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お寺の写真を撮る時、お礼はどのくらい必要ですか

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

ブログに寺社めぐりを掲載しています。 お寺の由来や、境内の石仏や板碑などを写真とともに紹介していますが、お礼をお渡しする時の金額がわかりません。 「志で結構」と言われてもその場で財布を開けるのも無粋ですので、あらかじめ用意しておきたいのです。 お渡しする作法についてもお教えください。 なお、ブログには一切広告は無く、誰でも無料で読むことが出来ます。 また、私は耳が悪いので、お話をお聞きすることはあまり無く、写真を撮ることがほとんどです。 よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

無くて結構、あっても結構。

本当に喜捨したいお気持ちの額で十分です。
負担なく、気持ちよく納められる額でよろしいのではないでしょうか。
お寺ももともと「一枚〇〇円」などという規定がある訳でもありません。
ですが、誰もご志納頂かなかったらやがてあなたの大好きなお寺という文化もすたれて行ってしまうと思います。現在の経済力に応じて負担なく、物惜しみにならない程度が一番です。
ちなみに私もお世話になったお寺にはご志納しております。
お寺さんがお留守の時には、お賽銭箱に一筆添えてお納めいたしております。
差支えなければ、お礼欄にでも、ブログのアドレスを掲載して頂ければ、ここに在籍するお坊さんや、一般の方々でお寺が好きな方がよろこばれると思います。
私財を活用して頂くというお布施も財力の無いお寺では有り難いことです。ですが、せっかくですので、お撮りになられた写真を多くの方にご覧いただくのも布施となりましょう。
ご無理でなければ、是非、ブログのページへのリンク先などを、乗せて頂ければと思います。

お礼を頂いての追伸
素晴らしい写真が満載ですね!
差支えなければなのですが、こちらhasunohaのページ内で是非仏教を広めるためにもsausalito様のお写真を使わせて頂けないでしょうか、とのお声が上がっております。(^<^)
写真の画像提供というお布施という事で、いかがでございましょうか?
ご無理ならば結構ですが、お力添えをいただけないでしょうか。

快くご承諾いただきまして、ありがとうございます。
hasunohaページ内の写真として活用させていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

ご回答をいただき、ありがとうございます。 たいへん参考になりました。
私のブログのURLは、http://narita-kaze.jp/ です。
「成田に吹く風」というタイトルで、sausalito という署名で書いています。
用語の使い方などは書きながら調べる泥縄式なので、お叱りを受けると思いますが、お読みいただければ
幸甚に存じます。

私のブログ写真をお使いいただけるのは望外の喜びです。 どうぞお使いください。
文中にリンク先が明記されているものは、許可をいただいて掲載しているものなので
著作権者が他におられますのでご注意いただければ、と思います。
紹介したお寺の中には無住のお寺も多いものの、ご住職がおられるお寺でも、(今回
質問をさせていただいたように、お礼のしかたが分からずに)お礼をしないまま写真を
撮らせていただいたものも、多くあることが少し気になりますが・・・。
これからは、きちんとお礼をして(ご不在の場合は後日改めて)取材させていただくよう
にしようと思います。

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