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マイナスの気持ちの吐き出し方

回答数回答 1
有り難し有り難し 13

こんにちは。
私はもう病気がひどいのでマイナス思考が止まりません。
これでも薬で楽になった方です。
死にたい(生きにくい)気持ちがひどくて一日中起き上がれない日が続いていた時期もあります。

自分の気持ち、人格を否定された生き方を強要されて育ったため、自分の気持ちを出すことが悪いことに思えて育ちその限度を超えるとなにも考えられない自分になり、さらにそれを超えると心のなかに積もった感情は怒りになって出てしまっていました。

怒りはいろんな感情が積もって怒りになるそうです。

カウンセリングの先生に教えてもらって読んだ本にそう書いてありました。

自分の気持ちがわからなくなるほど閉じ込めてしまうのはかなり危ないようです。

数年前まではピリピリして止まりませんでした。
けしてそうしたかった訳ではなく止められませんでした。

今は夫と別居してピリピリはしませんが気持ちの落ち込みを自分で止められません。

お陰でやらなければならないことが頭をめぐっていてもしんどくて動けなくなります。

そしてどんどん嫌になるほど自己嫌悪に陥ります。

カウンセリングの先生はよく聞いてくださるしいい先生です。お陰でずいぶん楽になっていると思います。

しかし、ゆっくりでいいんだ、と自分に言い聞かせようとしても焦るばかりです。

少しでも上向きになれるいい方法はあるでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

叫ぶ!

ららさんこんばんは。
以前のご質問にご返信をいただいてから、どうなさっているかなあ?と気にかけておりました。
それほど調子もよくないようですが、「少しでも上向きになりたい」と願いを持っているご様子に、らら様のひたむきさを感じます。
しかし、どうぞご無理なさらずに。

さて、起き上がれない、動けない日もあるとのことですが、状況が許すならば週に何度か「起き上がらない」「動かない」日を作ってはいかがでしょうか?

「よーし今日は一日寝てるぞ!」と決めて、そうできたら自分をほめてあげる。「思い通りに寝ていられたぞ、これでよし」と。
んで、気がついたらいてもたってもいられなく起き上がって何かをしていたら「あれ?なんだ動けているじゃない」とこれまた自分を褒める。

私の思いを超えて、動き・はたらく身体を褒める。

それなら身体から出てくる思いも褒めたっていいのでは?

死にたい気持ちも、生きにくい気持ちも、今生かされているという大きな営みの中から、いのちの叫びとして生まれているのではないでしょうか?

らら様が生まれたように、らら様の気持ちもまた生まれている。「生まれた」というかけがえのない奇跡的な事実は尊いもの。
どんな気持ちもそれに変わりないでしょう。

気持ちを出すことが苦手なら、定期的に出してみるのもいいのかも。

トイレの便器に叫ぶとか!クッションやまくらを口にあてて叫ぶとか。これを叫ぼうと決めずに「あー」とか「いやあ」とか「くそ~」とか叫んでいるうちに思ってもみなかった自分の気持ちが言葉となって出てくるかもしれません。

私は一人カラオケが近くにあったら一度心行くまで歌ってみたいなと思うのですが、田舎で近くにないんですよね~…。

ではでは、カウンセリングの先生のお話をよく聞いて、hasunohaでも気持ちを吐き出して、らら様がそのままのらら様のいのちを喜ぶことができますよう念じております。

年の瀬も迫って参りました、お寒いですが御身体お気をつけて。

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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

吉武文法様

ご回答ありがとうございます。
前の回答から気にかけてもらえていたのが本当にありがたいです。

そうですね、叫ぶっていい方法ですね。
今度、除夜の鐘に合わせて叫んでみます。

カラオケも久しく歌ってないんですが、年明けにでも行ってみます。

何よりhasunohaには優しいお坊さんがたくさんいるのでお陰で縮こまっていた心と体がちょっと安心してのびました。

どうぞよい年をお迎えください。

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