自殺した恋人は、あの世で今
去年の12月7日に彼が睡眠薬を飲み自殺してしまいました。
発見は彼の親友で、苦しみの表情だった為、顔を修正してからと気遣ってくださり、亡くなった二日後に連絡を頂き彼の死を知りました。
私は仕事もあり三日後の10日に顔を見に伺わせて頂きました。
その晩に夢で、彼が棺桶から起き上がり私に抱きついてきて「寒い」と訴えて来たので(生きてて良かった)と膝の上の彼を毛布で包みました。
その時のTシャツにパンツだけの彼は、後から遺族に聞くと亡くなった時の姿だったそうです。
その後も何度も夢に出てきてくれていますが書ききれないので省略します。
それから私は、母に教えて頂いた日蓮宗のお経と毎月のお塔婆と生前彼の好きだった煙草を毎朝彼に捧げています。
彼は今、あの世で苦しんでいませんか?今触れられない自ら命を経った罪に苦しんでいるのではないかと思ってしまう愛しい彼に何をしてあげられるか教えて頂きたく質問いたしました。
どうぞ、宜しくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏の平等慈悲に共感し、皆の幸せを願うこと
彼はおそらく、新しい生き物に生まれ変わって、生きています。
そして、苦しんでいない生き物はいないので、生きているなら苦しんでいます。
苦しみから解放されるのは、煩悩がなくなって、いわゆる「ジョウブツ」をしたときだけでしょうね。
罪を言い出すと、実は、「ジョウブツ」を邪魔するあらゆる煩悩が罪なのです。
自殺したことが特別に重い罪だとは思いません。もっと桁違いの煩悩の罪を我々は背負っているわけですから。
彼のためにできることは、彼の幸せを願い祈ることくらいでしょうね。
ただ、彼が何に生まれ変わってるかわからない以上、すべての生きとし生けるもの(一切衆生)の幸せを願わないと、ターゲット(彼)に願いは当たりません。
まずは、仏様の平等の大慈悲に共感することを入り口にしてみるのも良いかも。
追善供養について
ねね様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
彼氏様が自殺にてお亡くなりになられてしまわれまして、悲しみ、苦しみのつらいお気持ちの程、お察し申し上げます・・
ご本人も余程につらく苦しいお気持ちをお抱えにてお亡くなりになられてしまわれたご様子・・どうか少しなりとも確かなるご仏縁、ご法縁によりて、善処への赴きがございますようにとお念じ申し上げます。
彼氏様の心の連続体(心相続)は、満中陰頃まで、まだしばらくは中有(中陰)の不安定な状態にあられることかと存じます・・何度も夢に出てこられるとは・・何かねね様に強くお伝えになられたいことがあるのかもしれませんね・・この間、誠にしんどいことかもしれませんが、耳を傾けてあげてお聴きになられてあげて下さい。聴いてあげることだけでも彼氏様の心も少しなりとも安らぐことになるかもしれません。
法華経誦経、塔婆供養なさられるのも良いですが、先日にも下記の問いにて少しお答えさせて頂いております追善供養につきましても、この機会にお考えを賜れましたら有り難くに存じます。このことは、願誉浄史様も述べられておられます「すべての生きとし生けるもの(一切衆生)の幸せを願う」ということにも通じるものであるかと存じております。
問い「彼の供養」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1026471513.html
「・・亡き方の分まで、あるいは亡き方の代わりに善徳行を行い、そして、それを一切の衆生たちが悟りへと至るための供養として廻向するということ・・」
また、下記の問いもご参照下さいませ。
問い「自殺した人の魂について」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1020180266.html
「・・御供養においては、まず、彼氏様のことを強く思われて、その上で彼氏様の心相続に対して、どうか善き赴きへと向かうようにとして行われる善徳行が何よりも一つ大切に、そして、次には、更にその善徳行による福徳、つまり、幸せや功徳が、あらゆる一切の衆生たち、三界の全ての者たちのためにも及ぶようにと回向することが大切になるかと存じております。・・」
彼氏様の善趣を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
ありがとうございます。
彼がもし生まれ変わっているのであれば
この世で生きる事を苦しまずにいて欲しいです。
そしてどうか生前に彼を守りきれなかった私の罪を許して頂きたい。
すみません。まだ気持ちが落ち着かず
まとまりない文章になり私の欲ばかりのお返事になってしまいました。
彼の幸せは祈り続けます。
川口 英俊様
ありがとうございます。
本日、彼の月命日で、これからお墓参りに行こうと思っておりました。
夢に現れてくださる彼は辛そうです。
49日に現れた彼は、とても体が辛いと訴えてこられ、これから一緒に暮らそうと約束した夢でございました。
追善供養 南無妙法蓮華経と毎日自分では手を合わさせて頂いております。
本格的な追善供養を考えてみたいと存じます。
まだまだ毎晩、思い出しては涙を流す日が続いておりますが、私を施設で待っていてくださる老人の心を癒すお役目が私にはあります。
頑張って生きる所存でございます。
心温まるお答えを感謝申し上げます。