両親を亡くしてから力が出ません回答受付中
この2年間で、両親を相次いで亡くしました
遠方に住んでいることもありますし、近年はコロナ禍であったことも手伝い、年老いた両親を放っておいた結果、日常生活がままならなくなり、母親が倒れました
そのタイミングで父親も老人介護施設に入所させ、結果2人から無理やり棲家を奪うことになりました
その後、母が亡くなり、父親もその1年後に亡くなりました
父の最後の半年間は私も仕事と子育てでへとへとだったこともあり、あまり会いにも行かず、寂しい思いをさせました
そして、父を一人で逝かせてしまいました
葬儀等も全て、実兄のお嫁さんが手配しその後の相続なども義理の姉が片付けてくれました
私は何もせず、親を看取ることもせず、幾ばくかの財産をもらいました
あまりの無責任さに、我ながら反吐が出そうです
二人の写真を見ることもできません
ただ、申し訳ないという気持ちと両親が深く傷ついたであろうと思うと、怖くて二人の顔を見るのが怖いです
この状態から抜け出したい、でも許されることではない気もするし、わたしは罰せられるべきなのではなど、自分でもそれは違うだろうという感情に振り回されてしまっています
いつか心が穏やかになる日は来るのでしょうか
人の期待に応えたい、笑わせたいという気持ちが異常に強い気がします その裏にあるのは、私を見て、私を好きになって、というあまりに利己的で稚拙な感情です
お坊さんからの回答 3件
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どんな繋がりの関係であっても、自分の立場でしか生きられない。
親という存在は、いつまでもそばに、そこにいてくれる。そんなふうに思っている、思いたい。
だからこそ、もう会うことも叶わないという死があると、堪らなく後悔が襲ってきますよね…。
何もできなくてごめんなさい。
もっと親孝行をするべきだった。
ここまで育ててもらったのに…。
寂しい。会いたい。また名前を呼んでもらいたい。
お父さん、お母さんって、甘えたい。
そんな想いで、涙が出てきますよね。
みんな、どんな繋がりの関係であっても、自分の立場でしか生きられないのですよね。
あなたには、あなたの、今ある環境も大切なものでしょう。親として、子育ても仕事も目の前にある大切なものです。
全ての大切なものから離れずに、気にかけて生きるなんて、不可能なのです。
決して、実家の両親を後回しにしていたわけじゃない。それ以上に取り組まなければならない目の前の生活があったのです。その環境で、あなただって精一杯に生きてきたのです。
私も思うのですよ。自分が何人もいたら、またどこでもドアがあれば、なんでもやりたいことが叶うのにって。でも、身は一つ。目の前の自分の立場を生きるしかないのです。
それは家族みんながそうなんじゃないかしら。ご両親も、あなたを責めた事はなかったでしょ。あなたが今そこで、頑張って生きている。それも親の願いだったはずです。遠い土地で、自立して生きる娘が、ご両親にとって誇りだったことでしょう。
お兄さんや、義姉さんも、ご両親にとれば、家族。みんなが、それぞれの立場で、両親を想いながら支えたのです。
ありがとうって。
そう伝え合うことで、十分ではありませんか。
ご両親の最期だけを見ると、寂しかっただろうと感じるかもしれませんが、ご両親は決して不幸だったわけじゃない。こうして家族に恵まれて、幸せを感じておられたことでしょう。
仏様に救われていく命は、安心の浄土から、あなたに縁を結んでくださる。仏様との縁。多くの恩。ご両親からいただいたものは、あなたの中にちゃんと継がれているのではありませんか。これからもあなたの心の支えになってくださることでしょう。
あなたの命は、ご両親から賜ったもの。
自分を責めるよりも、いろんなことに感謝できる。あなたでいてくださいね。
親死ぬ子死ぬ孫死ぬ
一休さんが、何かめでたい言葉を書いてくれと人から頼まれたときに、
「親死ぬ 子死ぬ 孫死ぬ」と書いたそうです。
つまり、年齢順に寿命で死んでいくことが実は幸せなことであるという意味です。
あなたは、親に申し訳ないとか兄姉に申し訳ないとか、過去にばかりとらわれず、上の世代から受けた「恩」(罪ではない)を、明るい気持ちで未来の子供達のために引き継いでお返ししていけば良いのです。
過去は過ぎ去りもうない。
身体の細胞は新陳代謝で入れ替わり、心は瞬間瞬間に浮かんで消えて変化している。
だから、瞬間ごとに新しい自分に生まれ変わっているのです。
過去は前世みたいなもの。
前世の失敗を悔やんで現世を落ち込んで過ごすのではなく、前世の教訓を活かして今・ここを明るく平安に生きましょう。
できることをできる範囲ですれば合格人生です。
亡きご両親への想いを抱くあなたへ。自分を責めないでください。
はじめまして。僧侶の釋聴法と申します。
この2年間でご両親を亡くされ、今、深い悲しみと後悔の念に苛まれていること、心よりお察し申し上げます。
40代で仕事と子育てに忙殺される中、ご両親になかなか会えず、お葬儀などを全てお兄様に任せてしまったという「罪悪感」は、あなたがご両親を心から大切に思っていた証拠です。この辛い感情は、決して悪いものではなく、ご両親への深い愛情の裏返しに他なりません。
真宗では、阿弥陀様は、私たちがどのような状態であっても、その「そのまま」を丸ごと救いとるという強い願い「本願」をかけてくださっていると説かれます。あなた様の「会えなかった後悔」も、「任せきりにした罪悪感」も、すべて阿弥陀様の大いなる慈悲の光の中にあります。
ご両親は、あなたの忙しい毎日を誰よりも理解し、そして何よりもあなたの幸せを願っていたはずです。今からご両親の前に座り、「ごめんなさい」ではなく、「お父さん、お母さん、ありがとう」と、手を合わせる時間を大切にしてください。
ご自身を責めるのは止めましょう。後悔ではなく、これからのあなたの人生を、ご両親への感謝の心で力強く生きていくことこそが、最も尊い供養となるでしょう。阿弥陀様はいつでも、そのご両親の願いと共にご一緒です。
拝
縁起寺 釋聴法



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
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