私自身の御先祖様は、どっち?
私の生家は「真言宗」です。
先祖代々続いてる旧家でもあります。
私が嫁いだ家は「日蓮宗」です。
よく考えると、私自身の御先祖様は、私の生家の方にいて、
嫁いだ家には、私自身の御先祖様は、一人もいないことになります。
このままの、ご縁でいくと私は「日蓮宗」としての戒名を頂き、
「日蓮宗」のお墓に入ることになります。
でも子供がいない夫婦なので、私の御先祖様(血が繋がっている人)
は「日蓮宗」のお墓の中に一人もいないことになります。
それが、なんか、とても寂しいのです。
私は「真言宗」のことも「日蓮宗」のことも、よく分かっていないのですが、
ご縁に任せて「日蓮宗」のお墓に入るべきでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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元はみんな同じ
菜の花さん、はじめまして。
菜の花さんは婚姻によって宗旨が代わってしまうことに抵抗があるのですね。
仏教はたくさんの宗派がありますが、すべての宗派の元をたどればお釈迦さま(ブッダ)に行き着きます。ブッダが悟りを開き、人々に教えを説いたことから仏教は始まっているのです。典拠とする経典の違いや宗祖の考え方の違いによって宗派が分かれていますが、元は一つなのです。
菜の花さんも仏教に御縁があったのなら、仏の弟子です。どの宗派であっても仏弟子であることは変わりがありません。
仏になったら、親戚という概念すらないと思います。
浄土真宗僧侶です。
真言宗にも、日蓮宗にも詳しくはないことをお許し下さい。
真言宗でも、日蓮宗でも、故人は、成仏して、仏になっておられるわけです。
仏と仏とは、差別がない平等なのです。
さとりのこの上なさも同じ。
お互いがお互いを想い会う存在が仏です。
お骨がどの宗派のお墓に入っていようと、仏のさとりには、差はなく、すべての衆生に対し、平等の慈悲をかけてくださいます。
あなたが、真言宗に特別抵抗がないのでしたら、旦那様の実家の宗旨である真言宗のお墓に入ることになんの問題もありません。
自分の実家のご先祖(つまり今は成仏して仏になっておられる)との関係が薄くなってしまうというような心配をすることもありません。
質問者からのお礼
佐藤精徹さま
自分のお骨が、どの宗派のお墓に入ろうと、
あちらの世界では、みんな同じということですね。
有難うございました。
先に、あちらの世界に行った祖母・母たちに会えるのが楽しみでもあります。
中村太釈さま
中村太釈さまは、真言宗の副住職さまなのですね。
最近になって「空海」の本を読んでみたくなって、
やはり、私の本心は「真言宗」の方に傾いているのかな~とも思ってしまいます。
でも、
あまり波風を立てないようにするには「日蓮宗」のお墓に素直に入るのが「ご縁」を
大切にすることに繋がるのかなとも思います。
中村副住職さまの仰る通り、『元は一つ』を信じて「ご縁」に任せようと思います。
本当に有難うございました。