワイですか?…良い友達であれば良いお化けとなって現れるはずです。あなたにやましいところ無ければ笑顔で話しかけてくれるはずだと思いませんか…。
ただ、お友達は決してお化けにはなっておられません…仏様がそうさせないからです。既に尊い仏様とお生まれです。仏様の「一方的なお独りばたらき」がお友達に届いていたからです。
そんな、どうあっても安心の仏様のおはたらきは既にあなたにも届いています。
質問者からのお礼
最初は毎日のように泣いていたのですが、回答のコメントを読み、とても気持ちが軽くなりました。
話をする事は出来なくなりましたが、いつも私のそばに居てくれる仏様という教えを聞き、やっと受け入れる事が出来たように感じます。
ありがとうございました!