ペットの死について
実家の愛猫が余命わずかです。
10日以上飲まず食わずで、あと数日だと獣医に言われています。
高齢猫の死因に多い腎不全を2015年に患い、
それが原因で失明し丸2年…懸命に生きてきました。
昨年末にステージ4の末期宣告を受けましたが、
推定余命からもう1ヶ月以上、2度ほど危険な状態になっても戻ってきてくれました。
ずっと闘病していましたが、いよいよ?という状態です。
飲まず食わずなうえにトイレも自力では難しくなってます。
20才11ヶ月という高齢なので老衰かもしれません。
ペットがほしい、という安易な気持ちで飼いました。
中1の春、小学校時代のいじめが原因で人間不信で、生きる希望も夢もない時に来てくれました。
大袈裟だと言われますが、今、私が生きているのは愛猫の存在があったからです。
それくらい私に幸せを与えてくれました。
人生の半分以上を一緒に過ごした愛猫。
私だけじゃなく母や弟も人間同等の家族だと思っています。
何が言いたいのか自分でもわからなくなってきましたが、
大切な猫がもうすぐ旅立つので質問させてください。
①葬式後の骨について
②私のことを恨んでないか?幸せだったか?
③動物は人間に生まれ変われるのか?
実家に月参りに来ていただいている住職(日蓮宗)は
「骨は絶対に家の敷地に置いてはいけない。仏壇に置くのも、庭に埋めるのも、人間のお墓に入れるのもダメ!」と言います。
何故いけないのか理由を知りたいのですが、ただダメだと言われます。
「うちに来るお坊さんは良いと言ってた」と友人に言われましたが宗派によって違うのでしょうか?
私を恨んでいないか?ですが、結婚を諦めていた私は「どこにも行かないからずっと一緒だよ」と愛猫によく言っていました。
毎晩一緒に寝ていましたが、4年前に結婚して隣県に嫁いで以来、月1回しか会えず…
それから1年ほどで腎不全になり失明したので罪悪感でいっぱいです。
末期と聞いてからは毎週会いに行っているのですが、喜んでくれているのかわかりません。
自分がほしいと言って飼い始めたのに中途半端で申し訳なくて。
生まれ変わりについては私の願望ですが、来世で私の子供として生まれる可能性ありますか?
不妊治療しても流産等でいまだ授からないのはそういう運命なのかもと思ってしまいます。
長文で読みづらいかもしれませんが、回答お願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
南無阿弥陀仏
ペットといえども家族ですからね、せまるその時を前にして何とも言葉では表現できないお気持ちなのではないでしょうか。しっかりと看取り、お見送りしましょう。
さて、ご質問についてですが
①葬式後の骨について
私個人のケースでは買っていた犬の遺体は田舎ですし土地もありますので敷地内に土葬しました。火葬はしていません。
法的根拠やその他注意点などは今時調べるとすぐに出てきますが例えば下記などを参考に
http://p-weave.net/blog/?p=13
後は個人や宗派の宗教観によるところとなります。迷信云々もあるでしょうが、私としては問題の大きなポンントはお墓だろうが敷地だろうが「埋葬は個人の問題に収まらない」というところだと思います。例えばですが、今の人たちがよくても何代か後の人たちが「自分たちに起こっている不幸はペットの埋葬のせいだ」と言い出しかねないということです。
今時は「ペットと一緒に入れるお墓」という売りの霊園などもあるようですが、個人の宗教観を大切にしつつも、やはり周りの方々の理解を得られる方法に落ち着くのがよいと感じます。
②私のことを恨んでないか?幸せだったか?
どうして愛する猫ちゃんを人を恨むような悪猫にしてしまうのでしょうか。失礼な物言いになりますが、それは猫の気持ちではなく、あなたの罪悪感を猫ちゃんに重ねているように感じます。腎不全や失明のタイミングもたまたまでしょう。愛する気持ちと、自分の想像のストーリーを混同しないようにしましょう。それは猫を思っているのか、猫を思う自分の気持ちをスッキリさせたいのか、人間の心はすぐに怪しくなってしまいます。しかしペットは純粋に私たちを愛してくれる存在ではないでしょうか。
③動物は人間に生まれ変われるのか?
わかりません。ある宗派ではペットの往生浄土について議論になったようですが、結局死後については私たちの知るところではありません。しかしわかるのは愛するペットの亡き後も私たちは彼らに出会い続けていけるということです。私たちの思い描くような生まれ変わりがなくとも、彼らは私たちに大切なことを教えてくれる仏様としてはたらいてくださるのだと思います。それが命のおわりに手を合わせるという事です。
私の思いに留めることなく、自由で平等な世界に解放されてほしい、そして私もそのような存在になりたいと願うことです。
ご縁は永遠です
拝読させて頂きました。本当に大切な家族であり大切な子ですよね。
今のひとときひと時を大切になさって頂き、そしてその子が天寿を全うされた時は心を込めてご供養なさってくださいね。
あなたのお心は必ずや仏様やその子に届きますからね。
ご質問①②については吉武 師とほぼ同意見ですね。最近はペットの霊園もございます。
ご家族の皆さんでご相談なさってその子を供養するのに望ましい方法にて埋葬して差し上げることでよいと思います。また最近ではお寺様がペット用墓地を建設する場合もございますのでお寺様に一度その様な計画がないかを確認してみることもいいと思います。
その子はきっとあなたや皆さんとその生きる道を共にできて本当に幸せだったと思っていらっしゃいます。そしてこれからもあなたとその子はずーっとご縁が続きます。ご安心なさってくださいね。
③については生まれ変わることはあると思います。その行いによってさまざまに生まれ変わると言われています。
またその子が仏様の元に生まれ変わることもできます。仏様にどうかその子が仏様に導かれて仏様の元に生まれ変わり心安らかになられるように心から仏様に願いお念仏おとなえなされば必ずや生まれ変わることができます。
私はその子が仏様の元に生まれて心から安心なさってあなたをこれからもお見守りなさってくださいます様にと心からお念仏おとなえさせて頂きますね。
南無阿弥陀仏
そしてあなたもその生命全うした時には必ず仏様のもとにてその子と再会なさり喜びを分かち合うことでしょう。それまではどうかお見守りなさって頂きます様にと心を込めてご供養なさってくださいね。
繰り返しとなりますがその子がその生命をまっとうなさってもあなたとのご縁はなくなりません。永遠に続くのです。どうかそのご縁を大切になさり毎日毎日を大切に生きてくださいね。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
お礼が遅くなり、大変申し訳ありません。
質問させていただいてから2日後(3/19)に愛猫が旅立ちました。
3連休中だったこともあり、最期は母、2人の弟、私と主人…
みんな揃って看取ることができ、あらためて家族思いな良い子だと思いました。
葬儀は家族で相談し、ペット葬儀社にて当日中に行いました。
(人間同様に家から出棺→火葬→お骨拾いまで)
また、出棺の際には月参り来てくれるお上人に経をあげていただきました。
持ち帰るつもりだった骨は結局、永代に土に戻す総骨納骨を選びました。
愛猫に心配させないためです。
家族みんながペットロスになることを心配していましたが、
納得いく葬儀ができたから?私自身は思ってた以上に前を向けています。
愛猫が来世で人間に生まれ変われるかはわかりませんが、
旅立つ直前の「今度はウチにおいで。俺とくまこの子に」という主人の言葉に救われています。
今でも寂しくて泣くことはありますが、少しずつ普段の生活に戻れたらと思ってます。
たぶん愛猫もそう望んでると思うので。
「いなくなって寂しい」→「長い間、家族の一員でいてくれてありがとう」が今の気持ちです。
人間だと100才超まで生命を全うした愛猫。
私も毎日を大切に生きます!!
回答いただけたお二人に感謝しています。
本当にありがとうございました。