今の私を変えたいです。
こんにちは。
先日は質問にご回答ありがとうございました。
いきなりですが、私は今20代前半なのですが、その分人生経験は少ないですが今まで生きて自分の性格がひねくれいるなと思います。
損得で動いてしまう所、自己中な考えを持っていること、考えれば考えるほど自分のいい所、自分が分からなくなってきます。
会社でも年配の人が多く自分が何も出来ないことに毎日痛感してとても苦しいです。
どうしても自分を変えたいです。自分でも気づかない内にこのような性格になってしまいました。
少し話の意図がずれてしまいますが、そのせいか、人に嫌われたり当たられやすいです。
助けてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ありのままに生きてください
りんりんさま 御質問の内容を読ませて頂きましたが、本当に自分を変えたいという気持ちが感じられますねぇ。今の生活する中でありのままに仕事や生活を送られると良いかと思います。もしわからない事があれば「わかりませんので、すいませんがお教え下さい」と言えば助けてくれるかと思いますし、相手の気持ちになって考えられたらどうでしょうか。「日々支えられているのだなぁ」という思いと「お互いさまで日々過ごしているのだなぁ」という思いが大切ではないでしょうか。合掌
慈悲の瞑想
りんりん様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
しかるべき因縁(原因と条件、動機と行動)を調えることにより、変わることはできるでしょうし、本来、全てのモノ・コトは無常なるものにて、変わっていくものでもあります。
しかし、自分で自分を縛り付けてしまっていては、変われるものも、なかなか変われないこともございます。思い込み、偏見、バイアスというものであります。
そのために、本来、自分というものは、「これだ」と決めれて言えるような実体的なものは何も無いのだということと共に、実体的なものは無いとしても、何も無いわけではなく、色々な因縁、依存関係で成り立っているものであるということを理解することで、その因縁、依存関係のあり方を、良い方向へ向けていくための努力をしかるべくにすることにより、良い変化へと向かって参りたいものでございます。
まず、自分は変えられるのだということを強く思うことで、思い込みや偏見、バイアスを取り除いてみて下さい。
そして、次に例えば、自己中心的なモノの考え方を是正していくために、仏教における慈悲の瞑想を実践することにより、自分と他を同じように大切にしていけるようにするための訓練をしていくことが、一つ良い方法なのではないだろうかと存じます。
「慈悲の瞑想」におきましては、日本テーラワーダ仏教協会さんの「慈悲の瞑想」が有名ですので、下記にご紹介させて頂いておきたいと存じます。
「慈悲の冥想 Metta Bhavana」
http://www.j-theravada.net/3-jihi.html
「慈経 Metta Suttam/※注意・パーリ語読み自動再生あり」
http://www.j-theravada.net/sutta/Metta_Suttam.html
参考となされてみて下さいませ。
善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌