hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

かけがえのないペット家族

回答数回答 1
有り難し有り難し 17

私は3年近くなるセキセイインコ4羽飼っていました。
家族同然に可愛がっていました。
今年9月に妹が子猫を友達から譲り行け
妹は猫の世話をせず家族に任せきりでした。
昨夜、猫がセキセイインコのカゴの中で
セキセイインコ2羽食べていました。
その残念を見て私は凄くショックで
心がとても辛くて大切なセキセイインコ2羽突然失いました。妹は猫の飼い主で私に謝り言葉もありません。
猫を見ると辛いし憎い気持ちになり顔を見たくありません。その猫を保健所に連れて引き渡した方がいいのでしょうか?殺意が芽生えます。
セキセイインコは私にとってかけがえのないインコで
大好きで心の支えでした。ずっと一緒に四六時中いたので
涙が止まりません。セキセイインコがどんな思い
だっただろう?毎日幸せだったかな?自分を攻めてしまいます。最後は私に憎んでいたのでしょうか?
言葉に出ません。悲しみが止まりません。
前向きな気持ちになりません。
どう過ごせばいいのでしょうか?
今月11月は二週前に1羽病気で亡くなり。
二週間後、2羽も猫のせいで亡くなり。
今月はついていません。
残りの1羽のみで大事に育てたいと思います。
鳥セキセイインコは成仏するのでしょうか?
妹にどう対応接したらいいのでしょうか?
妹は黙まっているばかりで気持ちも伝わりません。

最後に言葉がうまく言えなくて感情のままになり
申し訳ありません。気持ちが伝えれば
少しでも理解わかってくれたら有り難いです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

南無阿弥陀仏

それは大変にお辛い経験をされましたね。まだまだ深い悲しみとやり場のない怒りの中にあることかとお察しします。

そのセキセイインコですが、私としては一切衆生(生きとし生けるもの)を極楽浄土に救いたいと願い誓われた阿弥陀如来のお心から、ペットに関しても成仏されるものとして聞かせていただいております。(教義上他の見解の方もおられるかもしれません。)

ペットというのはおっしゃる通りかけがえのないもので、正に家族でございます。私も幼少期に共に成長した犬のことがいまだに忘れられません。しかし得てして、ペットは私たちより早くいのちを終えていくことが多いです。

さて、数年前に感動ニュースとしてネット上で出回っていたお話で個人的に忘れられないものがあります。



このお話にある通り、ペットは幸せになる方法や本当に愛する事を生まれながらに知っているのではないかと、いつも無償の愛を振りまいてもらった思い出から、深く頷くところがあります。

もちろん、人間の都合で飼っておいて、いのち終えていく理由にも人間の都合を当てはめるのは傲慢だ!と言われればそれまでかもしれません。

しかし、いずれにしてもペットから私たちが愛というものを感じるのは事実でしょう。そして「いのち」という重さを学ばされるのも事実でありましょう。

今、その尊さに思いを馳せる時、そのセキセンインコのいのちから、妹さんとも本当に愛し合えるようになってほしい。お互いに思いあえるようになってほしいというメッセージを感じるのは難しいでしょうか。

そのためには、しっかり妹さんとお話しすること。無理であれば一方的にでも伝えることが大事なのかもしれません。

きちんと謝ってほしいこと。いのちに手を合わせてほしいこと。猫を大事にしてほしいこと。
私たちがきちんと同じいのちをいただいたものとして出会っていかないといけないこと。

そうしたことが願われいるのではないでしょうか。

もちろんその猫のいのちにも同じことが言えます…

しかし今はどうしてもやりきれない思いがおありでしょう。耐えられないようであればどなたかにお譲りするのは難しいでしょうか

お気持ちに添えたかどうか…
無力さと、何よりのいのちの重さにお念仏申すほかありません。

南無阿弥陀仏

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ