穏やかな最期
看取りまで入院をし
最期を病院で迎える母のことです。
今は 気切 のためも話しをすることもなく
経鼻からのチューブで栄養を摂っています。
そのような毎日の中 いつか迎える最期の日まで
少しでも不安や悲しみなど諸々の 負の感情を
取り除いてあげられ穏やかに笑顔で過ごせるのか
毎日 考えております。
穏やかに過ごせること・穏やかな最期を迎えられる
ようにするのには どのようにしていけば
良いでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それが子から親への愛であると伝わるように
暖かい手でおでこや頭を撫でてください。
胸のあたりに手を当ててやさしい言葉をかけてあげてください。
わが子に支えられたり、抱かれながらこの世を去っていくのは親にとっては大変な喜びです。
あなたがお母さまが亡くなるまでに沢山あなたから愛を送ること、時間を共有することがお母さまの死後、あなたを守る力にもなりましょう。
そして、人は無くなっても終わりではない、関係性は続いていくのだという事を実感できるでことしょう。
明るい言葉は人の鼓膜を明るく震わせる
こんにちは。
お母様、大変な状態で心配ですね。
村上春樹さんの小説「1Q84」の中で、父の看病をする主人公「天吾」に対し、看護師さんがこんなセリフを言っています。
「看護婦になる教育を受けているときにひとつ教わったことがあります。明るい言葉は人の鼓膜を明るく震わせるということです。明るい言葉には明るい振動があります。その内容が相手に理解されてもされなくても、鼓膜が物理的に明るく震わせることにかわりはありません。だから私たちは患者さんに聞こえても聞こえなくても、とにかく大きな声で明るい言葉を話しかけなさいと教えられます。理屈はどうであれ、それはきっと役に立つ事だからです。経験的にもそう思います」
わたしもそう思います。
あなたも、お母さまと直接会話ができなくても、お母さまに是非大きな声で明るい言葉をかけるようにしてみましょう。
またあなたもお体をお大事にしてください。無理しすぎませんように。
お母さまもご自分も大切に
さくらさま
なごみ庵の浦上哲也と申します。
お母さまを看取らんとする状況にあるのですね。
文面からは、母親の死を受け容れよう、自分のことよりも母親を穏やかに旅立たせてあげようという思いが伝わってきて、私の心は暖かく、また切なくなりました。
話が出来なくても、眠っている時でも、大切な娘であるあなたがそばにいれば、お母さまはきっとその温もりを感じ、安心してくださるでしょう。
たとえ意識が無くなったとしても、何十年も一緒に過ごした娘の気配を、お母さまの全身の細胞が感じ、安らいだ気持ちになるでしょう。
そしてもし、最期の時にさくらさんが立ち会えなかったとしても嘆かないで下さい。ずっと看病してきたのに、その瞬間に立ち合えないという話はよく耳にします。嘆かずに、お母さんに感謝の言葉をかけてあげて下さい。
死を迎えても、人の生命は電気のスイッチのように一瞬で終わるわけではありません。特に聴覚は最後まで生きているそうです。だから、優しい言葉をかけてあげて下さい。
そして…お母さまだけでなく、ご自身を大切にすることも、忘れずにいて下さい。
★お礼を拝読して追記
肉親の最期など、誰でもそうそう受けいれられるものではありませんが、最初の返答であえて少し触れさせて頂きました。全く避けてしまっていると、そうなった時に動揺が大きくなるかもしれないと思ったからです。
いずれにしても、しっかりとお母さまに寄り添っていれば、後々の悲しみが和らぎ、受けいれやすくなると言います。そういった意味でも、出来る範囲のことをして頂ければと思います。
質問者からのお礼
光禪様
温かくわかり易いお言葉を頂き
どうもありがとうございます。
母に明るく温かい言葉をたくさん
話してみます。楽しかった思い出と共に
私も元気が出ました。
浦上様 丹下様
回答を読み 涙がこみあげてきます。
まだ 最期 死についてはなかなか受け入れが
できないです。また 教えを頂くと思います。
とりあえず 今 を大事に
出来ること に励みます。
ありがとうございます。