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働くか、生きるのをやめるか

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有り難し有り難し 53

働くか、生きるのをやめるか

就職活動中の大学4年生です。
今年3月から自分のペースで活動を続けてきましたが、
思うような結果を出せていません。

1つ内定のようなものをいただいた企業がありますが、
企業の将来性・規模・待遇の面で不安があり
まだお返事を出していません。

納得がいくよう就活を続けるというのが
現時点で最善の選択だとは思います。
しかし、限界です。もう分かりません。嫌なのです。

働く・働かない以前に、
私は「生きたい」という意欲の低い人間です。
将来成し遂げたいこともありません。

苦手克服のために始めた接客のバイトで職場に馴染めず、
仕事を十分に覚えられず、上司の発言に萎縮する…といったことから
強く落ち込み、鬱病のような症状を経験をして以来、
日常生活の中で常に劣等感や恐怖感を抱えるようになりました。

そのため、就活では同じ失敗をしないよう、
自分の興味になるべく近く、かつ会社の雰囲気がいいか、
働くイメージが出来るかどうかを軸に
直感的な部分を重視して企業を探しました。

それでも、選考を受けてお断りされれば
こちらの方針を立て直さなくてはなりません。

そうして、履歴書の文章作りに何時間も費やしたり、
受かるように志望動機を企業にすり合わせてみたり、
面接で相手の反応に神経をすり減らしたりするうち、
自分は何のためにこの行為をしているのかと空しくなってきました。

一人前に働いてやろう、いい暮らしができるように頑張ろうと
前向きになれることもあります。
しかし、もうだめだ、死んでしまおうかとぼーっとしながら
部屋にひとりこもって無為に過ごす時間が大半です。

この先、社会に出てからもその都度辛いことがあるだろうに、
それらの時間を作る準備をしている現在に疑問を感じます。
無駄な投資のように思うのです。

私がやりたいことは、
「この世からいなくなること」「楽になること」です。
死んでしまった方がずっとずっと楽なように思います。

就活する、今後生きていくための準備をする必要はあるのでしょうか。

長くなってしまいましたが、質問は以下の通りです。
今、私はとても苦しいです。
なぜ苦しむために生きているのでしょうか。
私はどうすればよいのでしょうか。

お言葉をお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

働かんでもええやん。

もみじさんはじめまして!

私自身大学生の時、
『生きること』『お坊さんになること』『働くということ』などなど
かなり思い悩みました!
もみじさんと同じように
部屋で1人ぼーっと、『死』を考えるようなこともありました。

しかし、今は
よかったな。と思います。

大学生の時に
『死にたく』なるほどに『生きること』『人生』に思いを巡らしたことを。

人間、一度はこういったことに思い悩む時期があっていい、いや、なくてはならないものだと思います。
それが若ければ若いほうがいいんです!

人間にとって、人生にとって、
『大切なこと、もの』
はなんだろうかと考えることが必要なのです。

就職すること、働くことが
そんなに大事な、大切なことでしょうか?
働くか、生きるのをやめるか。
そんな天秤にかけなくてはならないものではありません!

就職しなくたって、働かなくたっていい!世間はいつも『価値観』を押しつけて来ますが、そんなものに縛られなくたっていいんです。
私達には基本的人権があります。
世間に『ほっといてくれや』とあっかんべぇしてもいいんです。

働くのは生きることに必要なお金をいただくのが主な目的でしょ。私達は働くために作られたロボではありません。
生きることをやめてまで働く意味がありません。
本末転倒甚だしい。

日本がいやなら、
海外へふらっと行ってみてもいいし、
『なんだか働きたいなぁ』と思うまで自分のやりたいことやってみるのもひとつだし、
大学卒業と同時に就職して働いている。というステレオタイプの道を歩まなくたっていいんです。

『家族』に迷惑かけるかも。と思われるでしょうが、
家族はもみじさんに
『死なれる』ことほど以上の迷惑、悲しみ、苦痛はございません。

どんな生き方してもいい、
極論ホームレスになったっていいんです。
家のあるなし、お金のあるなしと幸せはイコールではありません。

だから
仕事なんかしなくたっていい。就職しなくたっていい。

仏さまは万人をあるがままを照らしておられます。

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