やめるをやめるは許されますか?
前回はとてもありがたいご回答をいただきありがとうございました。
少しずつですががんばってみています。
実は、もう一つ合わせて悩んでいることがあり、ご相談させていただきたいと思います。
職場で色々あり、上司に退職を相談したところ、ひき止められました。
一度は退職を口にしてしまった私がこのまま職場に居続けることは許されるのでしょうか?
厳しいお言葉も覚悟しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
やめるをやめるももちろんありかと
みか様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
あまり気にすることではないのではないかと存じます。
私たちには、しなければならないこと、やらなければならないこと、するべきことなど、色々とありますが、無理なこと、嫌なこと、理不尽なこと、おかしいこと、不正なことは、やるだけストレスによる弊害も大きなものになってしまいます。
それこそ、心身ともに壊してしまっては何にもなりません。
何事も退くのは、難しいことですが、自分を守るためには大切なことになります。無理に攻め続けて、多大なリスクを取るよりかは、退くべき時に退けるようにする決断も必要なことがあります。
「三十六計逃げるに如かず」です。
まあ、この度の退職の意向、相談は、自分の気持ちを確かめるための一つの機会であったとして、まだ留まってやる気があるのであれば、前向きに、プラスに考えて、あまり負い目とされずに、会社の為、社会の為、そして何よりも自分の為に、できることを頑張っていかれれば良いのではないだろうかと存じます。
世間で生きていくためには、時には駆け引きが必要なこともあります。その中では、色々な選択肢をあまり排除せずに考えることも。この度のやめるをやめるも、もちろんありであると思います。あまり気になされずに。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ご回答、ありがとうございます。
不惑どころか惑う事ばかりの情けない大人になってしまいまいました。
いただいたお言葉を胸に、もう一度、初心に帰り頑張ってみようと思います。
誰にも相談できなかったので、いただいたお言葉が本当に心強いです。
本当にありがとうございました。