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親に結婚を反対されています

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私は付き合って1年半の彼がいます。その人と結婚の約束をしました。しかし、母は付き合うことすら反対ですぐ別れろ、結婚なんてもってのほかといいます。

わたしの母は自分の思い通りにならないといつも文句ばかり…その機嫌をとるために親のいいなりになってきました。
私が本気で好きになり結婚を考えている彼がいると言っても「なにか気にくわない」「結婚するなら出てけ」と言われています。

私はこの人だと思った人と結婚したいですし、別れる気はありません。また結婚の約束をし、彼は挨拶には行くといってくれていますが親は「挨拶にこなくていい」と言っています。( 以前は挨拶にこないで…と言っていました。) もう言っていることが無茶苦茶なのではっきり言って絶縁覚悟だ家を出たいです。さらに母はわたしに婿を取らせたいみたいで、私は婿を取る気ではないということにも気にくわないみたいです。その上、婿をとると言っていないのに新築の家( 私名義で ) を購入しました。今は別居中の父が払ってくれているのですが家を出たくなら払えとまでいいます。父の名義でローンを借りればと提案したのですが、父の名義では借りたくないと言われわたし名義にしました。

彼はバツイチで彼も前妻との家のローンがあり結婚後は私がそこに住むという話をしています。( 母は彼がバツイチということは知りません。もちろん家を持っていることも)

彼の家を売り私の家に入ってもらうことなんて絶対に嫌です。とにかく母は干渉がひどく自分の考えを押し付けてくるので同居ということは絶対にしません。

結婚する際には母に挨拶はした方がいいですよね?また家のローンは父親が払ってくれているので父親には全て話した方がいいですか?( 父がもう払いたくないというなら自己破産や家を売るつもりです) 母の反対を押し切り結婚をするのは親不孝になりますか?
長い質問になりました…。アドバイスお願いします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親不孝ですけどね。

 いいんじゃないでしょうか。新築の家は売却して母親とは絶縁。彼と一緒になって。
 ただし、不退転ですよ?戻る所はありませんよ。
 親というのは、自分の人生を肯定するために物事を行いがちです。「だって、これで私はうまくいったんだもの。私の判断は正しい(これからも正しいはずだ)」という仮説の証明をし続けようとするのです、貴女という素材を使って!ですから、そこに従うことは「親孝行」ではありますが、「親のストーリー=煩悩のいいなり」でもあります。
 彼と結婚すれば貴女が幸せになるという保証はありません。それは誰が相手であっても同じこと。そこは不利ですけれど、未来は未定なので仕方ありません。
 ただし、彼がバツイチということは、何か原因があって別れた筈で、その原因となることは基本的に改善されていないはずです(改善されたなら離婚していない)。むしろ、ますますその傾向は強まっていると考えていいです。ここhasunohaでも、バツイチ同士の結婚で、一度目と同じ苦労をしている方が多いでしょう?
 ということで、親不孝ではあるけれど、「親孝行が人生にとって一番大事」でもありません。「貴女が幸せになることが本当の親孝行」と言うとクサイですが、今はこれは信じたほうがよいと思います。ただ、親への反発心とかライバル心で行動すると、後悔につながりやすい結果となると思います。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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大切なことは

拝読させて頂きました。ご結婚を前に親子の間で大変難しい感情的な問題があるのですね。あなたのお心も大変苦しいこととお察し申し上げます。
親子はいくつになっても親と子ですからそのつながりが消えることはございません。
ですがあなたはすでにご成人なさって社会の一員となられているのですからお母様はあなたを自立した大人として尊重なさり、あなたの意志や希望についてはご自分の思いは控えて差し上げることが望ましいですね。
ご自分の思いを押し付けることになればそれは愛情から憎しみへと変わり、怒りや恨みを誘発します。それは誠に愚かなことです。「怨憎会苦」となってしまって本来の愛情や慈しみが失われてしまうことです。
あなたにもお母様にも本当に不幸なことです。
どなたであっても己は至らぬ愚かなものであるとの謙虚なお気持ちを持ち、お互いを尊重し思いやることが大切な生きる源です。
それはあなたがこれからご結婚される方にも当てはまることです。
あなたもお母様も彼も皆さんが心穏やかに謙虚なお気持ちでこれからの未来を助け合いながら生きて頂きたいと思います。
いさかいではものごとはうまくいきません。お互い助け合いながら素直なお気持ちで皆さんが毎日をお過ごしなさって頂きたいと存じます。
あなたにも彼にもお母様にもお父様にもご家族ご親族皆様がこれから仲良く共に豊かなお健やかにご成長なさって頂きます様切にご祈念申し上げます。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
自分では出せなかった考えです。
母ともう少し話をして無理なら絶縁覚悟で出て行こうと思います。

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