食事ができません
最近、食事が全く食べれません。前までは沢山食べて食事することが幸せだったのに今では全然幸せではありません。
家や一人ならたべれるのですが、みんなと一緒にだと食べれません。考えるだけでも吐き気がします。会食障害だと思うのですがどうしたら楽になるでしょうか…
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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ヌーハラみたいなもの
人と食べているときに、何か食べること以外のことを考えるのでしょう。本当はあなたが食べているだけなのに、人の様子を見て思いを巡らす癖がついてしまったのでしょう。
拒絶しようとすると余計に気になるもの。
先日”ヌードルハラスメント”という言葉を聞きました。”ヌーハラ”と言うそうです。蕎麦をすする音を海外の人には不快に感じる。それが、ハラスメントだと言うのです。勝手に鼻をかむ音だとか豚が餌を食べる音だとか、そんなことを想像して、美味しく蕎麦を食べている相手を攻撃するわけです。日本人の多くはそれを気にしないでいられるわけです。なんの問題もなく美味しく食べられる。
そうした音は、
全て受け手次第。それなのにすする音が悪いと決めつけ、相手を変えようとする、そうした心の動きがあると人は苦しみます。
人がくちゃくちゃ音を立てようと、「ズルズル」とすすろうと、そんなことはどうでもいい^_^
トイレの音だとかなんだとか想像して本当に食べることをしていないから、味もわからない。心ここに在らずで食べることになる。目の前の食べ物の味をしっかり感じ、他のことは一切いらないわけです。体全部で味わうくらいにそれに没頭したら周りなんか気にならないです。音が耳に入ろうと、ただの音です。
いちいち聞こえてきたものを取り上げ、イライラすることの方をさらに問題としていたら、本来の気づきができなくなります。自分の耳の働きから真実を見抜くことができなくなります。真実は耳の働きを知ることでよくわかります。つまり耳はイライラもせず拒絶もしません。そのまんまを素直に、着色ゼロでうけいれます。
こねくり回す癖をなくすために、それ以前のようす。ありのままを受け入れている様子のままでいること。本当に取り扱わないことでしょう。