婚活と妊活が上手くいきません。
40代の妹は、30代後半から婚活をしていますが、まだ良縁に恵まれません。
結婚相談所にも登録して、周りの人にも紹介を頼んでいますが、40代になると話が全くなく、もうどうすればよいかわからないみたいです。
私も妊活を数年間していますが、お金だけ何百万も使い、結局子供には恵まれていません。
養子縁組に申し込みしようとしましたが、年齢制限があり、不可能でした。
私達は2人姉妹で、自分で言うのもおかしいですが、真面目に生活をしていて、笑顔でいることを心掛け、感謝の気持ちを忘れずに、いつか婚活と妊活の結果がでると信じてきました。
周りには結婚していない人はいません。子供がいない人もいません。
両親に孫の顔も見せてあげれていません。
愛情深く育ててくれた両親に、親孝行できていません。
もう悩むことに疲れてしまいました。
他人と比較などしてきませんでしたが、なぜ私達姉妹に皆と同じ幸せが訪れないのか、これから先どうして生きていけばいいのか、何を目的に生きていけばよいのか、わからなくなります。
どうかアドバイスをお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
みんなが幸せなら、あなたも幸せ
もち様初めまして。拝読させて頂きました。
もち様と妹様の望みと現状の違いに対する思い拝察致します。
もち様やもち様の家族にとっての「女の幸せ。女ならこう生きるべき」という考えが結婚や出産寄りなのかな?と感じました。
結婚しているから…子供がいるから…みんな幸せではないです。
それぞれの人生、同じように幸せ・悲しみ・怒りや苦しみがあるのです。
良いところは見せても悪いところは見せないように、もち様の「幸せのものさし」で他人や物事を捉えると辛いばかりではないでしょうか?
例えば、私のものさしでもち様を捉えると羨ましくて仕方ありません。
3人の子供に育児と言えるような子育ても出来ず、仕事と家事に追われて、レンタルDVDも見ないまま返却することも多々。
夫婦でゆっくりしたくても、食事はファミレスやファーストフード。買い物も子供服を選んでいれば、自分たちの服を選ぶ時間も体力もない…あげればきりがないですが、私がマイナスと思う部分を、もち様はお持ちでない。
もち様からしたら「子供がいるんだから、そのくらい我慢しなさいよ」と思う部分かもしれませんが、もし世の中のお母さんが私のように心の一部を素直に吐き出したら…子持ちが幸せだとは言えなくなるかもしれません。
多くの人が「自分なりに頑張ってきたのに、なぜ私だけが」という思いで悩んでおられます。
私もそう思う時があります。
仏教は頑張ったら救われる宗教ではありません。
この世の理(ことわり)=真理・誰がどうやっても変えられないことを理解し受け入れていく宗教です。
頑張っても報われない。需要と供給のバランスがとれない…それが人生です。お釈迦様も人生は苦であると仰っておられます。
その受け入れ難い真理をどう消化するか?自分の今に幸せを見つけることだと私は考えています。
他人の幸せを探し当てるのではなく、自分の幸せを探してみませんか?
女の幸せより、もち様の幸せ・もち様にしか経験できない幸せに焦点を合わせてみませんか?
子供が出来ない、結婚出来ないからこの人生おしまい。真面目に生きてきたのに無駄…ではないですよね。
私の人生、子供がいれば完璧だった!と思いたい…でも子供がいても満足するのは難しいです。
望みが叶えば、またその生活の中で「どうして私ばっかり」が出てきます。
もち様の今の人生は、もち様しか経験できない幸せと喜びに溢れています。