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中絶すること

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有り難し有り難し 20

よろしくお願いいたします。
以前、障害児の親が熱中症で亡くなり、子である障害児が物も食べられず亡くなってしまうニュースを見ました。
親が亡くなった後、発達障碍児が生きていくのは困難なのだと思いました。
また、障害児の子供が早く死にたいと言っている映像を見ました。

事前に障害児だとわかっていたとき、親は自身の将来、兄弟の将来、障害児の将来について悩みます。生んでみたらよかったと思えるのかもしれません。しかし、事前にその気持ち、状況を知ることはできません。

妊娠の段階で、親が中絶を決断することはいけないことでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「いけないかどうか」より「なんとかなる」

拝受

仏教的には
おそらく、もしかして、ひょっとしたら…
こうして未来を不安に思う事は不毛であります
むしろ妄想であり
その不安に決定権を譲ると
自身が曇ってしまいます

別に子供がほしくないのであればそれはそれで良いのです
しかし、欲しいのにリスクを考えて作らないでは
人生に主人公があなたというよりは「不安」に奪われている事になります

一定の割合で障害児は誕生する事を知っておりますし
こういう仕事ですからそういう境遇のご家庭や施設で
ボランティアで関わる事も多いです

その上でです
親御さんが不幸かって聞かれれば
そんな事はないと思います

ご本人が不幸かと言われれば
そんな事もないと思います

不幸な人の割合で考えてみても
やっぱり健常者の家庭との違いを感じません

むしろ健常者のご家庭の方が不幸の割合が高い可能性も否定できません
一方で障害者をこの持った親御さんに素晴らしく明晰であったり公明正大な方が多くいらっしゃる事に気がつきます

これは未来に対する親御さんの姿勢の違いにあると考えております
そしてそうした家庭の当事者は笑っており
周りには自然に支えてくださる方も多いようです

例えばもし自分に障害児が生まれるかもしれないと案じたまま
その通りの子供を授かったら?
貴方は不幸になったと感じるのでしょう
そしてお相手も貴方の考えが正しかったと認めることでますます不幸にでしょう
その二人に育てられる子供の幸せもだいぶ遠くにありそうです

しかし、なんとかなるさと考え直し
目の前に起きるあらゆる問題にニュートラルでいる事を大切にし
あらゆる問題に立ち向かう勇気があれば
どんな事も怖くなんかないのです

例えばこんな不安話を彼女さんになんかしたら
情けない意気地なしと思われるだけですよ
いろんな事があるのが人生で
そのいろんな事には
自身にとって経験すべき何かがあるのです

なんとかなりますよ

合掌

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