マイナスのことばかり考えて辛いです
見てくださりありがとうございます。
自分ではどうにもできないことに関してネガティブなことばかり考えてしまい辛い気持ちになることが増えたので、相談させていただきました。
最後の試験に受かれば4月から社会人になります。私は実家から離れた県の大学に通っており、その県での就職が決まりました。
新生活を心待ちにする一方で、特に家族に対して申し訳なく思う考えが止まりません。両親が離婚しており母と祖父母に育ててもらったのですが、母は数年前に大病を患い、家庭も円満とは言えません。そのような状況で、健康なご両親が揃っているご家庭と同じように他県での就職を認めてもらえたことに対して、また家族に心配をかけたり寂しい思いをさせたりすることに対して、罪悪感を持っています。何も考えず他県の大学に進学を決めた高校生の自分を責めることもあります。最近では、自分が不慮の事故や病気で死んでしまったら家族はどんなに悲しむだろうという想像をして眠れない日もありますし、近々控えている友人との旅行もトラブルを恐れて心から楽しみとは思えません。
自身でどうにかできないものも多く悩んでも仕方ないのはわかっています。
それでも暇な時間や寝る前の時間にネガティブな考えが浮かんでくるのを止められません。毎日辛いです。ここから脱却できる考え方や方法があれば、教えていただきたいです。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
親になるとね、いつかやってくる子どもの自立を覚悟していますよ
それが、大人になり自立していくということなんだよ。
物理的な距離があっても、家族を想う気持ちは、何も変わらないでしょ。親の近くにいてやることだけが、幸せではないんだよ。あなたの生き方を応援するのも、親の幸せなのよ。
成長には、喜びと寂しさが交じり合っているのです。
赤ちゃんが園に行くようになり、毎朝行ってらっしゃいをする度に、成長を喜ぶとともに子どもと離れる時間を寂しく感じる。門で離れたときには、その手を離すのに涙が出たりね。喜びなのにグリーフ(喪失による悲嘆)も起きるのです。グリーフは人生のいろんな場面で起きます。学校の卒業式、友達や先生、学生生活の別れに悲しくなりませんでしたか。大学で他県に行った時も、そして今も。またこの先、結婚をして嫁げば、家族が増えるはずなのに、よその家の人間になってしまうようで寂しくもあるでしょう。あなたが、母親になれば、子どもの成長に、私の手を離れていくと寂しくもあり。そうして人は、生きていく中で人と繋がり、別れも経験する。
ですが、そのたびに、周りの支えや繋がりを通して、乗り越えて歩いてきたのですし、これからも歩いていけるのです。
いつまでも離れず、永遠に留まることは出来ません。親を安心させることは、親のそばにいることではなく、あなたがしっかり周りの支えや力に手を伸ばしながら歩いていくことなのです。この子なら、何があっても乗り越えていけると、親を安心させてあげましょう。
あなたが選んだ大学だったのです。あなたが働きたい場所なのです。便りを送ればいいのよ。里帰りをしたり、電話やメール、プレゼントを送ったりね。また家に帰ったときは、手料理を作ったりしてあげたらどうかしら。
親になるとね、いつかやってくる子どもの自立を、覚悟していますよ。嬉しくて寂しい、それも親になれたから味わえる経験。きっと、あなたに感謝なさっているわ。親は親で、頼れる繋がりを持っていけばいいのです。みんな、そうやって、社会の中で生きていくのですもの。
あなたも、親離れして、職場の環境や人間関係にも慣れていかなきゃね。応援していますよ。
信頼して繋がりあっていること
なな 様 相談ありがとうございます。
お母様もご祖父母様もあなたも、お互い信頼して繋がりあっていることを心で確かに感じるようになれば、離れていてもネガティブ感情に覆われずに済むように思います。
それには、まずご自分で、自分の今の気持ちがどんな状態なのかをしっかりと気づくことが大切です。
例えば罪悪感を懐いたとして、その罪悪感は幼い頃からこれまでの成長の中でどうして得てきたものなのか、身体の感覚はどうなのか、責める声はどんな声?などで罪悪感に向き合うのです。
そしてその罪悪感を持ったご自身に、優しく温かく応援するようなメッセージを送るとしたらどんな言葉が良いでしょうか?
そしてその言葉をしっかりと心に受け入れるためにどのような行動をおこしていけばいいのか?
をゆったりとゆっくりとした安心安全を感じ、落ち着いた環境で考え気づいていくことが、ネガティブ感情の脱却とご自身の心の成長になっていくと思います。
お母様やご祖父母を思うあなたは、大切な人を大切な人として優しく思いやりを向けられる人です。今度はあなたの中にある優しさや思いやりを育てて、自分に向けてみませんか?きっと、役に立ち、信頼で繋がっていることが確信できるでしょう。私はそう思います。参考にしてください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。
自分にかけられる言葉は、あなたの傍に最も信頼できる人、優しい人がそばに居たら、あなたのその辛い思いにどんな言葉をかけて、心を落ち着かせ、あなたに安心を感じてくれるようにしてれるでしょうか?をイメージしてみましょう。
思いやりを向けられて優しく励まされている自分を想像してみてください。
そしてその思いやりや優しさを自分の中に受け入れるようにしてみてください。
繰り返しイメージすれば、段々と辛い気持ちが治まってきますので試してみてください。難しければお手伝いさせていただきます。この度のご縁に感謝申し上げます。再礼
あなたを心より応援しています
拝読させて頂きました。
卒業を間近に控えてあなたは家族に対してともて申し訳なく思っているのですね。どうしても自分のことをマイナスに考えてしまって悩んでしまうのですね。詳細なあなたのことやご家族のことはわからないですけれどもあなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
ご両親が離婚なさりお母様や祖父母様に育てて頂いてそしてお母様が大病を患われている中、あなたは実家から離れた大学に通いご家族にも心配をかけてきたとあなたは思って自分のことを責めてしまっているのですね。あなたがそう思い罪悪感を抱いてしまうお気持ちもわかる様に感じます。詳細なご家族の方々の状態はわからないですが、あなたはご家族に心配をかけてしまったと思っているのですからね。あなたがそう感じざるを得ないのもとてもわかる様に思います。
とはいえあなたはあなたなりにあなたの人生を未来に向き合って頑張っていらしたのではないかと思います。大学で一生懸命に勉強に励まれ卒業までこぎつけていらしたのですし、就職先も決まりこれから社会人として生きる選択をあなた自身していらしたのですからね。それはとてもすごいことだと私は思います。
今もあなたはしっかりと生きておられるのです、あなたはとても大切な人ですし、これからも多くの方々と関わりながら支えられながら生きていくことができるのです。どうか自分に自信を持って下さい。
あなたのこれからの人生を楽しんで下さいね、そして様々な出会いや経験を積んで成長なさっていって下さいね。きっと成長していくあなたの姿をご家族の皆さんは喜んで下さるでしょうし、かげひなたと見守り支えて下さいますからね。
あなたがこれからの未来にしっかりとお向き合いなさり、多くの方々と出会い沢山の経験を積まれて行かれ、健やかにご成長なさっていかれます様に、ご家族の皆さんをはじめ多くの方々と一緒に毎日を心豊かに楽しく幸せに生き抜いていかれます様に切に祈っています。どうかこれからがんばって下さいね!あなたを心より応援させ頂きます。
またあなたのお気持ちお聞かせくださいね、あなたを心よりお待ちしております。至心合掌
質問者からのお礼
中田 三恵様
ありがたいお言葉をありがとうございます。私自身、寂しさは自立のためには避けて通れないものだと自分に言い聞かせていましたが、心がついてきませんでした。ですが、中田様からいただいたお言葉で腑に落ちたような気がいたします。働き始めても家族にはこまめに便りを出そうと思います。
Kousyo Kuuyo Azuma様
ありがたいお言葉をありがとうございます。私が抱える思いに共感してくださり、孤独感が薄れました。ここまで進んでこれたことに自信を持って、最後の試験も乗り越えたいと思います。
釋 孝修様
ありがたいお言葉をありがとうございます。私の罪悪感は、家族の大変そうな様子を見たり聞いたり、自身で家事を行うことで家族にかけた負担を実感したりしたことから生じたように思います。母からも、普通の家庭と違うことを自覚して感謝するようによく言われていました。自分にかけられる言葉はまだ思いつきませんが、これから少しずつ考えていきます。