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家族の事を嫌ってはいけませんか

回答数回答 2
有り難し有り難し 15

以前、相談した際にありがたいアドバイスを頂きました。
そのおかげで家族の元から少し離れており、毎日穏やかに、そして幸せだな、と思えていました。

しかし、諸事情で再び家族と一緒に過ごすことになりました。
やはり前の状況と変わりありません。

例えば 洗濯の際、私が洗濯物を洗濯機に入れると「なんでいれんの?」と言われます。(ほかの家族は普通に入れて洗濯しています。)
食事も同じです。「なんで食べんの?」と。
服にも文句を言われます。「なんでその服着てんの?」と。
毎日毎日母と祖母両方に言われます。
この繰り返しです。

掃除、洗濯、など家事を手伝っても同じ状況で、「なんであんたは何もやらないの?」と言われました。

もう嫌です。
出来るならば離れたいのですが 行く場所がありません。

どうしたらいいのでしょうか。

長々と読んで頂きありがとうございました。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

はい、全然OKです!ただし、やりかえすのはNGです!

しゃーないですよ、だって人間だもの。嫌いな人やものがあって当たり前です。あなたの場合、それがたまたま家族だっただけ。

好き嫌いは、悪いことじゃないです。だから罪悪感も必要ないです。

いつか必ず、ご家族の仕打ちを、赦せるときがやってきます。だから、それまで安心して、怒り、悲しみ、嘆いて下さい。

でも、ひとつだけ心に留めておいて欲しいことがあります。

負のエネルギーを、抱え込んで不機嫌になったり、そのまま周囲にぶつけるのは、控えましょう。

できる限りそれを「自分をもっと良い方向へ向かわせるためのエネルギー」へと転じてください。

心が潤うことへエネルギーを注ぎ、そこから、ちいさな幸せを感じてください。

幸せを感じて、心から笑ってください。相手を赦せるのは、それからです。

さて、私事ですが…

十代のころ、つらいことがあると勉強したり、本を読んだり、好きな音楽を聞いたり、練習してみたりして発散していました。

すくなくともそれに夢中になっている間は、つらいことも忘れ、とても幸せでした。

やがて、それによって培われたエネルギー(知識や技術、心の成長)が、つらい環境から抜け出す糧となってくれました。

すると、前よりも幸せになりました。自分には好きな場所へ行ける力がある、とわかったからです。

また、その過程で、だれかに受けたひどい仕打ちも、上手く対処できなかった未熟な自分も、少しずつ受け入れられるようになりました。

すると、もっと幸せになりました。いつどこにいても幸せになれる方法がある、とわかったからです。

今でも、つらいことがあると、ひとりになって坐禅したりお経を唱えたりしています。
お掃除をしたり、ごはんをつくったり、散歩したり。いのちのお世話をさせてもらうときもあります。

幸せというか…救われるってこういうことだな、と感じます。

また、「だれかを少しばかり笑顔にしてみようかな」とも、考えるようになりました。
そして、その「だれか」の中には、イヤでしょうがなかった相手も少しづつ、含められるようになりました。

十代の自分には、考えられなかったことです。

もっと幸せになろうと思います。
幸せになればなるほど、たくさん相手を赦して、自分も赦されることができるからです。

「災い転じて福と為す」

よろしければ、参考にしてみて下さいね。

合掌

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方言じゃないの?

こんにちは。色んなことに家族からダメ出しをされるのは、なかなか辛いですね。
もうね、毎日なのであれば、彼女たちもそれが口癖になっているんでしょ?まるで「…だべさ」みたいな方言じゃないの?意味なしだけどくっついているという。スルーできないかな、それ。
だって、答えようとすればできる質問でしょう?「汚れたから」「お腹減ったから」って。軽い嫌がらせですよね。で、不思議なのは「用意しているのに"なんで食べんの?"って聞く」ことです。食べさせたくないなら、そもそも準備しなければいいのにね。
で、糸口として考えられるのは、貴女の妹さん。「なんで私のこと、あんなに邪険にするのかしら?何か思いつく?」って聞いてみることはできませんか?色んな愚痴が妹さんに入っていることは考えられませんか?
で、質問の「家族を嫌っては…」は、ご家族からすでに嫌われてるっぽいのですから、「それはイカンよ」と言いたいところですが、貴女の方からも嫌いになってしまいたい、と言うのは分かります。
恨みに恨みで返しても、解決にはなりません。しかし前回・今回の質問を読む限り、当面は離れる、というのが良いのではないかと思います。根本的な解決は、彼女たちの真意を知り、それに対して貴女が何らかの答えを出すことだとは思いますけれど。
ということで、まずは妹さんにアタック。「私から見ても、酷いと思うよ」という答えが返ってくる可能性はありませんか?

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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