末期癌の母に何が出来るでしょうか?
初めて質問させていただきます、Miyaと申します。
昨年の夏、母が乳がんと診断され3月の頭まで抗がん剤治療を行ってきました。漸く手術を行える事となり、家族で喜んだ矢先…脳への転移が見つかり手術は中止。入院し、放射線治療に切り替える事となりました。
それまで、確りと会話をし一人で何でも出来ていた母が放射線治療を始めた3日目の朝…一気に意識レベルが落ち会話は勿論、一人で行動する事が出来なくなりました。
前日の夜まで普通に過ごして、また明日来るね!と話していただけに、私も父も動揺が隠せません…
意識レベルが低下して既に2週間、一時は私達が話しかけた事に相槌を打つ事で意思表示をしてくれるまでに回復していた時期もありますが…徐々に反応は鈍く、痩せこけてきました。先生の話では、現在癌の進行を抑える治療も行っていない為徐々に悪くなっていくのは致し方ない…と言われています。余命は言われていませんが、何時どうなっても可笑しくないとの事です。
現在、父と2人(姉弟は遠方に住んでいる為)交代で24時間誰かが傍にいる状態です。
私は家族の事…特に母の事は大好きでしたが家事の手伝いもろくにせず我が侭ばかりでした。今になって、何故もっと親孝行してこなかったのか…何故もっと一緒に台所に立たなかったのか、後悔ばかりが圧し掛かってきます。
ですが、後悔は重く圧し掛かってくるのに、職場と病院を行き来する毎日に正直ストレスを感じ…会話が出来ず、いう事を聞いてくれない母へつい声を荒げてしまう事も出てきました。1番辛いのは母だと頭では分っています、1番悲しいのは父だと分っています、今父を支えられるのは私だけだとも分っています…ですが、今まで両親に頼りきりで一人では何も出来なかった私に、今更何が出来るでしょうか?
母は今まで家族の事は勿論、自分の兄と母(祖母)の介護などを一人で行ってきた凄い人です。癌も確り治して、姉弟の所に遊びに行く・定年を迎える父と沢山旅行に行くとずっと前向きに戦ってきた人です。
母の死は、日に日に迫っています…。
今までと変わらずその日有った事を聞いて貰い、頑張れと声を掛け、治ってからの話をして、何か出来たら褒める…これは心掛けています。
私に今から出来る親孝行はあるでしょうか?それは、母に伝わるでしょうか…
乱文で要領を得ない質問ですが、どうかお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
笑顔による親孝行
2年程前に膵臓癌にて母親を亡くしました。突然ことで家族一同狼狽し、思い悩む日々を過ごしました。Miyaさんのご質問を拝見し、少しでもお役に立てればと思いコメントいたします。
闘病生活中を振り返りますと、自身に何かできることはないのかと考えることが多く、そして何もできない自分自身の無力さを痛感しておりました。状況が悪くなる中で、何故もっと早く気がついてあげれなかったのか等、後ろ向きなことばかりを考えておりました。
そのような中、とても励まされた言葉がございます。それが日蓮聖人のお言葉です。
「親によき物を与えんと思ひつ せめてする事なくば 一日に二三度笑みて向へと也」
意訳すれば「親に何かしてあげようと思って何もできないのならば、一日に二三度笑顔で接してあげなさい。それ以上の親孝行はないよ」となります。
闘病生活は決して楽なものではなく、母親は抗がん剤等で苦しい日々を過ごしておりました。そのような状況にも関わらず、病室にいけば母親がこの上ない笑顔で笑ってくれました。そして、上記の言葉の本当の意味を実感いたしました。
Miyaさんの笑顔がお母さんにとっての何よりもの薬となるはずです。笑顔で接してあげること、それにまさる薬はないと思います。
このコメントで十分!
あなたの優しい気持ちが痛いほど伝わってきます。あなたの気持はキットお母様に届いていると思います。今はただ静かに「その時」まで寄り添ってあげて下さい。もう十分尽くしているように思います。これ以上頑張らなくってもいいですよ。
もう一つ、お父様を支えてあげて下さい。お父様の❝健康❞を気遣ってあげることです。もちろんあなたも❝健康❞に気を付けて下さい。
お母さんは「死んで」いくのではありません。介護してあげたお兄さんとお母さん(お祖母さん)に会いに往くのです。あの世(極楽浄土)でキット会えますからね・・・。安心して「送って」あげて下さい。今はそう願うしかありません。
大丈夫です
拝読させて頂きました。大丈夫です。あなたのお気持ちは必ずや伝わっています。病によって止むを得ずつらい思いをなさっておられるでしょうが、あなたの心は以心伝心で間違いなく伝わって参ります。
どうか安心してください。
そしてあなたもお父様もしっかりと休んでください!
あなたのことお父様のことも大切です。
しっかりと心も身体も休めてください。自分は大切です。
お母様も大切ですが、自分はもっと大切なんです。
しっかりと休んでからお母様をサポートなさってください。
そして心を込めてお母様を仏様のもとへ送り出してください。
お母様が必ずや仏様のお導きをお受けなさり心から安らかになられます様にとお念仏おとなえさせて頂きます。
南無阿弥陀仏
大丈夫です。必ずやお母様は仏様に導かれて参ります。
あなたもどうか心も健やかになさってくださいね!
質問者からのお礼
御礼が遅くなり申し訳ありません。
優しいお言葉の数々に心が軽くなり、また母の前で笑顔で入れるようになりました。質問させて頂いた後も些細な母の反応に一喜一憂し、ずっと奇跡を信じて付き添っておりました。しかし、4月5日に母は亡くなり…あっと言う間に初七日まで終わってしまいました。
付き添っていた期間は辛いと感じる事も多かったですが、今では付き添えて良かったと思っています。私達兄弟の中でも近くに居るからこその辛さ、地方に住み寄り添えない事の辛さが有りましたが…最後の瞬間に立ち会う事の出来た私は幸せ者なのだと思います。温かな母に触れていられた私は幸せなのだと思います。
悲しみが癒える事は無いかもしれませんが、今度は父を支え兄弟の帰る家を母の替わりに確りと守ろうと思います。時々、遺影が悲しげに見えるので…きっと私達が心配でならないのだと思います!早く安心して貰えるように頑張ります。
この度は、本当に有難うございました。