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天台宗

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有り難し有り難し 6

特別信仰心が強い訳ではありませんが、お墓は天台宗のお寺にあります。

人が亡くなったら1周忌迄はどのような道のりを歩んでいくのでしょうか?

49日迄は家に居るときいたことがあるのですが、実際天台宗だと亡くなり通夜、葬儀その後をどうゆう経過を辿るとされているのか教えてください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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供養

ぷよぷよ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

あまり詳しくはありませんので、また直接に天台宗の方からご回答があるかとは存じますが・・

現在の天台宗では、亡くなられた方のお葬儀において、基本的には阿弥陀如来様の極楽浄土への往生・導引が扱われることとなります。

亡くなられた方は、お葬儀後、ご仏縁、ご法縁に従って、極楽浄土にて、阿弥陀如来様の教化を受けられることにより、悟りを目指されることになるのではないだろうかと思われます。

では、いつに極楽浄土に到達して阿弥陀如来様の下で修行に励まれるのかにつきましては、お葬儀の引導後・荼毘後にすぐの場合もあれば、しばらく期間を有する場合もあるかもしれません。それは、亡くなられた者のご仏縁、ご法縁次第のところもあるのではないだろうかとは存じます。

私たちにおきましては、亡くなられた方が悟りへと至れるための、その少しなりのお手伝いとしての「追善供養」をお勤めすることが大切となります。

その供養も、僧侶に読経をして回向してもらうことと併せて、「供(とも)に(仏教を)養う」とありますように、しっかりと自らも仏縁、法縁を頂いて、仏教を学び修していくことが望まれるものとなります。

「追善」というのは、その仏教を学び修する中での「善い行いの功徳」というものを、追って亡くなられた方へと及ぼすということになりますが、できれば、亡くなられた方も含めて、全ての皆が悟りへと至れるためにとして調えて参りたいものでございます。

川口英俊 合掌

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質問者からのお礼

未だに亡くなったことを認められないで後悔ばかりですが、少しずつ前に進めたらと思います。ありがとうございました

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