回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
大丈夫。前世もあなたですよ。
前世の記憶がある子供の話は良く聞きますね。
3歳くらいまでの子はみんな前世を覚えているという話も聞いたことがあります。
ですが、大人になるとみんな忘れてしまうようです。
覚えていなければならない記憶ならば覚えているはずです。
でも、前世を覚えているまま違う両親の元に生まれたならば、動きにくくて仕方がないはずです。
必要ならば思い出します。
前世がわからないのは知る必要がないからです。
もっと言えば、知らない方が良いからです。
今、本当に前世を知ることが出来るとして、ある日いきなり
「前回ここまでやったから、今回はここからだよ。」
と言われたと想像してみて下さい。
きっとあなたの人生は、その瞬間に、さっきまで築き上げてきたあなたのものではなくなってしまいます。
大丈夫、思い出す必要があるときにはきっと思い出します。
あなたが生まれた今世は、一から作り上げてきたその意識で、「存分に励めよ」と、その身体をいただいたのです。
その身体と意識で、乗り越えるべき業を乗り越える必要があるのです。
前世がどんなところで、どんな身体で、どんな人生を送ったかわかりません。
ですが、これだけは言えます。
心配いりません。
前世もあなたですよ。
輪廻します
仏教は輪廻を説きます。
ただしそれは人から人へ生まれ変わるだけではありません。
「梵天」「人間」「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」の6種類を生まれ変わります。
どうやって決まるかは己の業(行い)です。
良いことをするれは良いとこに生まれ、悪いことをすれば悪いところへ生まれます。
これを自業自得といいます。
この命だけでは終わらないのが仏教です。
死んで終わりならば、いっそのこと好き放題生きていればいいのですが、そういう訳にはいきません。
己の行いの結果が来世なので、好き放題していると大変なことになるのです。
※「輪廻」を否定する宗派・学派もあります。
それはわからない
仏教は、インドの輪廻思想をもととして、
それに「とらわれない」ための教えを説いたものです。
その思想にとらわれ、本来見るべき「今」を
おろそかにしてはいけないと説くのです。
今は、どんどんすぎさります。
時間こそが「いのち」です。
ですから、「そんな前世にとらわれている時間はないよ。
そんなことばっかり考えて、つぎの瞬間死んでしまうこと
だってあるんだよ。そんなことよりも、いま、ここ、
このいのちが成すべきことをしよう。そっちのほうが
建設的だよ」っというふうに説くのが、初期の仏教です。
と同時に、
時代や、場所、その地域の慣わしを仏教はとても大事にする
ものですから、一概にすべての輪廻を否定もしません。
あるんじゃねーの?でも、そんなん「今」に必要なん?
という、多少フランクですが、そういう思想になる学派も
あるんです。わたしのまなんでる禅宗はそんなフランキーな
方になるのかもしれません(^^)
質問者からのお礼
実にわかりやすい回答ありがとうございます。
僕も今を必死に生きます!