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父の供養と自分の社会生活のバランス

回答数回答 1
有り難し有り難し 12

お世話になっております。
すみれと申します。

つい先日、父が亡くなりました。
8日前から母に、「もう長くないから、今のうちに顔をみせてあげてほしい」と乞われ、父のいる地元に帰っていました。
結局、4日前に逝き、お葬式を済ませました。

しかしながら、繁忙期なせいなのか、田舎の冠婚葬祭が大がかりなせいなのか、職場への迷惑と、父をしっかりしのび、供養したい気持ちとの折り合いが上手くつきませんでした。

上司からは8日も休んだことを咎められましたし、私自身、父と最後に握手したときも、葬儀の際も、本当ならその日までにこなさなければならない仕事のことで頭がいっぱいでした。

今は後悔しています。
でも、どうしたらよかったのか、今もわかりません。
何を選べば自分が後悔しなかったのかもわかりません。

正直、「何でこんな時期に死んだの」とまで思います。

悼みたい気持ちは勿論あります。
でも、今後自分が食べていく手段も大事です。

『亡くなった(もうすぐ亡くなる)人への供養で、一番重要視しなくてはならないことはなんでしょうか。』

まだ考えたくはありませんが、今後大切な人が亡くなったときは、それだけは絶対外さないようにして、後悔しない行動をしたいのです。
少なくとも、じわじわ仕事しなきゃと追い詰められて、目の前のもうすぐ会えなくなる人のことだけをみられないことになってしまうのは嫌です。

長文乱文、申し訳ありません。
質問としては、『』で囲った部分です。
お忙しいところ、申し訳ありませんでした。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お辛かったですね、お疲れ様

すみれさんお疲れ様でした、お父様のことはご愁傷様です、そして仕事との板挟みでありお辛かったですね。先ずはお父様のご冥福を祈らせていただきます。ご質問の「亡くなった(もうすぐ亡くなる)人への供養で、一番重要視しなくてはならないことはなんでしょうか」についてですが、私は遺族の皆様に話させていただいております事があります。それは「亡くなられた方の人生を、命を皆さんがそれぞれに皆さんなりに受け継いで欲しいです、そして皆さんが幸せになって欲しいです。それが亡くなられた方が何より望んでいることです」とお話しさせていただいてます。あなたが自分の事として死を迎えた時に何を望みますか?もう生きられません、やりたい事はたくさんあっても死を受け入れるしかないです、その時に何を思いますか?自分の人生がやってきたことが全て消え去ったらあなたはどう思いますか?自分が生きたことを残したいと思いませんか?自分を忘れないでとは願いませんか?
その時に家族が友達があなたとの思い出を確かにずっと心に刻んであなたのことを忘れないからね、あなたの幸せをこれからも祈り続けるからねと約束してくれたら嬉しくないですか?お葬式に大切なのはその想いだと思うのです。私はあなたのお父さんはあなたの仕事の事(生活のこと)も心配していてくれたはずです、だってあなたに幸せになって欲しいのですから。だから仕事と板挟みになっていたあなたの想いも申し訳ないと思っていてくれたはずです。そしてそれでも駆けつけ見送ってくれた、自分の人生を思い出と共に受け継いでくれたあなたに感謝して旅立たれたはずです。ですからあなたは悩む必要はありません、自分を褒めて労ってあげてください。お父さんは今もこれからもあなたを仏さまと一緒に見守っていてくれています。

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有り難し
おきもち

長くサラリーマンをしていて、16年前先代の跡を継ぎました。住職となって改め...
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質問者からのお礼

憲章さま

ご回答、本当にありがとうございました。
父に言ってもらったようで、なんとお返事
すれば思いをお伝えできるのかわからず、
遅くなってしまって、失礼いたしました。

本当に、父に「気にするな。受け継いでもらえ
て、期待どおりだった。満足だ。」と言ってもらえたようでした。

放任主義な父に甘えて、所謂「よい娘」
「孝行娘」ではなかったのだと、自分で
感じていました。
その自分勝手な後悔でいっぱいでした。

受け継ぐ、ということに関してはバッチリです笑
「孝行娘」だった自信はなくとも、父の信条だった、「故郷を振り返らず、自立して、世に
貢献して生きていけ」を実践している自信はあります!笑

仕事に、人生に、誇りを持てるよう育ててくれた父に感謝して、これからも生きていこうと思います。

本当に、ありがとうございました。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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回答数回答 1

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