hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

2年前の選択が正しかったのか未だに悩んでいます。

回答数回答 2
有り難し有り難し 45

2年前、当時2歳の姪を妹から引き離しました。

旦那と別居中だった妹はいつも不安定で、ご飯はいつもコンビニ、自分は風俗で働き子供は託児所へ預け、子供といるときはほぼ無視という状態でした。
部屋はぐちゃぐちゃで、いつもアルコールを飲んでいました。

私は、当時20代。彼と同棲し、自分の仕事をしながら、ほぼ毎日妹と姪の様子を見に家へ通い、時には預かり、時には送り迎えをし、できる限りのことはやっていたつもりでした。

ある日、1週間程会えなかった日があり、妹の部屋へ行くと、部屋は足の踏み場のないほどぐちゃぐちゃ、姪はおむつを替えてもらえず、自分で脱いだおむつが床に転がり、うんちやおしっこは廊下にされ、姪は下半身丸出し、足にはうんちがこびりついている状態でした。

その瞬間、もう任せてはおけない、自分ももうこれ以上面倒は見れないと思い、泣く妹を置き去りにし、姪を抱えて自分の車で実家へと連れて行きました。

妹のことを見て見ぬふりをしていた母と父に現状を伝え、姪を育てるとまでは言わずとも、せめて預かってもらえないかとお願いをし、その日から姪は実家で暮らすこととなりました。

2年後のの今も、姪は実家で暮らしています。
妹とは、2か月に1度程度、会っているようです。

妹の話では、姪は妹と離れるときに、「なんで私はおかあさんと一緒にいれないの。みんなお母さんがいるよ。」と泣くそうです。
そして、実家の母の躾が厳しく、よく泣いて電話がかかってくるそうです。
妹はその話を、笑って、します。

私は、今は実家と訳あって絶縁しています。
私にとって、母も父も、「いい親」ではありませんでした。
それでも、姪は妹といるよりはマシであろうと思い、実家に預けました。
でも、その話を聞くと、今でも悩みます。
どちらの選択が正しかったのか。
施設に入れた方がよかったのか。
私が無理をしてでも引き取るべきだったのか。
当時の私は、20代。今の旦那との生活を選んでしまいました。

姪はどうすれば一番幸せになれたのか、分からないのです。

実家の両親は、私が家を継ぐことを拒否した分、姪を跡取りとして育てていくつもりのようです。それでスパルタ教育をしているようです。
私が嫌で逃れたことを、姪に押し付けることになるのか?

考えても考えても答えがでません。
どう考えていけばいいのか、教えてください。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは彼女を守ったのよ。あの時の判断は間違っていない。

悩むところですよね。。。
妹さんも 精神的に不安定の状態ですが、子どもさんへの態度は ネグレクト(育児放棄 . 育児怠慢)虐待です。まず するべきは、親から離すこと。あなたの判断は、間違っていないと思いますよ◎
それでも子どもは、ママ ママって言いますし、母親の存在は絶対。だから、余計に泣けてきちゃうよね。ちゃんと育ててあげてよ って。

ご両親にも想いはあると思います。大事な孫なんだから。娘(母親)のようにならないよう、特に厳しく育てていらっしゃるのでしょう。

妹さんは、落ち着かれましたか?
別居のこともあり、子育てより、自分の心が壊れていたのでしょう。妹さんもまた、傷ついていたのね。。。まずは自分の心が安定しないとね。

どちらにせよ、心配よね。
でもね、あの時、あなたの判断がなければ、姪っ子さんは、病気になっていたかもしれない、死んでいたかもしれない。あなたは、彼女の命を守ったのよ。

妹さんも、姪っ子さんも、ご両親も、そして あなたも、家族だけれど、それぞれが違う人間。みんなが理想的に生きることは、やっぱり難しい。だから、悩んでいるんだよね。辛いよね。。。

遠く離れていても、これからも 姪っ子さんの成長を見守ってあげてね。あなたは、ひとりぼっちじゃないよ、大事な存在よ と、伝わったらいいですよね(*´꒳`*)
あなたの判断は、間違っていない。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

あなたは正しい判断なさいました

拝読させて頂きました。私も中田 師のおっしゃる通りあなたのご判断は正しい方法であったと思います。
あなたの迅速な対応によって姪っ子さんの生命の危機は回避されたのです。
家族関係で様々な諍いやトラブルがあるでしょうが、あなたにはあなたの人生もありますから家族の中でもやむを得ない行き違いもあるでしょう。

時間はかかるかもしれませんが、お互い大切な家族であることを心の底にいつも思いながら姪っ子さんをお見守りなさり、あなたの人生をしっかりと歩んでくださいね。

いつの日にか皆さんがお互いを尊重なさりながら仲良く相和して頂きます様にと切にお祈り申し上げます。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ