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お坊さんとの結婚

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

私はバツイチで二十歳の女の子の母親で44歳です。(東京在住)

10年前から別れたり戻ったりしている10歳下の彼との結婚について悩んでいます。

彼は実家のお寺を継ぐために会社員を辞めて去年四月から一年間修行に行っております。

今年の四月の終わりには卒業です。

その後の事は具体的には決まっていません。

田舎のお寺なのですが私がすぐには来なくていいし何とかするから結婚しようといいます。

彼の両親ににもお会いしたこともあります。

私はこの年なので子供はもう産めません。

それに85歳の父の面倒も見ているので簡単に転居はできません。

どんなになんとかするといってもお寺の事、向こうのご両親の気持ちを考えると申し訳なく思ってしまいます。

でも、お互いに本当に必要と思っています。

何をどう考え思えばいいか教えてください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

おふたりの気持ちが大事では?

「お互いに本当に必要と思っています」
たままさん、あなたのこの言葉が全てを表わしているのではないですか?
85歳のあなたのお父様の事、ご自分の年齢や彼との年齢差、離婚歴や娘さんの事、そして勿論寺院後継者たる彼のもとへ嫁ぐということ。確かにハードルはいっぱいありますが、10年紆余曲折あっても、[お互いに本当に必要]な関係でお付き合いしてきたならば、乗り越えられるはずです。
彼と結婚するということは、彼の僧侶としての寺務を補佐する事を意味していますから、お寺の維持管理や、お檀家さま特に総代世話人さんとのお付き合いも大切にしなければなりません。そして彼のお寺の宗旨・教えについてもある程度認識・知識が必要です。この点はたままさんも今後学んで行くべき事が数多くあります。

お互いが必要・大切、そしてお二人とも人生経験を重ねているのです。彼が修行から戻って来たらじっくりと話し合い、お二人の親族や彼のお寺の総代さんにも理解してもらう努力をして下さい。時間が掛かっても皆さんに納得してもらいましょう。

全てを乗り越えて、皆に祝福されて、様々な人が集うステキなお寺して下さい。
お寺はご縁をつなぐ場所です。〔お互いに本当に必要〕という想いを忘れずに!

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有り難し
おきもち

石川県金沢市内の城北地区鳴和町で浄土真宗本願寺派のお寺をお預かりしておりま...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。

周りの人に聞いても辞めた方がいいという答えしか貰えないのでとても心が楽になりました。

40歳を過ぎたころから若いときとは違う死を感じるようになり、尚更、後悔のない選択をして

生きてゆきたいという気持ちも芽生えました。

お互いの気持ちを信じて頑張っていこうと思います。

険しいかもしれませんがいつかわかって貰えるようにしてゆきたいです。

本当にありがとうございました。

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