六道輪廻について回答受付中
日々、色んな方々と接してきて、阿修羅の様な方とか仏様みたいな優しい方とか、物欲等に執着してる餓鬼のような方とか、いらっしゃるので六道輪廻とは今生きる人達に向けたことなんじゃないかなと思うのですがお坊さん達はどう思いますか❓
(言い方悪かったらすみません。)
お坊さんからの回答 2件
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無上甚深微妙法百千万劫難遭遇 我今見聞得受持願解如来真実義
こんにちは。
浩文(こうぶん)と申します。
六道輪廻ですね。
『阿修羅の様な方とか仏様みたいな優しい方とか、物欲等に執着してる餓鬼のような方とか、いらっしゃるので六道輪廻とは今生きる人達に向けたことなんじゃないかなと思うのですが』
私も個人的な感覚としては
そのように思いますね。
しかしながら、普段の生活のうえでは人間の世界しか意識しないので、そう思うだけかもしれません。
今を生きている人達に向けてといってもいいんですが
経典を読みますと
この六道輪廻のなかでそもそも人間世界に生まれることが
いかに難しいかということが
ものすごく強調されているんですよ。
阿修羅のような人も
餓鬼のような人もいるわけですが
でも、この得難い人間の世界に生まれ落ちたというだけで
それはほんとうに奇跡的なことなんだと。
そしてここが重要なんですが
修行して仏になれるチャンスがあるのは
六道輪廻のなかで
人間の世界だけなんですって。
地獄、餓鬼、畜生はもちろんですが
人間より心が清らかとされるレベルの天界でさえ
仏になれるチャンスはないのだと。
まあだから
”受けがたき人身を受けたるのみに非ず
遭い難き仏法に遭い奉った”
その人生を棒に振るのか?
みたいな問いかけをするんですね。
六道輪廻は
そういう問いを突き付けるための前提みたいになっているというのが、
経典を読む限りのイメージですね。
弥勒信仰も浄土信仰も
あらためてこの問いを前提にすると
一般的なイメージから
がらりと変わると思います。
教えですからね、
教えるからにはこういう、滅多にないチャンスなんだからがんばれよみたいな論法になるのはしかたないんですけど
関係ない人が見たら、脅しだと思う人もいるかもしれません。
六道輪廻は「今を生きる人々の心の状態」をあらわすのだという教えも
あっていいんですが、
お坊さんはどう思いますかと聞かれれば
経典を読む限りはこういうイメージです
とお答えするのもアリかなと思いました。
ご参考いただければ幸いです。
南無当来下生弥勒仏 合掌
質問者からのお礼
聖章様お返事ありがとうございます🙇♀️
考え方でポジティブにもなるしネガティブにもなり、こんな風に考えておけば精神的にも楽になりそうですよね‼️
浩文様お返事ありがとうございます🙇🏻♀️՞
中々深い知識を頂きありがとうございます‼️
自分自身体と魂は人間界ですが心の中はまだまだ人間界にも到達出来てないと思ってるので日々精進して人間界位の領域目指したいと思います😊
(本当は天界、極楽目指したいですがまだまだ未熟なので…)