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心の病気になってから苦しく辛いです、楽になりたいです

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現在、もうすぐ成人を迎える男です。
18になり高校を卒業し、専門学生になったあたりから、新しい環境や未来への不安、先生からの差別、友達がいない、自分と周りとの対比、などの原因で鬱病と不安障害になりました。

それから僕は病気が酷くなり、学校に通えることができなくなったため、退学して、今はニートのような状況です。

今、僕は生きていて辛いです、苦しいです。
歩くことがやっとです、身体がとても怠いです、ろくに運動は出来ず、免疫力が下がってるみたいで、風邪や熱はしょっちゅうです。
人に何か言われることに敏感になって、コミュニケーションが怖いです。
これからのことや今のことを考えると頭の中や胸の真ん中がぐちゃぐちゃして、死にたくなります。死んだら楽になれると思ってしまいます。
でも、どれだけ死ぬ妄想をしても、何回も死のうと思っても、死ぬのが怖い自分がいて、死ねません。死にたい自分と死にたくない自分がごちゃまぜになっています。

親には生きてると楽しいぞと言われました、僕はそうではないです、ずっとそう感じてないです。
僕の家族は、楽をしたくてサボってる。
病気を理解してくれずそう思ってます。

病気になってからは文字や言葉では表せないほどの辛さを味わってきました。
自分の見ていた世界がどっぷり変わったみたいでした。

それから病気の症状に、何度も耐えたり、落ち込んだり、そして今になります。

生きることに、働かなくても、ただ、時間を過ごすだけでもやっとなのに、そんな僕がこれから先、生きていけるでしょうか、僕は未来を考えるたびに悲しくなります。過去のことを考えるたび後悔して情けなく落ち込みます。

僕はこれからどうすればいいのでしょうか?。
辛くて苦しいとこから、楽になることが出来るでしょうか?。

僕に生きる意味や生き方などあるでしょうか?

どうすればいいでしょうか?


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

治療です。

苦しいですよね。
何もできない自分が歯がゆいでしょう。
健康な人なら、一日ふとんの中に入ってたら、幸せいっぱいですが、、、
こころの病気になると、ぜんぜん楽しくないですよね。

今の状況を打破したいなら、一向寺様のおっしゃるとおり、心療内科の受診以外手立てはありません。

いいですか、耳の穴かっぽじって読んでください。
こころの病に完治はありません。
治療をしても、浮いたり沈んだり、でもだんだんと浮き沈みが弱くなるんですが、たいがいの人は、途中で投げ出します。
頓服というやつがありまして、使いようによってはいいんですが、一時的に復活するので完治したと勘違いするんですよ。
そうなるとやっかいなんです。
きっちりと長期的視野で治療するのです。

病気なんだから、楽しくなくて当たり前、コミュニケーションがとれなくて当たり前。ヤル気が出なくて当たり前。
今のあなたのなすべき行動は治療です。

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おきもち

時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいっ...
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大丈夫です、安心なさってください。

拝読させて頂きました。大変つらいご様子を読ませて頂きました。以前のわがことのように読ませて頂きました。
あなたのお気持ちをお察し申し上げます。
先ずできるならばしっかりと専門医の診察を受けて頂き、そしてカウンセリングを受けてください。
そしてご自分のお気持ちをお話しなさってください。
そうしていきながらゆっくりとご自分に向き合ってください。
長くかかるかもしれませんが、どうかあきらめないでくださいね。

そうしてご自分に向き合う中で少しずつ己れの中に光が見えて参ります。

決してあせらないでくださいね。

あなたの生命は大切です。あなたの生命は大切に与えられたものです。決してあなた自身が粗末になさらないでくださいね。

あなたの生命はあなたのもののように思うでしょうが、あなたのものではありません。

あなたの生命は与えられたものです。どうかお忘れなきようにお願いします。

おわかりのように人生は山あり谷ありです。とても生きることは大変なことですが、それもあなたに与えられたことです。いずれはその山あり谷ありを乗り越えていくのです。

私もそうしながら生きて参りました。

私もあなたも弱い存在ですが、必ずや私もあなたも見守られて生きているのです。

どうかしっかりとお忘れなきように生きてくださいね。

あなたの心が穏やかになり、大切なご縁の中で安心なさり、やがて心も身体も解放されて周りの皆さんと共に仲良く助け合いながらお健やかに毎日を生きて頂きますようにと心よりご祈念申し上げます。

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おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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私たちを悩ますのは事実ではなく事実に対する解釈です。

よしむら様
こんにちは。拝見させていただきました。

辛い中今まで頑張ってこられましたね。世間の価値観、他人の価値観、親の価値観の中で生きて自分の思いを押し殺してきたのではないでしょうか。自分の中に「無理している自分」がいたのではないですか?家族に理解してもらいたかったという思いがあるのではないでしょうか。ここまで頑張ってきたよしむらさんは立派です。だからほんの少し休憩しても良いのではないでしょうか。ゲームで言うならMP(精神力)が尽きてしまったのです。気持ちバランスが崩れてしまったのです。今は身体を休めることで回復させましょう。

ノートに今日行った行動や感じた事、思った事を書きましょう。最初は感情をかきなぐるだけでも良いですし、家族に対する思い(あるいは怒り)でもかまいません。そして、家族に「言って欲しかった言葉」をイメージして書きましょう。それがあなたが欲していた言葉です。「甘えたかった自分」「受け入れられたかった自分」を見つけてあげること。「こうするべき」という気持ちが起こるのは、こうでなければ「受け入れてもらいえない」「許してもらえない」という「心の思い込み」が裏にあるからです。ノートに書いて自分会議、もうちょっと違う考え方もあったのではないかと相対化、客観的に見てみるきっかけをつかみましょう。

不安な気持ちが起こってきたら深呼吸ゆっくり3回です。呼吸に意識を持っていきましょう。自分の中の不安を息にのせてふーっとゆっくりはき出すのです。

苦しみの中で生きてきて今あなたは仏様との御縁を結びました。仏様はあなたを見捨てなかったのです。今まで生きてきたことは何も無駄ではありませんでした。あなたは仏様に見守られて生きる人だと私は確信します。

ないものを求め続けること、期待に支配される事ではなく、当たり前の事、今までの当たり前の事に感謝する事からはじめましょう。気持ちがこもらなくても良いです。あなたが絶望していても空気はあなたを裁いてはいない。ありがとうございますと口に出す。一発逆転は仏教にはありません。ただ、心の底が少しずつ満たされていきます。応援しております。

合掌

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有り難し
おきもち

御縁があって一般人からお坊さんになりました。現在は小さなお寺の住職をさせて...
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