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自身の為したことに自身が納得し腑に落とすことから始まる

親御さんの介護お一人で大変だったでしょう。

介護についての相談は数多くあります。 その中でよくあるのが、親へではなく、兄弟間の「気遣い」や「遠慮」という問題です。

あなたの思う形とは違うかも知れませんが、何らかの形で、ご兄弟にも必ず親御さんの事を考える時が来るはずです。

あなたは親御さんの面倒を見たことを後悔されていますか?
きっとそうではないはずです。

ご兄弟やご親戚と自分を比べるのではなく、ご自分の選択でなさったことをやり続けているのですから、ご自分のなさってきたことに自信を持って下さい。

ただ、そこで「俺はやったのだから」になってしまっては、今まで懸命になさってきた介護まで、他者との駆け引きになってしまいます。

仏教では、他者と比べることを良とはしません。

自身の為したことに自身が納得し腑に落とすことから始まるのです。

ご自分の選択を他者と比べたり批判することなく自身でやり遂げられたなら、この上なく幸せな人生ではありませんか?
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有り難し
回答僧
質問
何故、薄情な家族の方が健康なのですか。
無宗教ですが、どうぞ宜しくお願い致します。 私は10年近く、一人で親の介護をしております。 その間に自身も病気になってしまいました。 ですが、どうしても両親を放っておけません。 兄弟がいるのですが、介護を手伝ってはくれません。 私に全て任せっぱなしです。 兄弟のお嫁さんも、お見舞いに1度も来ないような人です。 また電車で来れる距離にいる親戚も、 “毎日心配で、心が苦しい” “一日も忘れたことはない”と言葉ではいいますが、 介護を手伝いに来てくれたことはありません。 両親は自身の親の為に、兄弟の中で誰よりも親を助けたのですが、今は病に倒れ、長年床の中での人生になってしまいました。 何故、一生懸命に親を助けた両親や、私が病気になり、 一方、親の面倒を一切看ない兄弟や親戚の方が、 元気で健康で、充実した人生を送っているのでしょうか。 長年、この事が自分の中で解決出来ず、 苦しんでおります。
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