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人生における仕事について

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有り難し有り難し 23

初めまして、ハウスと申します。

現在、IT業界のエンジニアとして6年間(転職2回)仕事に従事しています。
ですが、30代を前にして、得意でもない/やりがいもない/情熱もない仕事を続けることに悩んでいます。

そうなった原因は自分にあります。
高校生の頃から、何も考えずにただ毎日を過ごしていました。
進学・就職の時期にさしかかり、就職をしたくないため進学を希望したのですが、
勉強をろくにしていなかったため、大学に進学できるほどの学力がなく、専門学校へ進学することにしました。
この時、この先食いっぱぐれないだろうと考えIT関連の学科を選択し、現在に至ります。

上記のような動機で就職したため、やりがいも情熱もなく、得意でもない仕事に従事しています。
20代であれば探せる時間もあったかと思いますが、
母子家庭であったため、高校~専門学校の学費を奨学金・教育ローンから借りており、それを月々返済していることで身動きも取れないという悪循環に陥りました(5万円以上 ※あと4年で返済予定)

身から出た錆であることは重々承知しております。
ですが、どうしても得意な仕事を見つけ、そこからやりがいと情熱を持ちたい。
残りの人生をその仕事に全力で注ぎたいと考えています。

親に相談しても、現実を見ろとのことでした。
現状、どうすればいいのか、全くわからない状態です。
私はどのように人生、そして仕事について考えていくべきでしょうか。

どうかご助言をいただけますでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

『仕事』の概念

ハウスさんはじめまして、
質問テーマの『人生における仕事について』
ということについて、私は日本と世界各国に大きな考え方の違いがあるように思います。

インドでは、
仕事は『生きていくために必要なものを得るためにするもの』
やりがいや情熱というものは二の次。
そして一人でできることも、あえて二人や三人でやることで、みんなが食っていけるように仕事を分け合うそうです。

イタリアやスペインなんかでは
『お忙しいですね!』の言葉に
『えぇ、不幸なことにね』と答えるそうです。
日本なら笑顔で『おかげさまで!』なんて言いますが、
むこうは生活の為にあくせく忙しく働くことが不幸なことなんですね。
家族との時間を犠牲にし、昼からゆっくりランチを楽しめないのを不幸と見ています。

私たち日本人は『仕事』に情熱をもって取り組み、忙しいことを良しとする美学を持っている人が多いように思います。

しかし、仕事は『生きていくためにする』『家族と幸せに生活を送るためにする』なぜなら必要なだけのお金を手に入れるためである。そしてその手に入れたもので、家族を養い、ともに素晴らしい時間を過ごす。そういうものが本来の『仕事』ではないでしょうか。

情熱ややりがいを持って仕事ができるのは素晴らしいことです。
しかし、情熱ややりがいがなければいけないのではありません。

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質問者からのお礼

大乗様

情熱ややりがいを見つけるあまり、視野が狭くなっていました。
また、自分の幸せについても考えていませんでした。
自分の幸せとは何かを考えたうえで再度、仕事について考えていきたいと思います。

ありがとうございました。

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