「今の仕事に色々と不満や思うところがある」
まずは始めに、毎度お世話になっております兎月です。
この前は「自分には運がない」と言ったなやみに的確なアドバイスをくださりありがとうございました。
あれから「運」に対する不安を感じた時は読み直し心の安定を保っております
今の自分には心強い助けとなっております。
あの時色々と教えてくれたお坊さん方・・・本当にありがとうございます!
今回の悩みに入らせて頂きます。
私は「今の仕事に不満、不安な点」があるのです・・・
私は今地方の介護職員として働いています。
えぇ、察してくれている方もいらっしゃるかもしれませんがこの業界はあまりお給金は良くありません(地方ということもあって)
ただ私はお給金の額よりも今の仕事に「誇り、プライド」が持てないのです。
正直介護職員といっても資格なんて持っていませんし、この仕事についたのも学がなくても就職できる、すぐに就職できるとかそういった理由でついてしまいました・・・
どうでしょう、「介護職員」聞いてもかっこいいとか人に誇れそうとか思えますでしょうか?思えません・・・周りからは「若いからだ」等言われますが、そんなものなんでしょうかね?
以前の職は工場で溶接をしておりました。専門学校で資格もいくつかとり
「男らしい!職人の仕事!」と思え誇らしさもありました。やめた理由は体の問題でなんですけどねww今はもうあまりそういった仕事をするのは好ましくないようです。
今は若いのでまだいいのですがこのまま今の介護の職を続けていたら将来的に金銭面でも困りそうですし、この仕事現状好きではないです。
自分の心を正直にはなすと「介護なんてかっこ悪い、人様に言うのがはずかしい、介護なんて生産性がほぼ無さそう、ダサい、自身が持てない」
そう言ったところです。
介護の仕事を好きな方や生きがいと思っている方には大変失礼な話だと承知しております。もうしわけありません・・・
お坊さんのほうが私はよっぽと世間、人様のためになる仕事だと思います。(無碍に比べてしまってすみません)
やっぱり介護は他の職に比べて必要性はなさそうですね、なんで生産性もあまりなさそうなのにこんな仕事があるんだろう(´・ω・`)
今の私に「教え、考え方、アドバイス、渇」等ございますでしょうか。
助けてくださいなんて大事ですが悩みなのです。
何卒ご教授のほどお願いいたします( TДT)
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
すごい嫌なんですね。(返事)
まず、
介護職に就いておられる方に対し、この書き方は相当失礼ですよ。
今の職場で嫌な事でもありました?
あなたは普段、人から介護職はダメな仕事だって言われますか?
身内に介護職員がいますけど、とても尊敬できる仕事ですし、誰でもできるような仕事ではないですよ。
もし、バカにするようなこと言われたら、言い返せばいいでしょ。
どうせ、言ってくるような人なんて、何も分からず言ってるだけなので。
というか、あなたが一番介護の事をバカにしてますか。
あなたが今、介護職をされていることは、崇高なことなんですよ。
誰にでも出来る事ではないし、日本は超高齢化社会。
介護職の必要性は、これからグンと上がっていきます。
給料面ではキツイと聞きますが、立派なお仕事です。
彼ら、彼女らがいなければ、今の世の中まわりません。
なんで、そのポジションにおられるあなたがわかってないのかな?
まあ、介護職の事を理解することが出来なければ、離れればいいじゃないですか。
坊さんの事、いいふうに書いておられますが、あなたのように嫌々やってる人も、いっぱいいますので。
返事
返事、ありがとうございます。
私があなたに感じたのは、憤りの感情です。
歯がゆいんですよ。
実際、兎月さんの文を読んでいるとホンマは頭のええ方やと感じますし、、
だからこそ、立派なお仕事をされているのに、なんでこんな表現やねんと。
もったいないですわ。
その頭を活かして、貢献の在り方で課題に取り組んでいってください。
今の仏教界は元気がないとか、上から目線で言っておられる方がおられます。
世襲制で、どこにも就職できないバカ息子が兄弟の中から次期住職に選ばれるなど。
だから、寺っ子住職はバカだと。
まあ個人の意見ですので勝手に言っときゃええんですが、外野は黙っとけって思いますわ。
そんな思いを抱いてる中、お坊さんの事を在り難し存在と考えてくれている兎月さんには、個人的に嬉しく思います。
シャドーワーク
ん〜、ご質問文から介護職が人対人の仕事であることが見えてきませんね。ぶっちゃけ、あなた、自分が老いることを嫌悪しているでしょう?そしてご高齢者さま方に良い感情を持てない…そこが悩みの大元ではありませんか?そこを見透かされているから、「若いから」と言われるのではないかなと思います。
老いというものは誰にでも当たり前に訪れるものです。それは人にとって普遍的な一生涯の問題であり、生老病死という仏教四大テーマの一角です。ぶっちゃけ20代で決着がつくようなものではありません。気長に自分自身の疑問として持ち続けて下さい。そして介護の現場はその問題において、自分自身が人として成長するために適した場であることは信じて下さいね。
さて、もう一点。兎月さんは20代ということは、ご両親さんは50代かその前後くらいでしょうね。ご両親さんが介護を必要とするライフステージになれば分かります。ぶっちゃけ地域の一般人としては、近くに腕の良い溶接工さんがいるより、信頼できる介護職さんがいてくれる方が有り難いです。逆の立場で、介護職員としてではなく、もし自分がこの要介護者さんの息子だったら…と考えてみてください。そしてその要介護者さんのお身内の方々と向き合ってみて下さい。そこで何を悟るかが大切です。
語弊を恐れずに言えば、この悩みは例えば軍隊で前線のドンパチやる人こそが花形で、後方の支援部隊はオマケだと思っているようなものです。そんな認識では男は大成しません。万年、一兵卒です。大局を見れない人はいつまでたっても半人前です。この辺も「若いから」と言われる理由でしょうね。時間をかけて学んで下さい。
ただ、悩んで他人に意見を聴けることは、それ自体が一つの才能です。簡単そうに見えて、誰にでも出来ることではありません。このご質問、確かに介護に関わる全ての方々にとても失礼です。でも、本当は人としてライフステージを進める上で、とても大切なことがたくさん詰まっています。間違っていませんよ、この疑問は。間違っているのではなく、ただ青いだけです。20代のうちに悩めて幸いでした。
待遇としては考えどころですが、私は20年、30年後に「あの頃は俺もそう思ってたけど…」と後輩を指導できる兎月さまを見たいなぁと思いますよ。応援しています。
質問者からのお礼
この度は私の疑問について回答をしてくださりありがとうございました。
海老原様からは力強いお言葉を頂きました。文面を読ませて頂くと怒らせてしまったのではないかと感じられました。ですが私は他の介護職員さんに失礼なことを話しており、怒りを買っても当然の事だと深く反省しております・・・海老原様からはその方々の言葉を代弁して頂いたのだと思い受け止めております。
ありがとうございました。
大慈様からは私の青さを改めて教えて頂きました。今は好きではない「介護」と言う職にたいしての「向き合い方、自分の成長に適している場だ」と教えて頂きました。
ありがとうございます、文面にもあるとおり私は「大局」を見れていないのかもしれません。たしかに介護が国にどのように必要とされているのかも詳しくわかっておりません・・・今の私には精々身内に面倒を見れる人がいないその人のかわりに自分達が身の回りのお世話をさせてもらっている。という答えしか見つけれません・・・
「青い」と言うのはむしろ方便で「馬鹿」とかの方がもっとしっくりくるのでしょう。
ただその中でも大慈様は「間違っていませんよ」と一言付け加えてくださいました。
正直心が救われました。自分でも大変失礼な事を言っているという自覚はありました。ただ言葉にしないと
聞けない、教えてもらえないと思い質問させてもらったのです。
私は今回の疑問に対してしっかりと自分なりの答えを見つけ出せるまでまずは「介護」の仕事を頑張って
行きたいと思います。
大慈様のおっしゃるように20年後、30年後にしっかりと後輩を指導できるような自分になれるよう努力したいと思います。
本当にありがとうございました。